●菅政権に痛手=執行部の責任問う声-「民主王国」で大敗
(時事通信2011/02/07-00:26) http://p.tl/iZQw
 民主党は6日の愛知県知事選、名古屋市長選でともに敗北、菅直人首相にとって大きな痛手となった。4月の統一地方選に向け、首相や岡田克也幹事長の責任を問う声が上がっており、首相の求心力が一段と低下するのは必至。2011年度予算案と関連法案を成立させる展望も開けておらず、政権運営は険しさを増している。
 両選挙とも、県民税、市民税の大幅減税を掲げた候補が民主、自民両党など既成政党の推薦候補を大差で破った。民主党の石井一選対委員長は6日夜、党本部で記者団に「責任を痛感している」と述べる一方で、「台風みたいなものがあった」と指摘。首相の責任論については「そこまで問題が発展するとは思わない」と語った。
 愛知県は、2009年夏の衆院選で15小選挙区全てを同党が制した「民主王国」。にもかかわらず、知事選では自民推薦候補の後塵(こうじん)も拝する結果となり、衝撃は大きい。小沢一郎元代表に近い議員は「結果責任と説明責任は厳しく問われる」と指摘。党内では「このままで統一地方選を迎えられるのか」(若手)との危機感も広がっている。
 民主党は、菅首相の下で大敗した昨年夏の参院選以降、主要な地方選挙で敗北が続いている。「負の連鎖」を断つため、岡田氏は党所属全国会議員に一度は愛知県入りするよう指示。岡田氏自身も1月20日の知事選告示以降、4度にわたって愛知入りするなど総力戦を展開したが、及ばなかった。 
 国会運営でも、首相の窮地は明らかだ。連携を期待していた公明党が政権との対決姿勢を鮮明にし、予算執行に必要な関連法案は成立のめどが立たない。首相は6日午後、首相公邸を訪れた民主党の斎藤勁国対委員長代理に「岡田幹事長を中心に統一地方選に向けた準備を加速させたい」と語ったが、政権立て直しの道筋は一段と不透明になった。


●「民主王国」で惨敗、執行部の責任問う声
(読売新聞2011年2月6日23時46分)http://p.tl/_KW7
 「民主王国」と言われる愛知県での「ダブル敗北」に加え、知事選の「2、3位争い」で民主推薦の候補が自民支持の候補の後じんを拝したことで、民主党内では菅首相(党代表)や岡田幹事長らの責任を問う声が出ている。

 特に「必ず1度は現地入りを」と号令をかけた岡田氏への風圧は強く、中堅議員は「政権与党の候補が3番手なんて、あり得ない。辞任すべきだ」と強調。若手も「政権公約は守れないし、小沢一郎元代表の問題でもめていては勝てない」とぼやいた。

 石井一選挙対策委員長は「河村氏の減税の主張に、すべてがからめ取られた」と敗因を分析。輿石東参院議員会長は「『しっかりしろ』という声だ。党の結束が大事だ」と語った。

 前回衆院選で県内15小選挙区の独占に貢献した党組織も、既成政党への批判もあってなすすべがなく、読売新聞社の出口調査では市長選で民主支持層の80%、自民支持層の63%が河村氏に、知事選も民主支持層の57%、自民支持層の47%が大村氏に投票していた。寺田学首相補佐官は6日夜、「(河村氏らの)個性が突出していた。国政への影響はない」と、「特殊事情」を強調した。


●「3月危機」が現実味 退陣か、解散か
(産経新聞2011.2.6 23:40)http://p.tl/ceNf

 愛知県知事選、名古屋市長選で民主党が惨敗を喫したことにより、菅直人首相の一層の求心力低下は避けられない。もっとも「危機」を扇動しているのは民主党の小沢一郎元代表だ。

 「予算関連法案が通らなければ大変なことになる。解散はある。しっかり準備しておけ!」

 2月初め、地方から東京に戻る機中で同席した若手議員に「3月解散」を予言した。「関連法案と引き換えに首相のクビを差し出せばよいではないですか」と問われると「菅さんは辞めない」と断じた。

 平成23年度予算が年度内成立しても関連法案の特例公債法案が成立しなければ財源確保できない。子ども手当法案が不成立ならば支給は滞る。ところが、自民、公明両党などは4月の統一地方選を見据え、関連法案を「人質」に内閣総辞職を迫る公算が大きい。拒否するならば衆院解散しかない。

 小沢氏は2日の鹿児島市の会合でも「4月の統一地方選に向け、公明党は本気で民主党と戦おうとしている」とあおった。政治資金規正法違反の罪で強制起訴された1月31日夜も「特例公債法案が通らないと大変なことになる。何があってもいいように準備しないといけないぞ」と側近にハッパをかけた。

 「危機」をにらむ議員がもう一人。「ポスト菅」候補の前原誠司外相だ。

 「政権交代して1年6カ月がたつ。いつ解散があってもおかしくない」

 1月27日、自らのグループ「凌雲会」の会合で警戒警報を発し、側近たちを驚かせた。小沢と前原の両氏は党内で最も距離がある2人だが、現状認識はくしくも一致する。

 「危機」は2つの要因がからみつつ進行する。

 一つは予算関連法案。成立には公明党などの協力で参院で可決するか、社民党などの協力で衆院で3分の2以上の賛成で再議決するしかない。首相はどちらを選択するか決めかねるどころか、事態を甘く見ていた。

 「今まで国会でいかに野党の嫌がらせで重要法案が通らなかったか、パネルにまとめろ!」

 通常国会召集直後の1月下旬、首相はある首相補佐官にこう命じた。こうした好戦的な態度が野党との距離をいたずらに広げてしまった感は否めない。

 もう一つの要因は4月の統一地方選だ。首相は昨年7月の参院選大敗後、同10月の衆院北海道5区補選など大きな選挙で連敗してきた。愛知の惨敗は「選挙に勝てない政権」という評価の決定打となる。小沢氏のお膝元の岩手県陸前高田市でも6日、民主推薦候補が敗れた。「菅首相で統一地方選を戦えない」との声はますます高まるに違いない。

 政権中枢もようやく危機感を抱き始めた。6日午前、岡田克也幹事長、仙谷由人代表代行、安住淳国対委員長らが首相公邸に入った。「予算関連法案は厳しい」と安住氏は首相に現状を率直に伝え、関連法案が成立しない場合のシミュレーションを行った。その中に「首相退陣」や「衆院解散」の選択肢は含まれていたのか。

 6日夜、寺田学首相補佐官が首相公邸を訪れ愛知惨敗を伝えたが、首相は黙ったままだった。「3月危機」の足音が日増しに高まってきた。(船津寛)


●河村・大村連合が勝利 名古屋市議会は解散
(共同通信2011/02/06 22:28) http://p.tl/jE4v

 名古屋市長選と愛知県知事選にそれぞれ当選し、名古屋城を背に喜ぶ河村たかし氏(左)と大村秀章氏=6日夜、名古屋市西区

 「トリプル投票」として注目を集めた名古屋市長選と愛知県知事選が6日投開票され、市長選は政治団体「減税日本」公認の前職河村たかし氏(62)が再選、知事選は河村氏と連携する前衆院議員大村秀章氏(50)が初当選した。同市議会解散の賛否を問う住民投票は賛成が過半数を占め、出直し市議選が3月に実施される見通し。

 菅再改造内閣発足後、初の大型地方選で、「民主党王国」と呼ばれる名古屋市と愛知県での推薦候補2敗は菅直人首相に大きな打撃。4月の統一地方選を前に、河村氏の減税日本や、橋下徹大阪府知事が率いる「ローカルパーティー大阪維新の会」などの「首長新党」は、既成政党への不満の受け皿として存在感を増した。

 自民党やみんなの党も知事選に候補を立てたが「河村・大村連合」の勢いを止められなかった。

 河村氏は6日夜、「名古屋から減税の大きな流れをつくる」と当選の弁。大村氏は「時代を変えてとの県民の声に応える」と抱負を語った。

 市長選は、市民税10%減税の恒久化や市議報酬の半減を議会に否決された河村氏が「あらためて信を問う」として辞職したのに伴い実施。民主党は前衆院議員を担ぎ出し、県連レベルで支援した自民党と与野党相乗りで対抗したが、河村氏が知名度と高い人気で勝利した。


●民主支持層、8割が河村氏に投票=大村氏も6割獲得-名古屋・愛知両首長選
(時事通信2011/02/06-21:32) http://p.tl/WLCe
6日投開票の名古屋市長選で、時事通信社が実施した出口調査によると、民主党支持層の76%が河村たかし氏に投票したと回答し、同党が擁立した石田芳弘氏は21%しか取り込めなかった。愛知県知事選でも同党推薦候補の御園慎一郎氏に投票したのは24%にとどまり、60%が大村秀章氏に流れた。両首長選で民主党は、有権者の既成政党不信を背景に地域政党を立ち上げ連携した河村、大村両氏に有効な対立軸を示せず埋没した格好だ。
 自民党支持層も、市長選では58%が河村氏に投票したと回答。同党が事実上支援した石田氏の34%を大きく上回った。知事選でも、48%は大村氏に投票したと答え、同党が擁立した重徳和彦氏は38%だった。 
 「支持政党なし」とする無党派層は、市長選では75%が河村氏、知事選では56%が大村氏にそれぞれ投票したと答えた。公明支持層の投票先は、市長選では河村氏53%、石田氏31%、知事選では大村氏69%、重徳氏19%だった。
 調査は、市長選が市内20投票所、知事選が県内38投票所で実施。それぞれ有権者1303人、2509人から回答を得た。



●河村氏、トリプル選完勝…名古屋市議会は解散
(読売新聞2011年2月6日20時00分)http://p.tl/Dqh7

 4月の統一地方選の前哨戦として注目された愛知県知事選、河村たかし前市長(62)の辞職に伴う出直し名古屋市長選は6日、同市議会解散の賛否を問う住民投票とともに投開票された。

 5新人が争った知事選は前衆院議員・大村秀章氏(50)(無所属)が初当選を決めた。出直し市長選は河村氏が3新人を退け、再選を果たした。政令市で初の住民投票も解散賛成が過半数を占める見通しで、来月に出直し市議選が行われる。

 元自民党県連会長の大村氏は河村氏と連携し、県民税10%減税、県と名古屋市を合体させる「中京都」構想などを訴え、自民党の一部国会議員や公明党県本部の支援を受け支持を広げた。

 大村氏支援のため、知事選に合わせて任期半ばで辞職した河村氏は、「大義のない辞職」などと批判を受けたが、1年9か月の在任中の実績と、市民税10%減税の恒久化、議員報酬半減などをアピールした。

 さらに、大村、河村両氏はそれぞれ地域政党「日本一愛知の会」「減税日本」を率い、既成政党に不満を持つ層を取り込んだ。

 一方、名古屋市議会の解散の賛否を問う住民投票は、河村氏の支援団体メンバーらが街頭などで賛成を呼びかけたほか、河村氏も自らの選挙運動と連動させて議会批判を繰り返した。



●名古屋市長選挙 河村氏が当確
(NHKニュース2011年2月6日 20時2分) http://p.tl/G22u
前の市長の辞職に伴う出直しの名古屋市長選挙は、諸派で前市長の河村たかし氏の2回目の当選が確実になりました。
開票はまだ始まっていませんが、NHKが事前に行ってきた情勢取材や、投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などで、河村氏は、ほかの候補者を大きく引き離し、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、河村氏の2回目の当選が確実になりました。河村氏は62歳です。平成5年から衆議院議員を5期務めたあと、民主党を離党して立候補したおととしの名古屋市長選挙で過去最多得票で初当選しました。就任後は市民税の減税や議員報酬の半減などを巡って市議会と激しく対立し、去年、市議会の解散を目指した署名活動を呼びかけました。そして、市議会の解散の賛否を問う住民投票の実施が決まると、市長を辞職して、出直し選挙に再び立候補し、愛知県知事選挙もあわせた、いわゆる「トリプル投票」を仕掛けました。選挙戦で、河村氏は、みずから地域政党「減税日本」を率いて、市民税の減税や市議会の解散などを訴え、住民投票や知事選挙に立候補した大村秀章氏と連動した運動を展開しました。その結果、幅広い年代や支持層からまんべんなく支持を集め、2回目の当選を確実にしました。


・名古屋 住民投票で議会解散へ
2月6日 20時2分
名古屋市議会の解散の賛否を問う住民投票は、解散に賛成する票が反対票を上回って、市議会が解散することが確実になりました。これによって、7日から40日以内に市議会議員選挙が行われることになります。
開票はまだ始まっていませんが、NHKが事前に行ってきた情勢取材や、投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などで、市議会の解散に賛成する票が今後も順調に伸びると見込まれることから、賛成票が反対票を上回って、市議会が解散することが確実になりました。名古屋市の河村前市長の支援団体は、去年、「恒久的な市民税の減税などが市議会に阻まれ実現できない」として、市議会の解散を目指して署名活動を行い、有効な署名が必要数を超えたことから、政令指定都市で初めて市議会の解散の賛否を問う住民投票が実施されました。住民投票を巡っては、河村前市長が、みずから地域政党「減税日本」を率いて、市長選挙の運動と連動させ、街頭で解散に賛成するよう呼びかけるなどして支持を広げました。これによって、7日から40日以内に市議会議員選挙が行われることになり、投票日は来月13日の見通しです。


・愛知県知事選挙 大村氏が当確
2月6日 20時2分
任期満了に伴う愛知県知事選挙は、無所属の新人で公明党県本部が支持する、元衆議院議員の大村秀章氏の初めての当選が確実になりました。
大村氏は50歳です。農林水産省出身で、平成8年の衆議院選挙で自民党公認で初当選して以来、5回連続で当選し、厚生労働副大臣などを務めました。今回の選挙にあたって、大村氏は名古屋市の河村前市長と連携し、「愛知県と名古屋市を合体させた『中京都』という新たな枠組み作りを進めたい」として、自民党に離党届を提出し立候補しました。選挙戦では、名古屋市長選挙に立候補した河村前市長との連携を前面に出した運動を展開するとともに、県民税の10%減税や「中京都」構想の実現などを訴え、支持を受けた公明党のほか、民主党や自民党の支持層、それにいわゆる無党派層から幅広く支持を集め、初めての当選を確実にしました



●菅政権に痛手=執行部の責任問う声-「民主王国」で大敗
(時事通信2011/02/06-20:22) http://p.tl/VUFa
 民主党は6日の愛知県知事選、名古屋市長選でともに敗北、菅直人首相にとって大きな痛手となった。4月の統一地方選に向け、首相や岡田克也幹事長の責任を問う声が上がっており、首相の求心力が一段と低下するのは必至。2011年度予算案と関連法案を成立させる展望も開けておらず、政権運営は険しさを増している。
 両選挙とも、県民税、市民税の大幅減税を掲げた候補が民主、自民両党など既成政党の推薦候補を大差で破った。民主党幹部は「愛知特有の事情でこういう選挙になった。国政とはリンクしない」と、首相の責任論には直結しないとの認識を強調した。
 ただ、愛知県は、2009年夏の衆院選で15小選挙区全てを同党が制した「民主王国」だけに、敗戦の衝撃は大きい。小沢一郎元代表に近い議員は「結果責任と説明責任は厳しく問われる」と指摘。党内では「このままで統一地方選を迎えられるのか」(若手)との危機感も広がっている。
 民主党は、菅首相の下で大敗した昨年夏の参院選以降、主要な地方選挙で敗北が続いている。「負の連鎖」を断つため、岡田氏は党所属全国会議員に一度は愛知県入りするよう指示。岡田氏自身も1月20日の知事選告示以降、4度にわたって愛知入りするなど総力戦を展開したが、及ばなかった。 
 国会運営でも、首相の窮地は明らかだ。連携を期待していた公明党が政権との対決姿勢を鮮明にし、予算執行に必要な関連法案は成立のめどが立たない。首相は6日午後、首相公邸を訪れた民主党の斎藤勁国対委員長代理に「岡田幹事長を中心に統一地方選に向けた準備を加速させたい」と語ったが、政権立て直しの道筋は一段と不透明になった。


●名古屋トリプル投票 河村・大村氏当選と市議会解散確実
(朝日新聞2011年2月6日20時7分) http://p.tl/01O -

 名古屋市長選、愛知県知事選、名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票が6日、投開票された。市長選では地域政党「減税日本」代表の河村たかし氏(62)が再選を果たし、知事選では同党推薦の大村秀章氏(50)が初当選。住民投票は賛成多数で、政令指定市で初めてリコールが成立した。4月の統一地方選を前に、支援した候補が惨敗した民主、自民の2大政党には大きな打撃となった。

 河村氏は地域政党「大阪維新の会」代表の大阪府の橋下徹知事と連携しており、4月の大阪府議選や大阪市議選での過半数獲得をめざす橋下知事への追い風となりそうだ。一方、政権運営に行き詰まりを見せ始めている菅直人首相は厳しい結果を突きつけられた形だ。

 河村氏は、公約の市民税の10%恒久減税が民主、自民が多数を占める市議会に否決されたため、1月に市長を辞職し、出直し市長選に臨んだ。さらに市議報酬の半減をめぐって対立を深めた河村氏はリコール運動を主導し、住民投票実施にこぎつけた。

 市議会側は減税は1年限りとし、報酬半減にも消極的で「庶民革命VS.保身議会」との河村氏の訴えが、有権者をとらえたようだ。知事選でも河村氏は自民党前衆院議員で知名度の高い大村氏を擁立し、二人三脚で支持を広げた。

 愛知県は2009年の衆院選で民主が15小選挙区を独占した「民主王国」。王国の崩壊は地方組織の脆弱(ぜいじゃく)ぶりを改めて露呈したことになり、4月の統一選でも厳しい戦いになるのは必至だ。

 政権奪還を目指す自民も市長選では独自候補を擁立できず、民主の推薦候補を支援せざるを得なかった。知事選でも一部の国会議員は大村氏支持に流れ、野党転落後の求心力の低下を印象づけた。参院選で躍進したみんなの党も支持は広がらなかった。市長選は自主投票、知事選は大村氏を県本部支持とした公明党を除くと、主要政党はすべて敗北したことになる。

 リコールを受けた名古屋市議会は6日、即日解散された。3月13日に実施される出直し市議選で河村氏は「減税日本」から約40人を擁立し、定数75の過半数確保をめざす。大村氏も独自の地域政党「日本一愛知の会」から統一選の愛知県議選に候補を立てる予定だ。

 4月の統一選では、愛知や大阪だけでなく、こうした地域政党が相次いで誕生する可能性もある。ただ、愛知や大阪の地域政党の動きは圧倒的な人気を誇る河村、橋下両氏の発信力に負うところが大きいこともあり、どれだけ広がりを見せるかは未知数だ。


●陸前高田市長選:戸羽氏初当選 小沢元代表系前県議敗れる
(毎日新聞 2011年2月6日 23時45分) http://p.tl/z4gC
 任期満了に伴う岩手県陸前高田市長選は6日投開票が行われ、前副市長で新人の戸羽太氏(46)が、新人の前県議、菅原一敏氏(66)=民主党推薦=を破り初当選した。投票率は80.28%。

 民主党の小沢一郎元代表が強制起訴されてから初めての地元・岩手県での首長選。小沢元代表は1月下旬に現地入りして、菅原氏を直接支援した。

 同市長選は、現職の中里長門市長が、自民、共産党系市議らの支援を受けて2回連続で旧自由・民主系候補を破っていた。戸羽氏は中里氏の後継者として立っており、同じ対決の構図となっていた。【清藤天】

 確定得票数次の通り。

当 8600 戸羽  太=無新<1>

  7473 菅原 一敏=無新[民]


●仙谷氏「どこに行っても胡散臭い目で見られるのは気がめいる」
(産経新聞2011.2.6 23:46) http://p.tl/KGxC
 民主党の仙谷由人代表代行が6日、さいたま市で講演し、久々に毒舌を発揮。「昨年9月の民主党代表選後からマスコミのご協力で全国的に知名度が上がった」と皮肉った上で「人気商売をやってるのだから否定的に考える必要はないと思うが、どこに言っても胡散(うさん)臭い目で見られるのは気がめいる」と続けた。

 税と社会保障の一体改革について「国家が借金で真っ赤っ赤。全国民的な議論が必要なときに与野党が土俵に上がれないのがつらい」とこぼした。