安住国対委員長 民主議員の「考課表」を要請

(日刊ゲンダイ2011/1/27)

そんなことしてる場合か…

新たに民主党の国会対策委員長に就いた安住淳衆院議員が、早くも身内議員のひんしゅくを買っている。
きのう(26日)、衆院の各委員会の筆頭理事に「誰がさぼっているか、質問をちゃんとしているか、若手議員の考課表をつけてほしい」と要請したというのである。一部報道によると、通常国会終了時に委員会の出席率などの考課表をつけるほか、閣僚が答弁の準備に手間取る質問をしないよう、若手の指導監視を強めるという。しかも、監視は官僚に頼るというから主客転倒だ。19日に国会内で各府省の官房長を集め、「変な質問をする与党議員がいたら連絡して欲しい」と“密告”を奨励したのである。
クソ意地の悪い人事部長のような指導ぶりに、党内からは「言論統制になりかねない」と反発も出ているが、親小沢派による政権批判の質問を封じ込めるのも狙いだろう。
国対委員長が野党対策より、身内の監視を優先するとは、絶句だ。