求心力急低下!岡田幹事長はいまに政治生命を失うゾ

(日刊ゲンダイ2011/1/22)

◆肝心の選挙はボロ負け必至…

バカな男だ。このままでは政治生命を失ってしまう可能性もある。小沢問題で突っ走っている民主党・岡田幹事長のことだ。
ええかっこしいで、コブシを振り上げたものの、政倫審への招致は実現せず、今度は「証人喚問も辞さず」と言い出したが、これも「全会一致」が原則だからハードルが高い。気がついたら何もできず、岡田の求心力は急低下だ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「『小沢カード』はもともと、野党が与党を追及するためのカードでしょう。それを逆手に取って自ら使うのならば、小沢氏を離党させるしかない。しかし、岡田幹事長には、小沢氏を離党させる覚悟も筋書きもなかった。やみくもに時間を浪費させているだけです。岡田氏は、与党の国会対策が分かっているのか疑問です」
ズルい菅首相や枝野官房長官は「岡田幹事長の努力を見守る」とか言って、小沢の国会招致の責任を岡田ひとりに押し付けようとしている。それに気づかないのだから、大バカだ。
それでなくても、岡田は選挙で負け続けている。2月6日投票の愛知のトリプル選挙も、敗色濃厚だから、袋叩きに遭いそうだ。
「岡田幹事長は、両院議員総会で、『全議員が一度は愛知入りして下さい』、会見でも『党として全力で取り組む』と断言した。だが、いずれの選挙も民主候補は完敗確実です。愛知県知事選は、民主候補は分裂選挙となった自民系2候補の後塵を拝し、3番手で負けるという情勢調査もある。名古屋市長選も、トリプルスコアで河村前市長が圧勝のムードです。岡田さんは、河村前市長への敵意ムキ出しで、『前回推薦した不明を恥じる』とまで言い放ち、党内のヒンシュクも買っている。惨めな負け方をすればタダでは済みません」(民主党議員)
“ポスト菅”狙いの岡田だが、今に、誰からも相手にされなくなる……。