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Ayurvedic Life is Beautiful

アーユルヴェーダで病気になりにくい身体作り、健康維持、アンチエイジングを目指して!

10月に入り、早いもので1週間が経ちますね・・・

朝晩は風が冷たく、昼間でも陽が出ていないと肌寒くなってきました

もうすっかり秋もみじ
秋と言えば食欲の秋、味覚の秋

夏に落ちた消化力が回復して、秋は食欲が増してきます。

アーユルヴェーダでも秋は、これから来る寒い冬に向け、夏にバテてしまった身体にしっかりと栄養のある食事を摂り、滋養を与えたい季節です

私もなんだか無性に秋の味覚を食したくなり

友人から頂いた新米の玄米を使って、栗ご飯を作ってみました

今日は玄米と白米を一緒に炊いて・・・
ご飯のほんのりとした甘味と、栗の甘味は、とても幸せな気分にしてくれます

それから、スーパーで新秋刀魚が売っていたので迷わずゲット

シンプルな塩焼きも簡単で美味しいので、大好きなのですが

今日は三枚におろして、シソを巻いて竜田揚げにしてみました。

中はジューシー外はサクサクたまりません


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アーユルヴェーダでは、一食の中に6つの味を摂るようにと言われています

6つの味とは、甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味です。

味はドーシャ(私たちの生命エネルギー)や消化に影響を与えます。

6つの味をバランスよく摂ることで、ドーシャもバランスされます。

また、甘味・酸味・塩味は秋に乱れがちなヴァータドーシャを鎮静してくれますので、乾燥や冷え・疲れを感じた時には積極的に摂りたい味です

ただし、偏り過ぎたり過剰に摂り過ぎてしまうと、他の2つのドーシャであるピッタやカファを乱してしまいますので、ご注意下さいねひらめき電球

何事もバランスが大切です


今日の献立で6つの味を説明すると・・・

「ご飯・栗」の甘味。

「きゅりとわかめの酢の物」の酢や、カボスの酸味。

「小松菜と油揚げのピリ辛炒め」に使った醤油、秋刀魚に使ったお塩や、お味噌汁の塩味。

「小松菜と油揚げのピリ辛炒め」に使った鷹の爪や、大根おろしの辛味。

小松野(青菜)やシソの苦味と渋味。

など…


特別な食事を作らなくても、和食で簡単に6つの味を摂ることができ、実はこれもアーユルヴェーダなご飯になります

インド料理のようにスパイスを使わなくても、大根おろしやシソは消化を促進してくれる、素晴らしい和食の薬味です

日本でも季節の食材を摂ることが身体に良いと言われ、和食では旬の物を多く取り入れたりしますが、アーユルヴェーダでも同じなんです

その季節の食材は、その季節に必要なエネルギーを身体に与えてくれます

私たちはそうした自然の恵みをいただき、季節の移り変わりに対応できる身体をつくっていけるのですね

有り難いです

是非、6つの味を上手に取り入れて食欲の秋、味覚の秋を存分に楽しみましょう




アーユルヴェーダライフアドバイザー
Traditional Ayurveda Japan 認定講師  中田玲奈