【トルコ旅行記2019】⑫ 体調不良にはナーネリモン | 光を届けるパステルアート 心の宇宙に還る旅

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こんにちは🌞

 
 
 
ブログにご訪問頂きありがとうございます m(_ _)m
 
 



段々と危険になっていく台風。
会社で関わっているご利用者様達からも、今日は心配の電話のラッシュでした。
予測がつかないからこそ不安です。。
備えはしておいた方が良いですが、その備えを使わなくて良かった、と笑って言える状況になりますように。





トルコ旅行記2019
 
 
このお話の中の会話は
 
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
 
でお届けしています。
 
 
 
ただの一旅行者の旅の記録です (^^)
 
 
 
異文化交流だけれど
 
国が違っても人の心は大差無い、という私の目線で繰り広げられる世界をお楽しみ頂ければと思います☆
(だから会話を多くしています)
 
 
前話

 
の続きです (^^)
 
 

 
フェスティバルが終わり、ようやく帰ろうという時に、やっと体の具合が悪いのだと自覚しました。


それまでは、もしかしたら気のせいかもと、騙し騙し過ごしてきた感じでした。


認めてしまったら、一気に悪くなってしまうのでは!?という気持ちもあって。。。

 


車に乗り込む前に、ちょっと待って、気分が悪い、と言って3人を止めました。
 
 
どうした!
お腹が痛いのか?
気持ち悪いのか!?
 
とザワつく3人。
 
 
なんというか、お腹が張って、痛みもあって、このまま車に乗ってシートベルトで圧迫されたらもっと悪くなりそうでした。
 
 
自分の症状を伝えると、カフェで休憩することになりました。

 
もう夜の22時を過ぎているけれど、まだまだ、あちこちに人がいて賑わっています。
 
 
ギュルハンは飲み物を注文しに店の奥に行きました。

オープンカフェのテーブル席に座って休んでいると、心配げに私を見つめるお母さんとギュンヌル。
 
 
あぁ、みんなに迷惑をかけてしまったよ・・・ (T_T)
 
 
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 



ここで、体調不良になった原因に思い至りました。
 
 
この旅行に出る前、ものすごく忙しくて、夕食も食べられない(食べる時間が無い)ような日がちょくちょくありました。
 
 
睡眠時間も短くて、毎日多くても4時間くらいしか寝る時間が無かったり。
 
 
そんな状況が数週間続き、体は疲れていて、少し胃が小さくなっていたと思います。

 
そのような状態になっていたのに、この日、出されたもの、勧められたものは、断らずに全部食べました。
 


ギュルハンが戻ってきて私の向かい側に座りました。


私は、この数週間のことを説明し、ごめんなさい、と3人に謝りました。


お母さんは、謝らないで、と私の背中を撫でてくれます。
 
 
ギュンヌル : 悲しまないで。 あなたが疲れていたのに私たちがここまで連れてきてしまった。

 
ギュルハン : 日本からここまで移動してきて、すごく疲れていたんだよ。 日本からイスタンブールまで12時間もかかって、その後何時間も空港で待って、イスタンブールからイズミルまでまた飛行機に乗って。
こっちに着いてから、あれも食べろ、これも食べろとたくさん食べさせたから具合が悪くなったんだよ。 日本人は胃が小さいのに。
 


トルコに到着する少し前に出た機内食の朝食(真夜中)。
 
国内線の飛行機で食べた朝食(早朝)
 
オズデレの家に到着してから皆で食べた朝食(3回目)。
 
朝食後、私だけ出されたケシケキ(通りすがりの披露宴で分けてもらった料理)。
 
そして家を出る前に食べた早めの夕食。
 
フェスティバルに着いてから、お母さんから手渡されるままに屋台の売り物をつまみ食いもしました。
 


・・・食べっぱなしじゃないか。。。
 
 

しかも、早食いの皆に追いつこうと、自分も無理して早食い(それでも遅かったけれど)。

きっと消化不良です。



長時間の移動をして、その前から睡眠時間が短かったのに、飛行機の中でもあまり眠れず疲れていたくせに。


昼寝をしろと言われたのに、ろくに休まず起きてしまい、長時間の散歩をした挙句、フェスティバルに出掛けて(連れてきてもらって)3時間以上立ちっぱなし。
 
 
そりゃあ、具合が悪くなるわけだ。
 


自己管理ができていなかったせいです。

 もう若くないのに  自分の体力を過信してしまいました。


楽しい気分を私が台無しにしてしまったようで、悲しくなりました。
 
 
でも、3人とも心から心配してくれて
疲れていたのに連れてきた自分たちが悪いのだ
と慰めてくれました。


全然そんなことないのに・・・ えーん


私が滞在する期間が短いので、限られた時間で、できるだけのことをしてあげようという気持ちからのものです。


謝られてしまうなんて・・皆が優しすぎて、余計にツライ。
 
 
 


私の前に、飲み物が置かれました。
 
 
これは・・・??
 
 
ギュルハン : ナーネリモンだよ。 胃が痛い時に良いから。
 
 
image
 
これが、あのナーネリモン!
 
 
私の大好きな本、高橋由佳利さんの「トルコで私も考えた」に出てきたナーネリモン。
 
 
ナーネはトルコ語でミントのこと
リモンはレモン
 
 
要するにミントとレモンのお茶のようなもの(ホットです)。

体を内側から温める働きがあるそうです。
 
 
本では、風邪をひいた時など、具合が悪い時にナーネリモンを飲むと書かれていました。


まさか自分がトルコで具合が悪くなってナーネリモンを飲むことになるとは・・・

 



飲んでみると
 
 
すっぱ!!!
 
 🍋   🍋   🍋   🍋   🍋   🍋




熱々に温められて、余計に酸味を感じました。
 
このままでは酸っぱすぎて飲めないので、お砂糖を入れて飲みました。
 
 
私がゆっくりとナーネリモンを飲んでいると、お店のオーナーさんらしき女性がやってきて、様子はどうかと聞きました。
 
どうやらギュルハンがお店の人に私の症状を伝え、この女性がナーネリモンを勧めてくれたそうです。
 
 
皆さん本当にありがとう えーん
 
そして、心からごめんなさい。
 


ナーネリモンを飲み終わり、3人もそれぞれ自分の飲み物を飲み終え、ちょっと落ち着いたので、出発することにしました。


ギュルハンがお店の前まで車を持ってきてくれました。


先ほどのお店の女性にお礼を言って挨拶し、店から出ます。
 


私 : シートベルトは苦しくなるから、帰りは後ろに乗るね
 
お母さん : じゃあ私が前に座るわ
 
ギュンヌル : よしえが後ろに来たわ~ ハート
 
 
シートベルトが無いと、だいぶ楽でした。



車が走り出してすぐに眠ってしまったようで、途中で目覚めると、大分道を進んでいました。
 


あれ!?
もうお腹が痛くない!
とても楽になっている!!



正直、ナーネリモンなんて気休めでしかないと思っていましたが、私には効き目ばっちりでした。
 
ナーネリモン、疑ってごめんね。


 
ギュルハン : よしえ、あそこに病院があるけど寄っていく?
 
私 : だいぶ良くなったから大丈夫だよ。 もう痛くない。
 
それに海外の病院には行きたくありませんし・・・
 
 


車は家に向かって戻ります。


途中、暗い道で停まると、ギュルハンに、車から降りるよう言われました。
 
 
なんだ、こんな所で、と思って外に出たら、高台から見る、月夜のエーゲ海でした。
 
 
 
image
 
スマホなのでこんな写真しか撮れないのが残念ですが、月が大きく輝いていて


ただ、月の光だけが強く海面を照らしていて


言葉にならない美しさ・・・
 


今までの人生で、こんなに美しい夜の海を見たことがあっただろうか?



まるで魔法がかかっているかのようなその光景の美しさに見とれてしまい、感動して立ち尽くしていました。


そこは、来る時に、夕方の金色のエーゲ海を見たのと同じ場所でした。
 
 

私がエーゲ海を好きなので、月夜のエーゲ海を見せるためにわざわざ停まってくれたのでした。



ギュルハン : もう帰ろう
 


車に乗る前にふと上を見上げると、夜空には満天の星!


街中では見られないたくさんの煌めく星々に、またもや感激して口を開けっぱなしになってしまいました。
(今更だけど、星って瞬くんだって思い出しました)

 
ここは何もかもが美しい、私にとっては夢の国にいるかのようでした。
 


ここに来るまでは長かったけれど、来て良かった。。。


そして

一人いないだけでも仕事が大変なのに、気持ち良く送り出してくれた同僚たち。


楽しい旅行になるようにと色々都合をつけて協力してくれたプライベートな関係の皆さん。


お母さん、ギュンヌル、ギュルハンの、私の想像を超えた優しさ。



この光景を見て感動したのは、たくさんの人たちへの感謝の気持ちが共にあったから、と思っています。




 
こうしてやっと家に戻り、大きな反省と共に、長かった一日が終わりました。
 
 
 
続く おすましペガサス