問責組も復活 玉突き→たらい回しのオンパレード

(日刊ゲンダイ2011/1/18)

民主党の人事が続々明らかになっているが、その顔触れを見ると、菅―岡田ラインの「身内重用」「たらい回し」ばかり。あまりのお粗末さに呆れ返る。
藤井官房副長官に代わって「税と社会保障の抜本改革調査会」会長に就任するのは、官房長官を追われた仙谷由人(65)。
党役員では、大塚耕平厚労副大臣(51)の後任の広報委員長に、馬淵澄夫前国交相(50)が就くことになった。枝野官房長官が就いていた国民運動委員長には渡辺周選対委員長(49)が横滑り。中野寛成国家公安委員長(70)の入閣で空席となった両院議員総会長には、直嶋正行元経産相(65)が就く。
既に決定済みの幹事長代理は藤村修前厚労副大臣(61)になったし、選挙対策委員長はロートルの石井一副代表(76)が返り咲く。党人事でもこれまで以上の“脱小沢”の徹底ぶりだ。民主党には400人以上も国会議員がいるのに、他に人材はいないのか。




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