こんにちは🌞
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前話
の続きです (^^)
トルコ旅行記
このお話の中の会話は
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
でお届けしています。
クリスのオフィスを出て、いざベリーダンスの衣装屋さんへ。
トラム(路面電車)の走る大きい通り沿いをグランドバザール方面に向かって歩きます。
※これは夏の風景ですが、こんな路面電車が走っていました。
クリスの言う通り、本当にすぐ近く、歩いて5分も経たない場所に建つビルの前で立ち止まりました。
通りに面した階段を上って2階へ。
すると、目指す衣装屋さんが!!
そうそう、この名前だよ!
前のお店はビルの1階だったけれど、細い道沿いの小さなビルの奥まった部屋で目立たなかった。
今は、メイン通りに建つビルで、2階だけれど、入口が通りに面していて明るく、以前よりも良い場所に移ったようでした。
良かったねえ。。。
前回、この衣装屋さんにはとても親切にしてもらったので、立ち退きに合ったんじゃないかと思って心配していましたが、以前よりも良い場所に移れたと分かって安心しました。
が、中は薄暗く、閉まっているよう。
クリスがドアをガタガタしていると、隣の部屋(何かのお店)から男性が出てきました。
隣の人 : 彼(衣装屋さんのデザイナー兼オーナー)ならいないよ。
クリス : 休憩?
隣の人 : 用事があって出かけたみたい
クリスが隣の人に、いつ戻るか聞いてくれましたが、もしかしたら今日は戻らないかもとのこと。
お隣さんが衣装屋さんに電話もかけてくれたのですが、電話に出なかったようです。
クリス : 残念だけど、今日はお店は開かないみたい
そうか・・・、仕方ないね。
私 : では諦めます。 色々親切にありがとうございました。
グランドバザールの友達の所に行こう。
私 : 友達と会う約束をしているので。
クリス : 待って。 ボクの知り合いの衣装屋さんを紹介します。
なんと!
クリスの知り合いの衣装屋さんはグランドバザールの中にあり、女性店主が営んでいるお店で、その女性が衣装を作っているのだそう。
さっきまで衣装を買う気満々だったので、衣装を見せてもらうだけでも・・
もし気に入る衣装があれば、そのお店で買ってみよう。
有難く紹介してもらうことにしました。
グランドバザールに向かって歩きます。
歩く道すがら、クリスが話してきます。
クリス : どうしてHappy じゃなさそうなの? ボクはこんなに楽しいのに。 あなたは全然リラックスしてないよ?
クリス・・・ それはね
あなたと出会ってまだ1時間も経ってないのでリラックスまで行けないんだよ
私は人見知りなのです。
そして、旅行中なので、ここは外国。
例えばアフメットさんのように、以前からの信頼のできる知り合いと一緒ということではなく、単独行動の最中。
どこかで気を引き締めておかないといけません。
それと、知らない人と二人でずっといるという緊張感と、旅の疲れがそろそろ出始めてもいました。
クリスはよくそこまで楽しめるよね。。。
さっき会ったばかりだっていうのに不思議。
でも、せっかく好意でここまでしてくれているので、私もちょっと愛想良くすることにしました。
私 : そ、そおですかぁ? 楽しいですよ、あはは~
いつしかグランドバザールの複雑な内部に入り、慣れた足取りのクリスの後について歩きます。
ほどなく到着したのは、グランドバザールの中でも、どちらかというと目立たない道にあるお店でした。
入口から中に入ると、ひとりの年配の女性が いらっしゃーい、と明るく出迎えてくれました。
お店の中は所狭しと衣装が並び、私の目はハート♥️になりました
クリスは女性店主と挨拶をすると、私を紹介してくれました。
衣装を探しているので手伝ってあげてほしいと言っている様子。
人の良さそうな店主の女性はギュルセレンさん。
クリスのことは良く知っているようでした。
それにしても、たくさんの衣装があって目移りします。
片っ端から衣装を見せてもらいました。
無地のも良いけど、花柄のも可愛いし迷う。
ダンスの衣装はそれなりにお高い(数万円)ので、納得いくまで吟味して選ぼう。
私の大事なお金ですから。
クリス : これはどう?
と、クリスが1着持ってきました。
ブラとスカートの一部がアニマル柄 。
しかもゼブラ🦓です。
鏡の前で衣装を当ててみました。
・・・・・・
クリス : 素敵~!
私 : うーん、ちょっと(いや大分)違うかな・・・
クリスに返しました。
アニマル柄の衣装は着こなせない・・・
クリス : じゃあこれは?
持ってきたのは、淡い水色の布地と、淡いベージュ色の布地に小さな花柄の組み合わせのもの。
これも鏡に映して当ててみました。
クリス : わぁ~、お姫様みたーい。
嬉しそうにはしゃいでいます。
衣装自体は素敵なんだけれど、その色合いは、私の顔がぼやけて見えます。
私 : 私には合わないと思う。
ギュルセレンさん : どんなのが良い?
私 : 薄いのではなく、濃い色が良いと思います。
ギュルセレンさん : 私もそう思うわ。 あなたにはもっとはっきりした色が良いと思う。
普段着る洋服とダンスの衣装は、選ぶ色合いが違います(着物なんかもそう)。
これでクリスのセンスは信じてはいけないということが分かりました。
男性だから仕方ないですね。
ギュルセレンさんが私の好きな色を聞き、こんなのはどうかと色々出してきて提案してくれます。
やはりプロの提案だけあって、私の好みの衣装が段々と出てきました。
その時、クリスがとんでもないことを言い出すのでした。
続く