一昨日晶子ちゃんと行った上野動物園のことと、昨日のご近所ママ&ベビ会のことを早く書きたいのだけど、





その前にどうしても書きたいことが。



だって、文字でも打ってないと涙が溢れてきそうだから…( ;∀;) 










私、歯っ欠けなう。

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話は…遡ること1年前。

市の母親学級で歯科検診を受けた時、3年前にセラミック治療をした右上奥の歯の歯茎が少し腫れていることを指摘された。




『まぁそこまで酷いわけではないし急を要してはいないから、産後落ち着いたら治療してよ』と言われ、油断していたのだけど、数ヶ月前から歯を磨くたびそこから出血するように







それでも歯医者に赤子を連れて行くのも気が引けるし、かといって土日は遊びに忙しいしと、ここまで治療しないままずるずるときてしまったのだけど、



先週痛みを感じる日があったため、歯科口コミサイトから、評判の良い近くの歯医者さんを予約をしてみた。








で、今日行ってみたんだけども。

駅の真ん前という好立地にある大きく綺麗な歯医者さんだったから、とても安心して入ったのだがこれが地獄の始まりだった…








15分も前に到着したのに、すぐに名前を呼ばれた。

歯医者さんって大分待つイメージあったのに、ここは早いんだな!ホスピタリティー高いな!って今思えば患者さんが少ないということだよねこれ。。。こんなところにもヤブ医者のサインが隠れていたのに私は見事に見逃した。







席は個室のようになっていて、目の前には大きな液晶テレビや、雑誌が置かれたラックまで。

ネイルサロンにでもきたような癒しの空間!って今思えばそれだけ施設にお金かけられるほど丸儲けしている歯医者ってことだよねこれ。




まずはレントゲンから!ということで、お口の中の状態を知るため、レントゲン撮影。



その後席に戻ったところでインチ登場。




『でー?今日どっしたー??』

超よく言えばフレンドリー、素直に言えばどチャラい、夜の歌舞伎町系の院長が昔からの友達のようなテンションで登場し、

歯の状態チェックを開始。



空気を吹きかけながら鏡で一回り見た後、

今度は先が針のようになってる道具で歯茎をチクチク突き刺しながら歯周ポケットのチェックなるものをしてきたのだけど、それが終わった後鏡で見たら、そこら中の歯茎から出血しまくってて、そんな自分の顔がホラーで本気でビビった((((;゚Д゚)))))))







その後、先ほど撮影したレントゲン写真の説明を受けたのだけど、

『まぁまだわからないけどもしかしたらセラミック被せてる歯の歯茎に埋まった部分が1本折れてるかも。ちょっと横に黒い線入ってるようにも見えるんだよね。でも開いて見てみないことにはわからないから歯茎切開してみよー。もし切開してみて折れてたら抜歯か、歯を残したまま治療できるならそうすることになるから』と。







いきなりの展開に驚くも、それ以外の治療法の提案はなく有無を言わさない説明だったし、まぁ次回切開するまでに考えればいっか。




と思いきや、

『麻酔うつからー』








え((((;゚Д゚)))))))









日本の歯医者=治療をいちいち小分けにする




という認識が見事に裏切られ、その場で麻酔が打たれた。









その後麻酔が効くまで10分ほど院長が席を離れたんだけど、その間すごく怒った声が聞こえてくるではないか(;゚Д゚))))怖


『だからそこじゃないって言ってんだろ?どうすんの?わかんないの?おい』ってこれがかなりの迫力とボリュームで聞こえてくる。


最初小さな患者さんが処置中に口を閉じたりして危ないから注意してるのかなと思ったんだけど、どうもそれにしては怖すぎるんだよね。

よくよく聞いてたら、歯科衛生士さんに言ってたっぽい。


それにしてもそういうのを患者のいる前でやってはだめだよね、

雰囲気すごく悪くなるよ…








声がおさまり、院長が戻ってきたかと思ったら、隣の歯科衛生士さんにいきなり、


『メス!』







((((;゚Д゚)))))))








 
切開始まった。








麻酔がきいていて何も感じないものの、さすがに怖いよ。。。。。。。






と恐怖におののくも束の間。








『はい、鏡持って?ほらこれ、歯茎の中こうなってるの。大分膿んでるね?抜くよ?』









本当に本当に本当に驚くことに、

手に持たされた鏡の中にうつったのは、私の切開された歯茎をぴらっとめくった、血だらけの歯茎の中身







人生でこんなグロテスクなものを私は他に見たことがない………








もうとにかくすぐさま目をそらしたくて。





私、思考回路停止。








『はい…』







ってことで、あれよあれよと治療は進み、歯医者さんに入った40分後にはセラミックがかぶさっていた歯が抜かれていた。








この抜歯が大分大変そうでね。

かなーりグイグイグイグイ引っ張って、衛生士さんが新たな器具投入して、また引っ張って、を繰り返し、長いことかけてやっと抜けた。





しかもこれが、麻酔がきいていて歯や歯茎こそ痛くないものの、使っている器具に唇の端をかまれたか何かで、唇があまりに痛すぎて歯が抜ける頃には私口裂け女になるんじゃないかと本気で心配した。




驚くほどの強さで何かにつねられているようなそれはそれは耐え難い痛みで、涙がちょちょぎれはじめて、声にならない小さな叫び声が出るたび、『え、痛い?これもだめかー』という、こちらがいけないかのような反応をしてくる院長。





いや、歯が痛いならまだしも、唇だからおそらくそれ私悪くない。

私が耐えなきゃいけない痛みじゃなくて、処置の仕方に問題あると思います。。。








とも言えず。







気づけば私は歯っ欠け人間に。







呆然としているうちに、切開した歯茎が縫われ、この後どうなるのか聞いてみると。






『歯を抜いた部分をどうにかしたいなら、インプラントかブリッジになるねー!』



『インプラントって高いんですよね?』



『まあ大体45万くらいかな。でもまあブリッジにしても、1本11万、それを3本となるから33万。そんなにかわらないしインプラントをオススメするけどね。どちらにしても4ヶ月して抜歯した部分が治らないことにはできないから。4ヶ月のうちに考えておいてよっ』







…聞いてない((((;゚Д゚)))))))

そんな大金がかかる処置が抜歯の後にかかるなんて私聞いてない…。









『あの、このセラミックはどうなるんですか』



『もうこのセラミックは使えないからね』









…ここで気付いた。



そうか、そうなのか。

セラミックは歯があってこそ、そこに被せて使えるものだから、もう使えないんだ…




私3年前に清水の舞台から飛び降りるつもりでこのセラミックに12万円もかけたのに………






普通に考えれば歯を抜くという時点で気付かなければいけなかったことなのだけど、あまりに展開がはやすぎてついていけていなかったことと、


歯茎の中身を見させられたことでショックで思考回路停止していたことで、



全く正常に頭が働いていなかった









でも、切開についても、抜歯についても、一応私は”はい”と返事をしているわけで、つまりそれはこの場合”同意”ととられるため何も言えないのか。
 


 

それでもインプラントやブリッジの話が事前になかったのはおかしいよな。










ジワジワと頭の中に多分正常な考えであろうクレームが湧き上がって来た頃には、1週間後の抜糸の予約をして歯医者さんを出ていたのだけど、




やっぱりおかしいな、とこの話を迎えにきてくれた夫にキレ気味に伝えると、院長に話を聞きに行ってくれた。




怒りの矛先を完全に間違え夫にむけていたため私最初は一緒についていかなかったのだけど、後から聞いた話によると、受付の方が夫の来院を院長に伝えると院長、

『え?俺説明したよね?』(←私に、という意)


と、若干不満そうに出てきたらしい。








『歯は歯茎の中で折れていた。だから抜かないといけなかった。急を要した。全て私に説明し同意をもらってのこと』

という説明を受けたらしいのだけど、私折れてたとは聞いてないはずなんだよね。






私が聞いたのは、最後に抜歯した歯を見せられた時

『折れちゃったけど、これが抜いた歯』

という言葉だったはず…。







つまり折れていたのではなく、抜歯する時に折れたという認識だったのだけど。








とまあ今更何を言ってももう何の証拠も残っていないし、言った言わないの問題になってもどうも解決できないわけで。

真相は闇の中…










で、今考えないといけないのは今後この歯の抜けた部分をどうするかということで。





歯が1本なくなることで、せっかく両親が高いお金をかけてくれた歯列矯正を崩すわけにもいかないし、どうにかせねば。

でもインプラントやブリッジは高すぎる…




どうしよう( ;∀;) ?






と、駆け込んだのがお隣のお隣にある歯医者さん。




以前夫がかかったことがあるらしく、とても人気の歯医者さんだったということで、すぐさま電話をしてみると、すぐに診てもらえることに。






状況を説明すると、


『それってもしかしてお隣の歯医者さんですか?』と。






月に10人は隣で酷い治療を受けたという患者さんがセカンドオピニオンを求めてやってくるらしい。





『何かが起きているのではないかと思っていたんです。でも関係があるわけでも、どなたかの治療の際に自分がその場にいたわけでもないのでどうにもできなくて』と。





抜かなくていい歯を抜かれたり、大金を必要とする実費の治療で処置した歯がすぐに折れたり、と私のような患者さんが後を絶たないらしく、中には治療を終えてそのまま泣きながらやってくる人もいるのだとか。








実際話をきくと、

私の歯も抜かなくてよかった可能性が高いのではないか。歯が縦に折れていたなら抜かないといけないことが多いが、横なら半分を残すことは可能だったはず。

切開した歯茎を見せるようなことは普通しない。グロテスクすぎて奇絶する人も中にはいる。

説明不足すぎる。むこうは説明したつもりでも、理解できないまま治療を終えられたという人があまりに多すぎる。





さらに驚くことに!


ブリッジは実費でなく、保険を適用できる。→7000円でできる。


あちらで33万と言わたけどもー










いやね。まいった。




 

最初からこちらの歯医者さんに来ていればよかった。








これってほとんど詐欺だよね?

悪徳だよね?





でも驚くことにネットでの口コミ評価はめちゃくちゃ高いんだよ…


どういうことこれ?!?!!?








情報は操作されるもの。



大学で4年間メディアリテラシーについて学んできたはずなのに…



私全くリテラシーの目が養われていなかった。







本当こんなことあるのかとびっくり。







必要以上に大きく切開した歯茎を縫った痛みから解放されるよう、はよ寝よ。






こういうこともあるので本当。

みなさん歯医者さんにはくれぐれもお気をつけください。





歯は一生ものです。

一度抜いたら元には戻りません…