●小沢氏、今のまま解散なら大惨敗 事実上の退陣要求
(共同通信 2011/02/27 15:50) http://p.tl/ih0r
 民主党の小沢一郎元代表は27日午後、宮城県岩沼市での党所属議員のパーティーで「このまま解散・総選挙になれば、まさに一昨年とは全く逆の風の中で選挙戦を戦うことになりかねない」と述べ、菅政権で衆院選に臨めば、民主党が大惨敗するとの認識を示した。事実上の退陣要求とみられ、党内での「菅おろし」の動きが加速しそうだ。
 同時に「政治は一寸先は闇だ。どのように政局が動いていくか分からない。解散・総選挙が現実になる可能性も非常に大きいのではないか」と早期解散の可能性にも重ねて言及した。
 菅直人首相の政権運営については「われわれが掲げた理想の旗が見えなくなったことに対する国民の批判を謙虚に受け止めるべきだ」と指摘。「一昨年の政権交代を目指した原点に立ち返り、政治に取り組まなければならない」と注文を付けた。


●小沢氏「一寸先は闇。解散が現実になる可能性も非常に大きい」 このままなら大惨敗とも
(産経新聞2011.2.27 19:17)http://p.tl/-g3b
 民主党の小沢一郎元代表は27日午後、宮城県岩沼市での党所属議員のパーティーで「このまま解散・総選挙になれば、まさに一昨年とは全く逆の風の中で選挙戦を戦うことになりかねない」と述べ、菅政権で衆院選に臨めば、民主党が大惨敗するとの認識を示した。事実上の退陣要求とみられ、党内での「菅おろし」の動きが加速しそうだ。

 同時に「政治は一寸先は闇だ。どのように政局が動いていくか分からない。解散・総選挙が現実になる可能性も非常に大きいのではないか」と早期解散の可能性にも重ねて言及した。

 菅直人首相の政権運営については「われわれが掲げた理想の旗が見えなくなったことに対する国民の批判を謙虚に受け止めるべきだ」と指摘。「一昨年の政権交代を目指した原点に立ち返り、政治に取り組まなければならない」と注文を付けた。


●小沢グループ、歩調に乱れ=倒閣急ぐ若手、中堅は慎重-民主
(時事通信2011/02/27-18:35)http://p.tl/4cYT
 民主党の小沢一郎元代表に近い一部の若手議員は菅直人首相を退陣に追い込むべく行動をエスカレートさせる構えだ。小沢氏自身も、首相が衆院解散で対抗するとの見方を再三示すなど、若手をあおっている感もあるが、中堅やベテランの多くはこうした動きに距離を置いている。小沢グループの内実は一枚岩にはほど遠いのが実情だ。
 「解散が現実になる可能性も非常に大きい」。小沢氏は27日午後、宮城県岩沼市で開かれた同党衆院議員の会合に参加し、解散に改めて言及。さらに「国民と約束したことがだんだんかすんで見えなくなっている」と述べ、首相の政権運営を批判した。
 民主党会派からの集団離脱を表明した渡辺浩一郎衆院議員ら比例代表選出の16人の一部は、28日に予定される2011年度予算案の衆院採決で造反する可能性を示唆。「除名も覚悟の上」との強硬論があり、視界には新党結成も入っているようだ。また、小沢氏を支持する衆院当選1回議員による「北辰会」内からも「国民との約束を本当に守れているのか疑問を感じる」(黒田雄氏)と同調をほのめかす声がある。
 これに対し、当選2~4回の「一新会」では模様ながめの空気が漂う。有力メンバーで小沢氏側近の松木謙公氏が24日に農林水産政務官を辞任したものの、一新会所属の他の政務三役には現在のところ「与えられた任務を全うする」(鈴木克昌総務副大臣)などと追随する動きはない。
 渡辺氏ら小選挙区を持たない比例選出議員が強硬なのは、民主党への激しい逆風下、このままでは再度の当選は厳しいとの判断もあるとみられる。また、1年生議員は、一昨年の衆院選を事実上仕切った小沢氏との関係が特に深い事情もある。
 一方、「一新会」メンバーらが行動に慎重なのは、首相が衆院解散で対抗してくることへの警戒感や、特例公債法案などの2011年度予算関連法案を成立させる手だてがない以上、今国会会期末の6月ごろには政権運営が完全に行き詰まるという見立てもある。
 党員資格停止の処分で小沢氏の影響力は低下しているが、グループは党内最大の130人規模とされ、その動向が政局のカギを握っているのは間違いない。一新会幹部は「菅さんには辞めてほしいが、解散はさせない。これがみんなの思いだ」と指摘する。


●減税日本 100人程度を擁立
(NHKニュース 2011年2月27日 23時49分)http://p.tl/jaHC 
名古屋市の河村市長は東京都内で記者会見し、みずからが代表を務める地域政党「減税日本」から、4月の統一地方選挙の議会議員選挙に、全国で推薦を含めて100人程度の候補者を擁立する方針を明らかにしました。
この中で、河村市長は「税金を払っている人が苦労して、税金で食べている人が楽をする世の中を変えないといけない。ごく当たり前の政治を日本中に広げたい」と述べました。そして、「減税日本」が、東京の区議会議員選挙に擁立する公認3人、推薦7人のあわせて10人の候補者を発表しました。公認候補3人のうち2人は、民主党を離党するとしています。さらに、河村市長は、人選を進め、4月の統一地方選挙の議会議員選挙に、東京をはじめ、全国で推薦を含めて100人程度の候補者を擁立する方針を明らかにしました。「減税日本」の公認や推薦を受ける候補者は、いずれも住民税の10%減税を選挙公約に掲げることになっています。河村市長は、名古屋市で実現を目指している減税政策を全国に広げるため、統一地方選挙を機に、「減税日本」を全国規模の政党として展開していく方針で、次の衆議院選挙にも一定程度の候補者を擁立したい考えです。



●政権批判で怒号も 民主党県連大会
(埼玉新聞 2011年2月27日) http://p.tl/w0-T
菅政権への批判発言をきっかけに怒号が飛ぶ一幕もあった民主党県連大会=26日午後、さいたま市浦和区の浦和ロイヤルパインズホテル
 26日、さいたま市浦和区で開かれた民主党県連の定期大会では、複数の総支部の代議員から菅政権への批判意見が出た。事前通告のない発言が認められず、傍聴席から「言論封殺だ」などと怒号が飛ぶ一幕も。それでも最終的には、発言を求めた代議員も含めて活動方針案を拍手で承認し、大きな混乱には至らなかった。統一選を前にした「ガス抜き」とみる議員もいた。

 質疑では代議員から「多くの支持者ががっかりしている。約束したことをやらないで、約束してないことをやっている。官僚と米国の顔色をうかがっている政治は私たちにはいらない。"国民の生活が第一"のスローガンはどこにいってしまったのか」「TPP(環太平洋連携協定)、消費税増税など今すぐやらなくていい。年金問題の解決はどうなったのか」と菅政権を批判する発言が出た。このほか、沖縄の米軍基地問題でマニフェストを守るべきとの意見もあった。

 これに対し、県連幹事長の高山智司衆院議員が「国政や党に対してのご指摘は全て間違ってない。私たちも自覚している。やらなくていいことをやっているのは事実だが、やるべきこともきちんとやってきた。逆風で厳しいが、政権交代の成果を地域で伝えてほしい」と危機感をにじませて答弁した。

 会場からは「何もやってない」「回答になってない」とやじが飛んだ。発言を求めて挙手する代議員もいたが、却下され「言論封殺だ」との声も上がった。

 ただ、こうした動きは党員から選ばれた代議員の一部にとどまり、地方議員からは党組織の改革やTPPの問題点を指摘する意見などが出ただけで、大会を欠席した議員も多かった。



●仙谷氏、衰えぬ存在感…「首相に引導」期待の声
(読売新聞 2011年2月26日22時23分)http://p.tl/zbDU
 菅政権の行き詰まりを打開するキーマンとして、民主党の仙谷由人代表代行の動向が注目されている。

 1月の官房長官退任後、めっきり発信は減ったものの、党内での存在感はなお大きい。(ハノイで、東武雄)

 ベトナム訪問中の仙谷氏は26日、チュオン・タン・サン共産党書記局常務とハノイ市内で会談、経済協力などの促進を確認した。サン氏は次期国家主席に内定しており、同国の仙谷氏重視の姿勢がにじむ。

 発信が減ったとはいえ、政局を主導する意欲は強いようだ。25日夜の同行記者団との懇談では、原口一博前総務相が掲げる「分党」論を「原口氏に『お前は民主党Bだ』などと言われたくない」と切り捨てた。強制起訴された小沢一郎元代表に対する厳しい処分を主張してきただけに、元代表と近いとされる原口氏の動きに不快感を隠せなかったようだ。

 もっとも、仙谷氏は菅首相とも距離を広げているとの見方もある。仙谷氏は否定するが、「本心では首相退陣と引き換えに2011年度予算関連法案を成立させようとしている」(党幹部)とささやかれているのだ。仙谷氏の所属する前原外相グループの会合で、前原氏が新首相の下での衆院解散も視野に選挙準備を急ぐよう指示したことや、首相が苦境に立たされる中で外遊日程を入れたことなどが、そうした見方の根拠だ。「首相に引導を渡せるのは、官房長官として支えた仙谷氏しかいない」との期待感もある。



●民主党、反執行部の発言封じか テレビ出演にくぎ刺す
(共同通信2011/02/27 15:11) http://p.tl/ux5u

 民主党執行部が所属全議員に対し、テレビやラジオに出演する際、番組名やテーマをあらかじめ届け出るよう求めた上で「野党を利するような発言には注意を」とくぎを刺す文書を配布していたことが27日、分かった。

 菅直人首相や執行部に批判的な言動をけん制する狙いとみられ、党内から「発言封じだ」との批判が出ている。小沢一郎元代表支持派との対立激化で、党内統制に手を焼く執行部の神経過敏ぶりが浮き彫りになった。

 文書は岡田克也幹事長と馬淵澄夫広報委員長の連名で17日付で配布された。議員の出演を幹事長室で一括して集約する方針に理解を求めると同時に「4月の統一地方選を控え、メディア対応の重要性は申し上げるまでもない」と指摘。「事実に基づかない誹謗中傷には徹底的に反論をお願いする」と要請し、野党にくみするような発言に自重を求めている。

 文書が配布された17日は、小沢氏に近い衆院比例代表16人の議員が会派離脱届を提出する動きがあった。今回の通達について、小沢氏支持派議員は「われわれに対する言論統制だ。執行部が党内をまとめきる自信がないことの表れだ」(中堅)と批判している。

 民主党は2007年の野党時代にも、当時の鳩山由紀夫幹事長名で、テレビ出演時の届け出を求める要請文を党内議員に配ったことがある。



●予算案採決で結束確認=菅首相、民主幹部と会談
(時事通信2011/02/27-21:22)http://p.tl/VUFa
 菅直人首相は27日夜、首相公邸で民主党の岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長、安住淳国対委員長、枝野幸男官房長官と会談し、2011年度予算案について、28日の衆院通過を目指す方針を確認した。会談後、枝野氏は記者団に「しっかりと党が結束し、予算を通さなければならない」と述べた。
 会談では、民主党会派からの離脱を表明した小沢一郎元代表に近い議員16人の動向も話題となった。出席者の一人は会談後、採決で造反した場合の対応について「ただでは済まない」と述べた。



●菅首相>退陣論拡大も強気 98年の「金融国会」念頭に
(毎日新聞 2月27日(日)21時37分) http://p.tl/gYeB

 政府・民主党は28日の衆院本会議で11年度予算案を可決し、参院に送付することを目指す。3月1日にずれ込む可能性もあるが、年度内成立は確実だ。しかし、予算関連法案は成立の見通しが立たず、衆院採決を先送りする方針だ。民主党内では菅直人首相の退陣論が拡大しているが、首相は関連法案が成立しなければ批判は野党に向かうと見て、法案修正の余地を残しつつ、長期戦覚悟で打開の道を探る強気の政権運営を続ける。展望が開けないまま、「6月解散」もちらつく。【田中成之】

 「あれだけは理解できない」。菅首相は23日の党首討論に備えた打ち合わせで側近らに語気を強めた。予算執行に必要な予算関連法案の成立を阻止し、衆院解散・総選挙を迫る自民党へのいら立ちだった。

 党首討論ではその思いを爆発させ、「解散、解散と言うが、予算も通さないで解散することが本当に国民にプラスになると思って主張されているのか」と自民党の谷垣禎一総裁を激しくなじった。

 野党からの解散圧力に加え、民主党内からは退陣圧力がかかる。菅政権を批判する小沢一郎元代表らだけでなく、首相支持派からも首相辞任と引き換えに野党の協力を得る「話し合い退陣」論がくすぶる。しかし、仙谷由人代表代行が公明党幹部に打診したとの情報が流れた18日、首相は側近にこう漏らした。「これで(表に出たことで)、この話はなくなったな」

 首相はあくまで強気だ。衆院採決を先送りする子ども手当法案などの修正協議で、公明党や社民党の協力を得る道をギリギリまで探る方針だ。

 首相が粘りの国会運営を見せるのは、野党・民主党代表だった98年の「金融国会」で「政局より国益を優先」させ、与野党協議に応じて政府・与党に金融再生法案を丸のみさせた体験からだ。首相が野党に繰り返し「責任ある行動」を求めるのもこのためだ。

 95年に米国でクリントン政権と野党・共和党主導の議会が対立し政府機関が一時機能停止に陥った例も念頭にあるようだ。この時は野党も批判を浴び、「(予算の財源を確保する)特例公債法案を成立させないと、やがて批判は野党に向かう」(政府高官)との読みがある。

 「首相は『自分が辞めても何も状況は変わらない』と思っている。予算関連法案が通らなくても、4月の統一地方選で負けても絶対に辞めない」。首相の心境を周辺はこう解説する。

 このまま野党の協力が得られずに国会終盤を迎える公算は大きい。その場合に浮上するのが、国会会期末(6月22日)に合わせた「6月解散・7月総選挙」説だ。6月末には税と社会保障の一体改革案のとりまとめと環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の参加判断の期限を迎える。民主党幹部は「首相は消費税引き上げとTPP参加を掲げて解散するのでは」とみる。

 25日夜には小沢元代表に近い輿石東参院議員会長や平野博文元官房長官らが大阪市内で会食。「政権運営は八方ふさがりだが、菅首相は辞めない」と分析し、衆院解散を警戒していくことを確認した。




●問題視された最近の首相発言
(時事通信 2011/02/27-15:04)http://p.tl/AwSV
 「これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」(2010年12月12日=自身の後援会会合で)
 「頑張っているのに評価されず、思いが伝わらないことで気持ちがなえる。私は変わり種だから徹底的にやる。なえて辞めた、ということはしない」(11年1月7日=インターネット番組で退陣した歴代首相の心境を解説)
 「野党が積極的に参加しようとしないなら、歴史に対する反逆行為と言っても言い過ぎではない」(同13日=民主党大会で社会保障と税の一体改革に向けた超党派協議を呼び掛けて)
 「そういうことに疎いので、改めてにさせてほしい」(同27日=米格付け会社による日本国債格下げについて記者団に)
 「許し難い暴挙だ」(2月7日=「北方領土返還要求全国大会」でロシアのメドベージェフ大統領による国後島訪問について)
 「民主党代表選の渦中にあったことも多少の影響があったのかもしれない」(同16日=尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の政府対応について衆院予算委員会で)
 「『2万6000円』と聞いたときに一瞬ちょっとびっくりしたことを覚えている」(同24日=衆院選公約の子ども手当に関する衆院本会議答弁で)



●在任266日、鳩山氏に並ぶ=広がる「菅降ろし」、崖っぷち-首相
(時事通信 2011/02/27-14:53)http://p.tl/97wW
 菅直人首相は28日に在任期間が266日となり、鳩山由紀夫前首相と並ぶ。報道各社の世論調査で内閣支持率は2割を切り始め、予算執行に必要な2011年度予算関連法案の年度内成立は絶望的。民主党内では「菅降ろし」が拡大する八方ふさがりの状況だ。首相は政権維持に躍起だが、在任期間をどれだけのばせるか、前途は厳しい。
 「予算を成立させることが国民にとって一番重要。私自身も全力を挙げて頑張る」。首相は25日、在任期間が鳩山氏と肩を並べることについて聞かれ、予算案と関連法案の成立に全力投球する姿勢を強調した。
 首相は予算関連法案が成立しなくても、6月に具体案をまとめるとした税と社会保障の一体改革などへの取り組みを理由に続投する構え。予算執行に支障が出ても、世論の批判は野党に向かい、対決姿勢を和らげることを期待する。党内の「菅降ろし」の動きには、苦戦覚悟で解散に打って出る可能性をちらつかせ沈静化を図る。
 28日時点の在任期間は、戦後の歴代首相32人の中では24番目。今国会を乗り切って6月末にたどりつけば、麻生太郎、福田康夫、安倍晋三の各氏らを抜いて19番目となる。
 もっとも、首相が在任日数を順調にのばしていくのは至難の業だ。不用意な発言を相変わらず繰り返しており、24日の衆院本会議では、小沢一郎代表当時に子ども手当の支給額を2万6000円に決めた際、「聞いてびっくりした」と答弁。当初から、満額支給を困難視していたと受け取れる発言に、議場は騒然となった。
 党内では、支持率の一層の低下を予想する声が多く、そうなれば、野党はさらに勢いづく。4月の統一地方選で敗北すれば、「菅降ろし」の動きが地方組織でも広がりかねない。高いハードルが幾つも控え、崖っぷちの政権運営が続きそうだ。


●戦後首相の在職日数 (時事)http://p.tl/pK0F

 戦後就任した32人の歴代首相の在職日数は次の通り。(敬称略)
1  佐藤栄作   2798
2  吉田茂    2616
3  小泉純一郎  1980
4  中曽根康弘  1806
5  池田勇人   1575
6  岸信介    1241
7  橋本龍太郎   932
8  田中角栄    886
9  鈴木善幸    864
10 海部俊樹    818
11 三木武夫    747
12 鳩山一郎    745
13 福田赳夫    714
14 宮沢喜一    644
15 小渕恵三    616
16 竹下登     576
17 村山富市    561
18 大平正芳    554
19 森喜朗     387
20 安倍晋三    366
21 福田康夫    365
22 麻生太郎    358
23 片山哲     292
24 菅直人     266
   鳩山由紀夫   266
26 細川護煕    263
27 幣原喜重郎   226
28 芦田均     220
29 宇野宗佑     69
30 石橋湛山     65
31 羽田孜      64
32 東久邇宮稔彦王  54



●民主・輿石参院会長、菅首相退陣論について現状では退陣すべきでないとの考え示す
フジテレビ「新報道2001」で
(FNNニュース 2011/02/27 14:59) http://p.tl/VK7o

民主党の輿石参議院議員会長は27日朝、フジテレビの「新報道2001」に出演し、予算関連法案の成立と引き換えの菅首相退陣論について、「混乱だけが先行することが予想される」として、現状では退陣すべきでないとの考えを示した。
民主党の輿石参院議員会長は「(菅首相退陣論について?)今はそういう時ではない。政治空白をつくったり。じゃあ、菅総理が退陣された場合にどうするんだという、そういう受け皿も何もないのに、ただ混乱だけが先行してくることも予想できますから」と述べ、現状では菅首相は退陣すべきでないとの考えを示すとともに、衆議院の解散・総選挙の可能性について、「今、総選挙をやる状況ではないし、政治空白はつくるべきではない」と述べ、現在の状況では解散すべきでないとの認識を示した。
また、輿石参院議員会長は、会派離脱届を出した民主党の16人の議員が、予算案や関連法案、内閣不信任案などの採決で造反した場合について、「党員ではないということになりかねない」として、除名などの厳しい処分が行われるとの見通しを示し、造反の動きをけん制した。


●予算案、与党は夜の衆院通過目指す=野党は抵抗、造反も焦点
(時事通信 2011/02/28-05:04)http://p.tl/8bn7
 国会は28日、2011年度予算案の衆院通過をめぐる与野党の攻防が最終局面を迎える。与党は同日中の参院送付を目指しており、衆院予算委員会と引き続いての本会議でそれぞれ可決する構え。野党側は採決に反対しており、中井洽予算委員長や川端達夫衆院議院運営委員長の解任決議案を提出し、抵抗する方針。採決で民主党内から、造反が出るかも焦点だ。
 衆院予算委は同日午前、「菅内閣の基本姿勢」をテーマに集中審議を開催。与党は午後に締めくくりの質疑を行った後、採決に踏み切り可決。夜の本会議に緊急上程する日程を想定している。一方で、成立が見通せない特例公債法案など予算関連法案の採決は先送りする。ただ、予算案は参院送付後30日で自然成立するため、年度内成立が確定する。
 これに対し野党側は、予算案と関連法案は一体として、分離処理を認めない立場。与党が小沢一郎民主党元代表の証人喚問を拒否していることにも反発している。野党の抵抗によっては、予算案の衆院通過が1日未明以降にずれ込む可能性がある。 
 民主党内では、小沢氏に近い衆院議員16人が菅直人首相の退陣を求め会派離脱を表明している。造反が出れば菅政権に打撃となり、党内の「菅下ろし」がさらに拡大しかねない。