菅「伸子依存症」 夜の会合同席率70%

(ZAKZAK:夕刊フジ 2011年02月26日17時00分)http://p.tl/cz5Q

夫婦円満なのはよいこと。ただ一国の宰相が夫人ベッタリというのも、ちょっと…

★「これじゃ情報も入らない」の声
 「辞めろコール」を四方八方から浴びる菅直人首相(64)にとって、1歳年上の伸子夫人が、かけがえのない精神安定剤になっている。時折、弱気になる夫にハッパをかけ、宿敵・小沢一郎元代表(68)らへの戦闘意欲を奮い立たせているという。菅首相の2月の夜日程を確認すると、なんと伸子夫人が70%も同席していた。
 政治家にとって夜日程は極めて重要。歴代首相は与野党幹部や官僚、財界人、マスコミ関係者などと会食しながら、さまざまな情報を集め、自身の政権運営に生かしてきた。
 ただ、菅首相の場合はやや違う。

 産経新聞に掲載された「菅日誌」を2月1日から24日まで確認すると、24日間のうち、同僚議員や官僚、大学教授らと会食したのは7日間だけ。13日間は伸子夫人のいる公邸で食事したとみられ、4日間は伸子夫人も交えて外で食事しているのだ(2月4日の会食は議員も同席)。
 単純計算で、伸子夫人の同席率は70%。接待や会社の付き合いで忙殺されているサラリーマン諸氏には、少し考えにくい数字かもしれない。

 菅首相と伸子夫人はいとこ同士。岡山県出身の伸子夫人が、大学3年から東京・三鷹にある菅首相の実家で下宿を始めて親しくなり、卒業後の1970年冬に結婚した。
 気になる夫婦関係について、伸子夫人は先月12日、日本外国人特派員協会での講演で「私は、夫を激励するのではなく、叱るタイプ。叱咤激励じゃなく、『叱咤叱咤』が多い。夫は『自分は議会があまり好きではないが、あなたと争うよりはマシだ』と話している」と披露している。
 政治評論家の小林吉弥氏は「森喜朗元首相が低支持率に苦しんでいたとき、智恵子夫人は冷静に世論を見て、『もういいじゃない』と話した。伸子夫人は、低支持率は夫だけの責任ではないとみて『頑張れ!』と励ましている。夫人の性格の違いだが、菅首相には合っているのでしょう」という。
 ただ、精神衛生上は良くても、夫人とばかり夜日程をこなしていたら、貴重な情報は入らない。

 菅首相自身、昨年11月の側近議員らとの会合で「首相というのは情報過疎。情報や意見は遠慮なしに寄せてほしい」とボヤいているが、前出の小林氏は「あんな夜日程なら情報が入らなくて当然。サラリーマンでも、優秀な人間は外部の人間と会食して新しい情報や発想を集めてくるが、ダメな人間は同僚同士で飲んで会社のグチを言っている」と語る。

 「妻離れ」が必要ということか。