菅不況 長期失業者 過去最多121万人

(日刊ゲンダイ2011/2/22)

「1に雇用、2に雇用」とスッカラ菅首相は叫んでいたが、長期失業者が過去最多になった。

総務省が21日発表した10年の労働力調査の詳細集計(速報)によると、年平均の完全失業者334万人のうち、期間1年以上の長期失業者は前年比26万人増の121万人。100万人を超えたのは6年ぶりで、職探しが長期化している実態が浮き彫りになった。

また、パート・アルバイトなど非正規社員は年平均で前年比34万人増の1755万人と、比較可能な02年以降で08年(1760万人)に次ぐ水準だった。これに対し、正社員は25万人減の3355万人と3年連続で減少。この結果、非正規の全雇用者に占める割合は前年から0・6ポイント上昇し、過去最高の34・3%になった。
菅首相の経済無策のせいで国民生活は苦しくなる一方だ。