石川知裕議員 水谷建設元会長を「証人申請」

(日刊ゲンダイ2011/2/2)

これで小沢無罪は証明される

この男を「証人」として法廷に引っ張り出せれば、たしかに「小沢無罪」は決定的になる。
来週7日に初公判がある石川知裕衆院議員(37)の弁護団が、小沢事件のカギを握る「水谷建設」の水谷功元会長(65)について、証人申請を検討していることが分かった。3日までに最終判断する。
小沢事件は、要するに、水谷建設から小沢サイドに裏献金1億円が渡ったかどうかに尽きる。すべては水谷功元会長が、検察に「1億円を渡した」と供述したことから始まった。検察が小沢事件に血道を上げたのも、1億円が渡っていたと思い込んでいたからである。
ところが、水谷功元会長は、本紙のインタビューに「(1億円裏金証言は)ワケ分かりません」「石川(議員)のイの字も知りません」と答えたように、資金提供を完全に否定し始めている。石川議員側の証人として出廷し「小沢事務所に1億円を渡したことは一切ありません」と証言したら、検察側の主張は崩れ、事件は成り立たない。
表に出たがらない水谷功元会長のことだ。たとえ証人申請されても逃げる可能性が高いが、その時は国会に呼び出して「証人喚問」するしかない。
いったい小沢事件はなんだったのか、真相を明らかにするためにも水谷功元会長の国会喚問は絶対に必要だ。岡田幹事長は、小沢一郎に国会での説明を迫るよりも、水谷功元会長の喚問実現に全力を尽くすべきだ。



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