[民主党大崩壊]東京で「下町維新の会」始動 菅首相の足元はすでにガタガタだ!

(日刊ゲンダイ2011/2/21)

原口・河村・橋下と連携の動き

菅首相を足元から揺さぶる動きが止まらない。

「日本維新の会」や「佐賀維新の会」を設立する原口一博前総務相に呼応する形で、18日、東京に「下町維新の会」が発足した。立ち上げたのは、4月の統一地方選で行われる台東区長選挙に、民主党推薦で出馬する中山寛進(ひろゆき)氏(38)。中山氏は元台東区議会副議長で、鳩山グループに所属する中山義活経産政務官(東京2区選出)の長男でもある。その中山政務官は、同じ東京選出の衆院議員らと「東京維新の会」を近く設立する意向。今後、東京で統一選に立候補を予定している民主党系候補者が、看板を「維新の会」に掛け替える動きが拡大しそうなのだ。

「先週、原口さんと会って『地域主権』の考え方に共鳴し、『下町維新の会』を立ち上げました。墨田区など、他の都内の区長候補や区議候補に参加してもらって『下町維新の会』を使って欲しい。橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長とも連携したいと思っています」(中山寛進氏)

一方、練馬区では区長選に出馬予定の区議・菅田誠氏(42)が、民主党を離れ、無所属になった。区内に張り出された菅田氏のポスターは、岡田幹事長とのツーショットから、河村名古屋市長にすっかり変わっている。菅は政権に居座りたがっているが、自分のお膝元・東京までもがここまで大火事になっているのを、理解していないんじゃないか。



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