●「会派離脱、私が小沢氏に提案」 平野元参院議員明かす
(朝日新聞2011年2月18日21時17分)http://p.tl/Ufz8
民主党の小沢一郎元代表の側近として知られる平野貞夫元参院議員は18日、京都市での街頭演説で、衆院議員16人が倒閣に向けて会派離脱届を提出したことについて「私が小沢氏に提案した」と明かした。
平野氏は衆院事務局の職員時代から小沢氏と親しく、国会のルールに精通している。「会派離脱」構想は、平野氏が昨年末に小沢氏と会った際に「(民主党から離党者を出さずに)菅首相を代えるには、この方法しかない」と勧めた。この時は小沢氏が「私は民主党に参加して政権を取った」と断り、立ち消えになったという。
その後、平野氏は比例単独議員の1人にも構想を打ち明け、徐々に賛同者が増えて16人が行動を起こした。小沢氏は17日、平野氏に電話で「16人の意思には参った。この決断は理解しないといけない」と語ったという。


●「16人、新党結成に動く」=予算造反を機に-小沢氏側近・平野氏
(時事通信2011/02/18-20:24)http://p.tl/JABt
 小沢一郎民主党元代表の知恵袋として知られる平野貞夫元参院議員は18日、京都市内で街頭演説し、同党衆院議員16人の会派離脱の動きに関し、「2011年度予算案と関連法案で民主党の方針と違った態度をしていくと思う」と述べ、予算案採決で造反するとの見方を示した。さらに「いろいろな流れの中で新党をつくらざるを得なくなる」と語り、予算案造反などをきっかけに16人が離党して新党を結成する可能性を指摘した。
 平野氏は昨年末、小沢氏に対し、菅政権倒閣のため、比例単独議員による会派離脱の方法を提言したと表明。小沢氏が離脱を仕掛けたとの見方を否定しつつも、動きを知った同氏が17日に電話で「これだけの決断を私が理解しないわけにはいかない。この志を理解して新しい政治をやっていきたい」と伝えてきたことを明らかにした。 
 平野氏は「今までの政党のやり方に反発し、地方政党ができている。これと協力すれば新しい政党政治が出来上がるのではないか」と強調、新党が結成された場合には、河村たかし名古屋市長らとの連携があり得るとの考えを示した。


●「首相退陣と引き換えに協力を」民主幹部、公明に打診
(朝日新聞2011年2月18日15時2分)http://p.tl/06ml

 新年度予算の関連法案をめぐり、菅直人首相を支持してきた民主党の有力幹部が公明党幹部に対し、首相退陣と引き換えに関連法案成立に協力を得られないか打診していたことがわかった。小沢一郎元代表に近い議員ばかりではなく、首相支持派からも首相退陣で局面打開を目指す動きが出てきた形で、政権運営は一層厳しさを増している。

 この民主党幹部は今週に入り、公明党幹部と会談し、菅内閣がめざす新年度予算案と関連法案の年度内成立を要請した。「首相のクビを代えてもいい。何とかならないか」と働きかけたという。さらに子ども手当法案を大幅修正する用意があることも伝えた。

 公明党幹部は、民主党幹部からの打診を断ったという。公明党は4月の統一地方選に向けて民主党政権との対決姿勢を強め、予算案と関連法案に反対する方向で調整を進めている。

 与党が予算関連法案を成立させるには、野党が多数の参院で公明党の賛成を得て可決するか、社民党の賛成を得て衆院の「3分の2」以上の賛成で再可決するしかない。公明党が対決姿勢を強めたため、民主党は社民党に接近して衆院再可決を目指してきたが、小沢氏を支持する民主党の衆院議員16人が造反の構えを見せ、衆院「3分の2」の確保は困難になった。

 民主党執行部は統一地方選後に公明党の姿勢が軟化することを期待しており、今後、首相退陣や子ども手当法案の修正などの大幅譲歩案を公明党に示して協力を要請する動きが一層強まる可能性がある。

 一方、首相は続投の意思は固く、予算案と関連法案の採決に向けて執行部内の意見対立が深刻になる展開も考えられる。

 18日の閣議後会見では、民主党衆院議員16人の会派離脱の動きをめぐり反応が相次いだ。首相退陣論について、枝野幸男官房長官は「与えられた任期の中で最大限の成果を上げていくことが菅総理に課せられている任務だ」と反論。北沢俊美防衛相は16人の会派離脱表明を「理解に苦しむ」と批判しつつも、「政権交代をして民主党政権をつくるという一点で力を合わせてきた同志なので、間違ったことはしないだろう」と呼びかけた。

 昨年9月の代表選で小沢氏を支持した海江田万里経済産業相は「(会派離脱表明は)残念だ。一致結束をして成立させてほしい。今回の事態の発端は去年の参院選であり、参院選で勝っていればこうはならなかった」と語った。中野寛成国家公安委員長は「政局を打開するため(首相退陣が)一つのきっかけをなすことはあったが、いちいちコメントするテーマではない」。与謝野馨経済財政相は「政党政治をやっていればいろいろなことが起こる。いちいち驚いてはいけない」と述べた。



●民主党16議員会派離脱届提出 原口前総務相も月刊誌のインタビューで分党論を展開
(FNNニュース 2011/02/18 06:08) http://p.tl/JPxf
民主党の岡田幹事長は17日、衆議院の会派離脱届を出した衆議院議員16人について、処分を見送る考えを示したが、党内の亀裂は深刻さを増している。
17日夜、菅首相は「まったく理解できない行動です」と述べ、小沢元代表に近い民主党の比例代表選出の衆議院議員16人が会派離脱届を提出したことに対して、不快感を示した。
一方、岡田幹事長は「(処分について)あまり目くじらを立てなくてもいいんじゃないかと」、「意味のないパフォーマンスと言われても仕方ない」と述べ、16人を処分しない考えを示したものの、衆議院議員らは反発している。
民主党の笠原 多見子議員は、「パフォーマンスではないです。われわれに対する侮辱です、本当に」と語った。
民主党の高松和夫議員は、「われわれを小ばかにしたりですね、一方的にお前らなんだと押しのけるようなことがあったら、われわれだって黙っていない」と話した。
高松議員は、予算関連法案の採決での対応について、「時と場合による」と述べ、造反の可能性を否定しなかった。
一方、小沢氏に近い原口前総務相が、近く発売される月刊誌のインタビューで、菅首相支持派を「民主党B」として分党論を展開し、「増税ありきの既得権益にしがみつくのであれば、たもとを分かたなければならない」と話していることがわかり、「菅降ろし」の動きが同時多発的に表面化している。



●民主 党内の亀裂さらに深まる
(NHKニュース 2011年2月18日 4時24分) http://p.tl/vhDa
民主党の小沢元代表に近い16人の衆議院議員が会派離脱届を提出したことについて、党執行部は、事態を速やかに沈静化させたい考えですが、小沢氏に近い議員に同調を模索する動きがあるほか、原口前総務大臣が菅総理大臣の政権運営を批判するなど、党内の亀裂はさらに深まっています。
民主党の小沢元代表に近い、比例代表選出で当選1回と2回の衆議院議員16人は「菅政権は国民との約束を果たしていない」などとして、17日、衆議院の会派「民主党・無所属クラブ」の離脱届を提出しましたが、離党はしない考えを示しました。これについて、党執行部は、1つの政党が2つの会派に分かれることはあり得ず、会派離脱は認められないとしています。菅総理大臣は17日夜、「全く理解できない行動だ。マニフェストの見直しは、党大会で承認されている」と述べ、16人の行動に正当性はないとして、粛々と政権運営を進めていく考えを示しました。また、岡田幹事長は、処分を見送ることで事態を沈静化させたいという考えを示しました。これに対して、16人は、平成23年度予算案の関連法案に反対することもあり得るという認識を示しているほか、小沢氏に近い議員の中には「何のための政権交代だったのかという思いは同じだ」として、同調を模索する動きもあります。また、17日夜、開かれた鳩山前総理大臣のグループの会合では、こうした動きによって、政権運営が不安定さを増すことになるという懸念が出されました。さらに、原口前総務大臣は、来週、発売される月刊誌のインタビューで、菅総理大臣の政権運営を「政権交代の原点を見失い、既得権益にしがみつくのであれば、われわれの同志ではない」と批判し、来週、当選1回の国会議員を中心に参加を呼びかけて、みずからが代表を務める新たな政策集団を発足させることにしており、党内の亀裂はさらに深まっています。


●首相退陣論が拡大=関連法案と引き換えも-菅氏、解散否定せず・民主
(時事通信2011/02/18-23:36)http://p.tl/MMvz
 民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が菅直人首相の退陣を求めて会派離脱を表明したことを受け、同党内に18日、2011年度予算関連法案の成立と引き換えに首相の退陣もやむを得ないとの声が広がった。首相は同日夜、内閣総辞職を拒否する一方、退陣要求に衆院解散で対抗する可能性を否定しなかった。「菅降ろし」をけん制する狙いがあるとみられる。しかし、予算関連法案の年度内成立は事実上不可能になり、首相を取り巻く状況は厳しさを増している。
 小沢氏に近い民主党参院幹部は同日、菅政権の現状について「鳩山由紀夫前首相が退陣した時よりもひどくなった。もう(政権行き詰まりの)流れは止められない」と指摘。「民主党政権の存続のため、手は限られている」として、首相退陣を条件に野党に関連法案成立への協力を求める以外に局面打開は困難との認識を示した。
 首相退陣論は小沢系議員以外にも拡大。「中間派」の中堅議員は「首相が辞めなければ、野党が予算関連法案を通してくれない」と述べ、首相の進退に言及した。
 また、民主党関係者は、同党幹部が公明党幹部と15日に会談し、首相退陣を条件に関連法案成立に協力できないか打診したが、拒否されたことを明らかにした。ただ、この民主党幹部は取材に対し、打診の事実を否定した。
 これに対し首相は18日、首相官邸で記者団に「首を替えたら賛成するとかしないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」と述べ、予算関連法案成立と引き換えの退陣を否定。記者団が衆院解散の可能性をただしたのに対しては「国民にとって何が一番重要か、そのことを考えて行動する」と強調した。 
 党執行部は関連法案採決での造反阻止のための説得を本格化させ、三日月大造国対筆頭副委員長が離脱表明した議員を個別に訪ね、法案への賛成を求めた。しかし、説得を受けた議員の一人は「常識で判断する」と答えるにとどめた。メンバーの間では、予算案本体を含めて反対する案も浮上している。
 首相は18日夜、都内で輿石東参院議員会長と会談したのに続き、首相公邸に岡田克也幹事長や枝野長官、仙谷由人代表代行らを呼び、局面打開に向けた対応を協議。終了後、枝野長官は記者団に「国会状況の報告と確認だ」と説明。首相退陣論に関しては「(首相が)任期を全うするのは当然で、議論にすらならない」と語った。



●小沢系反乱で政局緊迫=「菅降ろし」拡大も-民主
(時事通信2011/02/17-23:38)http://p.tl/_0N6
 民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が17日、菅直人首相の退陣を求めて会派離脱願を提出したことで、政局は一気に緊迫化した。16人が2011年度予算関連法案の採決で造反すれば、首相が模索する衆院での再可決による成立の道は閉ざされる。執行部は沈静化に努めているが、党内には同調者は今後増えるとの見方もあり、首相退陣などの「政変」を予測する声が飛び交い始めた。
 「本来の民主党の姿とかけ離れた今の菅政権にもう黙っていられない。菅政権に正統性はない」。会派離脱願を出した渡辺浩一郎氏は記者会見でこう語り、衆院選マニフェスト(政権公約)見直しを掲げる首相に公然と退陣を要求。予算関連法案の採決では、党と別の投票行動を取ることも「あり得る」として、造反の可能性を示唆した。
 渡辺氏らは、今回の行動に小沢氏の意向は働いていないとしている。小沢氏も17日朝、鳩山由紀夫前首相からの電話に「(離脱の動きは)知らなかった」と語ったという。しかし、民主党内で渡辺氏らの説明を額面通り受け取る向きはほとんどいない。小沢氏が執行部を揺さぶるために、自身に近い議員を動かしたとの見方がもっぱらだ。16人はいずれも、小選挙区という足場のない比例単独選出で、次期衆院選では「失うものはない強みがある」(小沢氏周辺)。
 予算関連法案を「人質」に、自らの処分手続きを進める執行部に圧力をかけると同時に、マニフェスト見直しを批判することで、首相や執行部に不満を持つ党内の「中間派」を引き付け、影響力を確保する-。小沢氏周辺は「誰が見ても裏で小沢氏が動いていると思う」と指摘する。
 会派離脱願を出した一人である石井章氏は17日夜のBS番組で「16人は先兵だ」と述べ、同調者の広がりに自信を見せた。同日行われた小沢系の衆院当選1回議員による「北辰会」の会合では、「思いは共有している」と渡辺氏らの行動に理解を示す意見が相次いだ。
 ◇新党や再編視野
 強制起訴された小沢氏の今後の出方をめぐっては、名古屋市長選で再選された河村たかし氏との連携にも意欲を示していることなどから、新党結成や衆院解散・総選挙後の政界再編を狙っているとの見方もある。実際、小沢氏は自身を支持する中堅・若手が14日に開いた会合で「近々解散があるぞ。みんな戻ってこい。また一緒に頑張ろう」と語り、選挙準備を急ぐよう促している。
 一方、「菅降ろし」が表面化したことで、執行部には動揺が広がっている。岡田克也幹事長は会見で「(国会審議に)特に影響があるとは考えていない」と強がったが、小沢氏に近い輿石東参院議員会長は17日、その岡田氏に「甘く見てるんじゃないか。このままでは(16人は)離党までいくぞ」と忠告。衆院の3分の2以上の賛成による法案再可決が絶望的となり、ベテランの党幹部は「竹下内閣みたいに予算と引き換えに首相は退陣しなければならないかもしれない」と焦りの色を浮かべた。
 「全く理解できない行動だ」。首相は17日夜、16人の動きが予想外だったのか、記者団にこう短く繰り返すにとどめた。


●非小沢系にも退陣論 解散の見方も、政局緊迫
(共同通信2011/02/18 21:59)http://p.tl/IckH
 民主党内で18日、2011年度予算関連法案をめぐり、年度内成立のめどが立たない状況を打開するには、菅直人首相の退陣もやむを得ないとの認識が広がった。小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が会派離脱届を提出し、関連法案の衆院再可決が難しい情勢になったため。首相は続投への強い決意を表明したが、退陣論は非小沢系議員にも波及。首相が追い詰められれば衆院解散に踏み切るとの見方もあり、政局は3月にも緊迫した局面を迎えそうだ。

 首相は、予算関連法案成立と引き換えに退陣する可能性について、記者団に「首を代えたら賛成する、しないという古い政治に戻るつもりはさらさらない」と強く否定。衆院解散については「国民にとって何が一番重要かを考えて行動する。予算関連法案を通して予算執行を始めることが重要だ。国民がそう思えば、政治家も行動を取る」と述べ、野党などの軟化を待つ姿勢を強調した。

 仙谷由人代表代行はテレビ番組収録で「解散して選挙で大騒ぎするなんて考えにくい」と強調。首相退陣も「今の状況下ではない」とした。

 だが、16議員は国会近くに事務所を借り、執行部と一線を画した活動を本格化。執行部側は国対メンバーが16議員と個別に接触、予算関連法案採決で造反しないよう説得を始めたが、溝は埋まっていない。


●首相退陣論が拡大=関連法案と引き換えも-菅氏、解散否定せず・民主
(時事通信2011/02/18-23:36)http://p.tl/ZZqY
 民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が菅直人首相の退陣を求めて会派離脱を表明したことを受け、同党内に18日、2011年度予算関連法案の成立と引き換えに首相の退陣もやむを得ないとの声が広がった。首相は同日夜、内閣総辞職を拒否する一方、退陣要求に衆院解散で対抗する可能性を否定しなかった。「菅降ろし」をけん制する狙いがあるとみられる。しかし、予算関連法案の年度内成立は事実上不可能になり、首相を取り巻く状況は厳しさを増している。
 小沢氏に近い民主党参院幹部は同日、菅政権の現状について「鳩山由紀夫前首相が退陣した時よりもひどくなった。もう(政権行き詰まりの)流れは止められない」と指摘。「民主党政権の存続のため、手は限られている」として、首相退陣を条件に野党に関連法案成立への協力を求める以外に局面打開は困難との認識を示した。
 首相退陣論は小沢系議員以外にも拡大。「中間派」の中堅議員は「首相が辞めなければ、野党が予算関連法案を通してくれない」と述べ、首相の進退に言及した。
 また、民主党関係者は、同党幹部が公明党幹部と15日に会談し、首相退陣を条件に関連法案成立に協力できないか打診したが、拒否されたことを明らかにした。ただ、この民主党幹部は取材に対し、打診の事実を否定した。
 これに対し首相は18日、首相官邸で記者団に「首を替えたら賛成するとかしないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」と述べ、予算関連法案成立と引き換えの退陣を否定。記者団が衆院解散の可能性をただしたのに対しては「国民にとって何が一番重要か、そのことを考えて行動する」と強調した。 
 党執行部は関連法案採決での造反阻止のための説得を本格化させ、三日月大造国対筆頭副委員長が離脱表明した議員を個別に訪ね、法案への賛成を求めた。しかし、説得を受けた議員の一人は「常識で判断する」と答えるにとどめた。メンバーの間では、予算案本体を含めて反対する案も浮上している。
 首相は18日夜、都内で輿石東参院議員会長と会談したのに続き、首相公邸に岡田克也幹事長や枝野長官、仙谷由人代表代行らを呼び、局面打開に向けた対応を協議。終了後、枝野長官は記者団に「国会状況の報告と確認だ」と説明。首相退陣論に関しては「(首相が)任期を全うするのは当然で、議論にすらならない」と語った。



●鳩山氏「菅政権は米国追随」 香港のテレビで発言
(朝日新聞2011年2月18日22時7分)http://p.tl/TWeA
【上海=奥寺淳】中国政府に近い香港の衛星放送フェニックステレビは18日、鳩山由紀夫前首相のインタビューを放映し、「菅直人政権はひたすら米国に追随している」との見出しで報じた。鳩山氏が菅政権は東アジア共同体構想を重視していないと批判したことを受け、中国でも警戒論のある日米接近論が報道姿勢に表れた。
 鳩山氏はまた、「解散(総選挙)だけは避けなければならない」としつつ、「民主党の分裂を危惧している」「政治主導ではなくなった」と菅政権を批判。民主党の内輪もめを海外メディアに発信する異例の内容となった。
 放送は17日に収録した鳩山氏への単独会見で、インターネット上では15分以上にわたる動画が発信された。


●首相、読売のナベツネ会長と会談 政治情勢で意見交換か
(共同通信2011/02/18 21:25)http://p.tl/J1OB
 菅直人首相は18日、都内で読売新聞社の渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長と約15分、会談した。民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人の会派離脱届提出で流動化した政治情勢について意見交換したとみられる。
 両氏は「世界らん展日本大賞2011」の開会式に出席するため東京ドームを訪れていた。


●小沢氏に近い議員と連携模索の声
(NHKニュース 2011年2月19日 4時11分) http://p.tl/Zl5U
自民党は、民主党の小沢元代表に近い16人の衆議院議員が会派離脱届を提出したことについて、菅政権の行き詰まりが明確になってきたと受け止めており、退陣に追い込むため、小沢氏に近い民主党議員との連携を模索する必要があるという声も出始めています。
自民党の谷垣総裁は記者会見で、民主党内の動きについて、「政党崩壊の序曲が始まった。院内会派の維持すら難しくなった菅政権に、国のかじ取りを任せておけないことが明確になった」と述べました。自民党執行部は、菅政権の行き詰まりが明確になってきたと受け止めており、予算関連法案を野党が多数を占める参議院で否決して廃案に持ち込み、衆議院の解散・総選挙に追い込みたいとしています。さらに、自民党内では、逢沢国会対策委員長が「離脱届を提出した議員と力を合わせることは起こりうる」と述べたほか、古賀元幹事長が「禁じ手も覚悟しないといけない」と述べるなど、菅政権を退陣に追い込むため、小沢氏に近い議員との連携を模索する必要があるという意見が出始めています。ただ、党内には、民主党のマニフェストを重視する小沢氏に近い議員らとの連携に否定的な意見が根強く、谷垣総裁も慎重な姿勢を示していることから、先行きは不透明な情勢です。