演者との距離0(ゼロ)の超新感覚ショー！Sleep No Moreを観に行ってきました

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日本から友人が来た時くらいにしかBroadwayなどのショーを観に行かない私。

ただ今回友達の誘いで観た【Sleep No More】は今まで観たどのショーよりも衝撃的で、とんでもないものでした！！！

あまりに圧倒されすぎてしまい、感想を聞かれたら「とにかく凄かった！」としか言いようがない。

舞台はChelseaの端っこにあるMcKittrick Hotel。

第二次世界大戦の開戦を受け、オープン6週間前にして開業することなく閉鎖されてしまった本物の廃墟ホテルです。

観に行くにあたり多少の知識を入れておこうと調べていくとどうやら体験型のショーで、ホテルの色んな所で様々な演者によるイベントが起こり、その誰をフォローするかで観るものが全く変わるということ。

ネタバレの所は読まなかったので何が起こるのかは不明でしたがとりあえずシェークスピアのマクベスは頭に入れて置いたほうがいい、とのことであらすじをフワッと暗記。

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私達は7:30入場のチケット。(15分刻みで入場するシステムがイマイチわからなかったけど後でその理由は分かります)

バウンサーにIDをチェックされ、(中でお酒が飲めるバーがある為)この重い鉄の扉を開けるとまずコートチェック。

バッグも預けなければいけません。携帯や財布はポケットに入れなどさえすれば持ち込みOKだと思います。

ただこの日、私も友達もワンピースだった為ポケットがなく全て預け手ぶらで中へ。

この解放感、なかなか出掛け先で味わえませんが後にこの事を死ぬほど後悔することに....

さて、携帯も何も持っていない私達、「This is your key」と、トランプを一枚ずつ渡され、暗い中バーを抜けると20人くらいのグループになり仮面を渡されます。

そして何があっても仮面を取ってはならず、絶対に喋ってはいけないことを伝えられます。

(白い仮面が参加者、黒い仮面はスタッフ、仮面を着けてない人が演者)

な、なんか怖い。。。
お化け屋敷とか私超ダメなんですけどー！

この超怖がりの私がこの後一人とんでもないことを体験することに。。。

さてスタッフがエスコートするエレベーターに乗り、It's show time。
静かにショーの幕開けです。

すこーしだけネタバレしますがもし絶対に内容を知りたくない！！！という方は一番下までスクロールして飛ばしてくださいね

さて、エレベーターがとある階に着いて最後に乗り込んだ私達は当然最初に降りることに。
うやうやしく「Lady first」なんて言われちゃうしね。

私が一番手前にいたので降りました。着いた階はほぼ真っ暗。

そして後から私に続くであろう友達を振り返るとエレベーターの扉が静かに閉まっていきました。

え、えっ！？ちょっ、、、、

エーーーーーーーーッ！？

私一人ぼっち in 暗闇。。。　恐怖と混乱で何が起こったか分からず。

噂には聞いていた"一緒にいた人とはぐれるかもしれない"、というハプニングはこれかー！！！

友達もエレベーターの中でめっちゃパニくっていたそうです。

真っ暗な中私の前には無表情の女の人が現れ、その人に手を引かれ先へと進ませられます。

夢の話や色々な話が音声で流れてたのですがあまりの恐怖でほとんど覚えてません。

引かれている手は震えているのが明らかだったと思います。。。ほぼ半泣きでした（泣）

途中車椅子に乗せられたり、人が代わり「あなた全く変わらないわね！」と詰め寄られ、「Th, thank you...」と訳わからない返答をする私。

最後に扉の先に追いやられ、自分が他の参加者と合流したことに気づきました。

せいぜい10分弱だったと思いますが永遠のように長いひと時でした。

物凄く怖かったけど終わってみれば20人の中でこんな体験できるのは1人だけだしちょっと得した気分でした♪ 　ただ人によっては本当に発狂するレベルだと思います

皆マスクをしているので友達の洋服だけを必死に思い出しなんとか20分後くらいに合流できました。携帯があれば絶対テキストしてた。。。

友達と合流後、ホテル内をさまよっているとどこからともなくマスクをしてない人が急に現れ芝居を始めます。

びっくりするくらい超アクロバティックな動きで見ているこっちがドキドキしてしまうほど。観客と衝突寸前！！なんてこともしばしば起こるくらいに距離が近い。

ほとんど言葉はなく動きのみの演技ですが完全に芝居に入っているので狂気さえ感じます。
ちなみに男女共に全裸シーンもあります。これはビックリでした