3-1)子どものアナフィラキシー体験 | アトピーにやさしいごはん

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粗食(菜食)→肉食系糖質制限(糖質ゼロ目標)→ゆる低炭水化物食を実践中。4才と1才の子育てママ。いいとこどりしたレシピを更新中。

はじめに、こちらの記事 の「お願い」を読んでから読み進めていただくようお願いします。

(記憶が新しいうちに書いてしまいたいので、3回目のアナフィラキシー経験からUPします。)








3回目のアナフィラキシー経験は、つい先日、西日本最大の花火大会、筑後川花火大会に行ったときに起こりました。


夫、私、子ども2人、私の母(祖母)の5人。



初めて行くお祭りだったため、食べられるものがないという事態にならないように、子どもは行く道の車内で持参したお弁当を食べました。



場所をキープし、レジャーシートを敷いて子どもを座らせ、大人は交代で子どもを見ながら近くの出店へ行き、食べ物を買いました。




娘は「暑い暑い」と言いながら、ぐずり気味でした。



日頃、夏休みだけど幼稚園生活のときと同じタイムスケジュールで就寝させているので眠かったのもあるかもしれません。

花火開始は20時前後だったかと思います。
毎日20:30には布団に入り、21:00には寝ています。





私は出店でかった焼き鳥の豚バラを娘に食べさせましたが、固かったようで一口しか食べませんでした。

牛サガリも買っていましたが、味が薄く、妙に柔らかく、暗がりの中ですが見た目も変だったので、加工肉かもしれないと思い、これはあげませんでした。



娘があまりに「暑い暑い」というので、夫が出店で練乳なしで作ってもらったかき氷を与えました。



花火が始まり、最初は「わー!きれい!」などと声をあげていたものの、だんだんぐずりはひどくなりました。

単に、こどもは飽きるのが早いなと思っていました。



かき氷は、氷が粗く食べにくかったのもあって半分以上残して早々に手放し、なぜか下の弟を乗せるために持ってきたベビーカーに座ると言い、 座りました。




花火も終盤の雰囲気がでてきたころ、私は、ぐずりがひどいし早く帰ってもいいかなと思いました。


でも、夫がせっかく連れてきてくれたのに、終わりを待たずして帰ろうとは言いにくく、もうちょっとだしいいかとそのままにしました。





花火が終わると同時に、人ごみにまぎれまいとスタートダッシュを切るつもりで歩き出しましたが、皆同じ考えのようで、すぐに人ごみになりました。


歩き出してすぐに、娘が激しく咳き込みだしました。




つい先日、自宅の庭での花火で、もうもうとたつ煙に咳き込んでいたので、大人には感じることのできない花火の煙の成分に反応してるのかと思いました。


ちなみに大人には花火の煙など、全くけむさは感じられませんでした。




あまりに激しく、休みなく咳き込むので、喘息発作かも!これは救急に行かなくては!と思い、「すみません、通してください」と声を上げながら走って人ごみを抜け車に乗車。


娘は時折、「あーーーー!!」と叫んでいました。


たぶん息が吐けなくて苦しかったのでしょう。

(喘息は吸うことよりも吐くことができません)




このとき救急車を呼ぶことも考えましたが、この渋滞の中呼んでも来るのに時間がかかるだろうと思い、呼びませんでした。


アレルギーのものを食べさせた覚えは全くなかったので、まさかアナフィラキシーだとは思わなかったのです。


それに夫は、職業柄、道に詳しく、道路交通情報にカンが働きます。


小児救急医療相談に電話して、近くの救急病院の聖マリア病院を教えてもらい向かうことにしました。


私は気休めだと思いながら、気管支拡張剤のホクナリンテープを娘に貼りました。

(少しだけ落ち着いたきがしましたが・・)





ですが、やはり渋滞で全く動きません。


待っててもどうしようもないので横道にそれ、通行止めのところを無理言って通してもらい、急がば回れで病院の近くまで行くものの、病院の通りは大通りで渋滞。


とてもじゃないけど近寄れる雰囲気ではなく、走るのにも無理がありました。




おそらく福岡のほうへもどり、筑紫野市の福大筑紫病院へ行ったほうが早いとなり、そちらに向かうことにしました。


判断は正解でした。

夫がアプリで渋滞情報をチェックしながら高速に乗りましたが、車はスムーズに流れ、病院に到着しました。




病院に着くころには娘はだいぶ落ち着いていました。


喘息だと思っていたので、病院に行かなくてもいいのでは?という感じもありましたが、念には念をなので診察を受けました。




病院に着くと、娘の全身は真っ赤になっており、ガタガタとふるえ出しました。

呼吸は早いものの、息ができないという感じはなくなっていました。


移動中の車内で話していた原因と思われることを伝え、喘息じゃないかと言いましたが、医師の診断はアナフィラキシーショックだったのではないかということでした。




アレルギーのものを食べさせた自覚が全くなく、なんだか腑に落ちない診断でした。


祭り会場から病院に着くまでは、喘息の症状しか感じられなかったからです。



アナフィラキシーだった場合は、アレルギーのものを食べた直後に急変するし、蕁麻疹が出たり、くしゃみ鼻水の症状がいつもなら出ていたからです。


それに“吐く”ということをエピペン注射の基準にしていましたが、吐かなかったし吐きそうでもなかったからです。




このときまでは、原因は、出店で買ったかき氷じゃないかということになっていました。


出店で忙しく作っているので、練乳なしで作ってもらったけれど、他の人にかけたときに飛沫が飛んでいたのではないかと。


花火も終わるころに、溶けたかき氷のシロップを飲ませていたからです。


最後に飲ませたかき氷の汁に練乳の飛沫が混ざっていたのではないかと。




それしか考えられませんでした。



つづく。