民主、国会召集目前まで両院議員総会で内紛
(スポーツ報知2011年01月25日08時08分) http://p.tl/A8vA

 第177通常国会が24日、召集された。政府は「ねじれ国会」で2011年度予算案や関連法案の審議を進めなければならず、与野党攻防の激化は必至。しかし、この日午前に開かれた民主党両院議員総会では、岡田克也幹事長(57)VS小沢ガールズの筆頭格・森ゆうこ参院議員(54)の“公開生バトル”が相変わらず繰り広げられた。
 総会で、所属議員らからの質疑に答えていた岡田氏。13日の党大会で、与謝野馨氏の入閣に関する森氏の質問を受け付けなかったことを聞かれると、「その内容は大会での議決事項ではない」と一蹴した。対する森氏も、総会終盤に挙手し「明らかに党大会の運営は瑕疵(かし)がある」と指摘。また、21日に森氏らから岡田氏に提出された質問状について「質問があるなら『有志一同』ではなく、名前を書いて頂きたい」と岡田氏が迫ると、森氏は名前を書かなかった理由を「今回の役員人事、委員会人事のように、明らかな弾圧を受けますので」と説明した。岡田氏は「瑕疵があるとか弾圧とか、少し言葉遣いを気をつけないとマスコミの餌食になるだけです!」と強い口調で反撃した。
 さらに、会場を出た森氏を待ち受けていたのは、党大会で議長役だった辻泰弘参院議員(55)。「おい、森ゆうこよぉ! ちょっとおかしいんじゃないか~?」の怒号が響いた。森氏のツイッターの内容をめぐる“異議申し立て”だったが、普段は攻撃一辺倒の森氏も「(言い合いを)ここでやらない方がいい」とかわす場面も。とにかく、挙党一致にはほど遠い、通常国会初日だった。