●安住氏「自民は必ずしも野党の代表ではない」
(読売新聞2011年3月2日22時40分)http://p.tl/a0VB
 民主党の安住淳国会対策委員長は2日、同党の衆院常任委員会筆頭理事らを集めた会合で、「野党にはバラバラ感がある。自民党は必ずしも野党の代表ではない」と述べ、各委員会で自民党以外の野党との交渉を重視するよう指示した。
 民主党国対は、2011年度予算関連法案を巡り、野党も同調しやすい法案の分割を申し入れたが、自民党の反対でほごにされるなど煮え湯を飲まされてきた。安住氏は特に公明、共産、社民各党と交渉するよう求めた。
 ただ、衆院では今後、今国会の焦点である特例公債法案などの審議が行われるだけに、「野党との交渉は本来、国対の役割ではないか。丸投げされても困る」と不満の声が出ている。
 参院では、議院運営委員長など議事運営の主要ポストを自民党が握っており、参院自民党幹部は「自民党抜きで交渉できると思っているのか」とけん制した。


●公務で欠席は役所のせい?安住氏 官僚に八つ当たり
(スポニチ 2011年3月2日 17:26)http://p.tl/o9r9
 民主党の安住淳国対委員長は2日、各省幹部との会合で、山花郁夫外務政務官が2011年度予算案を採決した衆院本会議を公務で欠席したと指摘しながら「採決時に出張したばか者がいたが国会最優先だ。そういうことをけしかける役所の体質が問われる」と憤った。「政治主導」を棚に上げて、官僚側に八つ当たりした格好だ。
 専業主婦の年金救済問題についても「細川律夫厚生労働相が(野党の追及で)追い込まれたら、不測の事態が起きかねない。役所に緊張感が足りない」と関係する厚労、総務両省を名指しで批判。さらに「心してかかれ。隠し事は駄目だ」とまくしたて、野党の動向を細かく報告するなど菅政権への協力を怠らないよう求めた。
 会合後、出席者からは「政権の苦境を霞が関のせいにするのはふに落ちない」と不満が漏れた。


●若さゆえ?「安住国対」空回り…法案分割は後退
(読売新聞2011年2月17日10時04分)http://p.tl/AtsI
 民主党の安住淳国会対策委員長(49)が司令塔を務める同党の国会対応が、迷走気味だ。
 安住氏は、2011年度予算関連法案の年度内成立を巡って、野党の賛同を得る「秘策」として「法案分割案」を提唱したが、野党の反発を招いている。また、民主党は22日の同じ時間帯に衆院本会議と衆院予算委員会の中央公聴会を開催することを決め、「拙い国会対応だ。安住氏の若さが空回りしている」(自民党幹部)との批判が出ている。
 安住氏は16日の民主党国対委員会の会合で、「予算関連法案を抱えている委員会はぜひ日程を入れ、動かせるところから動き出していただきたい」と指示した。
 しかし、民主党の斎藤勁国対委員長代理は同日、国会内で記者団に対し、「(法案分割案は)完全になくなったわけではないが、当面はない」と語り、後退姿勢を示した。同日の衆院予算委員会でも、法案分割案について菅首相が追及されるなど、野党に格好の攻撃材料を与えてしまったことで、民主党内では、法案分割案をとりあえず封印する空気が強まっている。


●「首相退陣」打診あった?=自民幹部が発言、すぐ訂正
(時事通信 2011/02/18-18:10)http://p.tl/PUFk
 自民党の逢沢一郎国対委員長が18日の記者会見で、民主党幹部が菅直人首相の退陣と引き換えに2011年度予算関連法案の成立への協力を公明党に打診したとの一部報道について、いったんは自民党にもそうした打診があったと語りながら、直後に取り消す場面があった。
 逢沢氏は、「そういう打診を聞いているか」との質問に、「何回かそういった趣旨の意向が直接、間接に伝えられている。(打診したのは)民主党の安住淳国対委員長だ」と述べた。
 ところが、「安住氏は首相交代を条件に法案成立に協力してくれと言ったのか」と念押しされると、逢沢氏は「いや、そうではない」と訂正。「予算関連法案のどの部分であれば協力いただけるかとの趣旨の発言であり、(首相退陣うんぬんは)一切ない」と語った。