山岡賢次氏秘書を聴取(衆院選買収疑惑)

(日刊ゲンダイ2011/2/9)
民主党の山岡賢次副代表(67)の私設秘書(37)が、栃木県警捜査2課から公職選挙法違反容疑で事情聴取を受けていたことが分かった。毎日新聞(9日)が報じた。
買収疑惑を持たれているのは、09年8月投開票された山岡氏の地元、衆院選栃木4区に住む運動員の主婦2人。真岡市内の山岡事務所から後援会名簿を使って、電話で「山岡さんをお願いします」と投票を依頼。秘書らから09年11月、12万円ずつの報酬を受けたという。
電話作戦は公選法上、ボランティアだけに許され、報酬を受け取ると買収罪に問われる。
昨年12月、市民団体が刑事告発し、疑惑が浮上。秘書は疑惑を否定しているというが、県警の聴取対象は秘書や運動員2人以外の関係者にも広がっている。
秘書が立件されれば山岡氏の当選が無効となる連座制が適用される可能性もある。