枝野ピンチ!官房機密費公開訴訟で大阪地裁が“キーマン”の再出廷求める

(日刊ゲンダイ2011/1/22)

こっちのカネの方がよほど問題だろう。官房機密費の情報公開訴訟で、大阪地裁が、昨年8月に法廷での証言を拒否した現職官僚の再出廷を国に要請したことが分かった。
訴訟は、神戸学院大の上脇博之教授が07年に提訴。05~06年に支出された官房機密費の関係書類を不開示とした国の処分の取り消しを求めている。昨年8月の口頭弁論では、7人の官房長官を補佐してきた現職官僚の“キーマン”千代幹也・現内閣広報官が出廷したものの、「答えられない」と証言拒否。原告側が追加尋問を求めていた。
大阪地裁は「証人尋問自体は相当」と判断し、被告の国側に再出廷を要請したという。国が証人出廷を認めない場合、監督官庁に理由の説明を求めるとみられる。枝野幸男官房長官がどう「説明責任」を果たすのか見モノである。


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