こんばんは
ご訪問ありがとうございます m(_ _)m
カッパドキアのギョレメに来ているお話です。
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
でお届けしています。
ギョレメのターミナル的な所。
ここからバスが発着していました。
あちこち雪が残っていましたが、コンヤほど寒くはありませんでした。
コンヤは寒さNo.1です。
M子さんが乗ったバスを見送り、ある人に電話をしてみた私。
この方も、イスタンブールにいるアフメットさんと同じように、私にとっては大好きな人達のひとり。
初めてトルコを訪れた時、イズタンブールのアフメットさんが紹介してくれたのがアリさんでした。
それ以来、カッパドキアを訪れる際には必ず訪ねるようにしている人です。
スケジュールが慌ただしく、今回必ず会えるとは限らなかったので、トルコに行くことは言っていませんでした。
でも、すぐ近くまで来ているので、今回は会わないとしても、一応、礼儀?として、電話で挨拶くらいはしておこう。
電話をしてみました。
まだ仕事してるだろうし、出なかったら、それはそれで良いのです。
が、予想に反して、すぐに電話に出てくれました。
私 : もしもし、アリさん? よしえです。
アリさん : ・・・え? よしえさん??
久し振りなので、何が起きたのかとビックリした様子。
アリさんは大分前に、私を紹介してくれた日本在住のイラン人のMさんや、イスタンブールのアフメットさんと一緒に、暫く日本に滞在していた事があるのですが、未だに日本語が流暢でした。
会話がとても楽でした。
日本語だから!
私 : 久し振りですね。 元気ですか?
アリ : 元気ですよ~、うふふ ほんとう、久し振り。 日本から電話してますか?
・・アフメットさんもアリさんも、うふふって笑うなぁ
私 : 今、ギョレメに来ています。 アリさんに会えるか分からなかったから、トルコに来ること言わなかったんですけど、電話で挨拶くらいはしておこうと思ったんですよ~。
アリ : え、今ギョレメにいるの? 10分で行きます!
私 : ええ!? そんな、無理しないで下さい。 急なことだから。
アリ : いえ、大丈夫。 すぐに行きますよ。
もちろん会えたら嬉しいのですが・・
万が一会えた時のために、日本からお土産を持ってきていたので、ホテルに取りに帰ろう。
時間を決めて、アリさんの指定したカフェの前で落ち合う約束をして電話を切りました。
アリさんは、ギョレメの隣町のウルギュップという街に、ご家族と住んでいます。
カッパドキアはワインでも有名で、ウルギュップには地元で人気のワイナリーもあります。
20分後、お土産を持ってカフェの前に行くと、既にアリさんが店の前にいました。
久々の再会に喜び合い、店の中へ。
このお店はカフェという名前ですが、店の大きさと料理はレストランのジャンルです。
遅い昼食を食べたばかりなので、アリさんに食事してもらって、私はワインとおつまみ程度に頂きました。
アリ : 仕事終わって、スポーツジムに行くところでした。 ジムの入口に入ろうとしたら、丁度一歩手前でよしえさんから電話が来ました。 ジムの中に入っていたら電話気付かなかったと思うので、本当にすごいタイミングでした。
ナイス、私
私 : アリさん、車ですよね? ワイン飲んだらダメでしょう。
アリ : トルコでは大丈夫ですよ、ちょっとだけなら。
え~~~、本当~???
日本だったら絶対に捕まる。 お酒を飲んだことを知っていて運転させてる私も共に罪に問われてしまう。
アリ : 大丈夫。 ここはトルコだから!
実はここ、他にも車で来ている人達が多く、お店の人達も、車で来ている人々に対してアルコールを出さない、などはしておらず、当たり前のようにビールやワインを提供していました。
もしかして、本当に大丈夫なのかな。。???
でも念のため、これ以上飲まさないようにしよう。
アリさんは、この一年の間に仕事を変えたそう。
以前はトルコ絨毯の会社にいましたが、経営者が替わって、新しい上司と合わなかったので仕事を変えた事や、それにまつわる残念な経験や、悔しかったりした思いなどを話してくれました。
今でも、当時の気持ちは完全には昇華できていないようでした。
私、特にこちらから何も聞かないのに、いつでもどこでも人の悩みを打ち明けられてしまうのです。
なぜか。。。
アリさん、今は観光業に携わっているそうです。
アリ : 何年振りかに日本語喋りましたよ。
そうでしたか。。。 ブランクがあるなんて全く感じられませんよ?
悩みを打ち明けられるくらい、ものすごくお上手ですけど・・・
やっぱりアリさんは、頭がいいなぁ。
ひととおり喋り倒した後
アリ : よしえさん、久しぶりだからカッパドキア、見たいでしょう? ドライブしましょう。
いやいやいや、ワイン飲んだでしょ!
危ないからダメですよ
アリ : 私は少ししか飲んでませんから大丈夫です。
後日、日本に帰ってからトルコ語の先生にこの話をしたところ、やはりトルコにも飲酒運転はNGで罰則もあると聞きました。
当たり前ですね。。
騙された・・・
先生 : 多分トルコの方が罰則はちょっと軽いと思うし
田舎ではその規則を守らない人の方が多い けどね!
と笑っていました。
どこの国でも、飲んだら乗るな、です。
自然の中なので、奇岩がある辺りは明かりは少ないですが、たまにある街灯の灯りやホテルの明かりで薄暗く見える奇岩や巨岩。
暗い中にそびえる不思議な形の岩山は、SFの世界に来たようでもあり、巨人が静かに立っているようでもあり。
その存在感が、不思議ワールドな雰囲気を醸し出していました。
残念ながら暗いのでうまく写真に撮れませんでした。。
途中途中で車から降りて、雪の上を歩いてみたり、写真を撮ったり、夜のカッパドキアの景色を楽しみました。
ここは私にとっては非日常空間だったので、純粋にワクワクして、寒さは全く感じませんでした。
車の中でも、車の外でも、ずっと楽しいお喋りが止まりませんでした。
やはり地元民。
どんな道でも知り尽くしています。 あちこちに車を走らせ、昼間とは違う顔のカッパドキアを見せてくれました。
いつも大人のアリさんが、はしゃいでいる様子を見たのはとても珍しく。
アリ : ワインのおかげ。 うふふ
アリさん、日本語の使い方、間違ってますよ 笑
これは、カッパドキアの中でも高級な洞窟ホテル。
ライトアップされている上に、窓の明かりもプラスされて、とても幻想的で美しいのです
夜も12時近くなり、もうホテルに帰ることに。
大分夜遊びしてしまった・・・カッパドキアの岩山めぐりだけど。。
ホテルの人も心配しているかもしれない。
一人で宿泊するのに、こんな寒い中で夜遅くまで帰ってこないとか。。
そろそろ帰らなくては。
アリさん、本当にありがとうございました。
会うたびにいつも、アリさんなりのおもてなしで楽しませてくれようとして。。
私はいつか恩返しできるのでしょうか。
アリさんも、また会いましょうね。
いつか日本にもみんなで遊びに来て下さい。
今回私が泊まったホテルは、結構高級な洞窟ホテルでした。
いつもは、洞窟ホテルでも、もう少々リーズナブルなホテルに泊まるのですが、この日の日中に会ったM子さんから
冬はオフシーズンで観光客もあまり来ないので、安いホテルだと光熱費をケチるところもあります。
こういう時こそ高級なホテルに泊まるチャンスですよ。
暖房をケチったりしないし、オフシーズンだから、かなり安く泊まれます。
というアドバイスの元、比較検討して選んだホテル。
大正解でした。
オフシーズンで価格がかなり安くなっていて、それなのにこのレベル。
夏では高くて泊まれませんでした。
お茶のセット
広いバスタブ
大きめなクローゼット
この見えるところ、奥まで全部私の部屋です!
一番素敵なのは・・・
じゃじゃん
お姫様のようなベッド
ベッド側から見た風景
とにかく部屋が広くて、感動モノでした。
オフシーズンは、観光客が少なくなるし、ちょっと寒いけど、お得なことだらけかもしれません。
でも、勿体ないことをしてしまいました。
夜遊びしたおかげで、この素晴らしいお部屋で過ごす時間が短くなってしまいました。。
せっかくの楽しい洞窟ホテル。
今度来る時は、もっと部屋で過ごす時間も大切にしよう。
(その前に、滞在1日だけっていうのももうやめよう)
とりあえず、あの広いバスタブにお湯を張り、湯船につかって疲れを取ってから、素敵なベッドで眠りました。
ひとりで
朝になったら、イズミルへ向け、出発です。
続く