YAKITORIとBACK LIFTのこと | backliftさんのブログ

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突然の発表、そして事後報告になってしまい本当にごめんなさい。
2014年3月29日の‘FULL OF OUR BIG DREAM TOUR 2014 FINAL’をもって、Gt/ChoのYAKITORIはBACK LIFTを卒業しました。

突然で、かつ事後報告なのできっとたくさんの人たちが納得いかないと思うので、今日に至るまでの経緯を少し長くて僕なりの言葉ですが話しさせて下さい。


実はこの話しが自分たちの中で浮かび上がり出したのは、2012年の秋の終わり頃でした。
レコーディングも済み、Heartful worldのリリースまであと少しの頃に自分たちの状況が一変しました。YAKITORI自身も書いてある通り、家庭の事情に大きな変化が起きました。
その大きな変化はもちろんYAKITORIにとっても僕ら2人にとっても物凄く重大なことで、Heartful worldのツアーさえも回れないかもしれないと伝えられました。
でもその当時も何度も話し合いを重ねて、YAKITORI自身をケアしサポートしてなんとかツアーを回り出すことが出来ました。
あの時のツアーも全く悔いは無いしめちゃくちゃええツアーやったことは間違いありません。
状況も確実に前進したし、本当に前向きな気持ちやったんやけど、あいつの環境を大きくは変えてやれやんかったのも事実です。
3人ともずっと一緒にやりたいって気持ちは変わらずあって、もがきながらも頭を抱えて話しあって、けど目の前にある家庭の環境や家庭への気持ちが強くなっていくあいつと少しづつ想いがズレてきました。
それがHeartful worldのツアーが終わって2ヶ月ぐらい経った時でした。

お互いがお互いのことを分かり合える余裕が無くて、ほんまに何度も言い合いをして、気が立って、掴み合うケンカもした。
でもそれだけお互いが自分たちの人生に本気で向き合って生きてきとる証拠で、オレは決断しやなあかんと思いました。
それが去年の8月頭。
3人の人生、あいつの進みたい道、オレらが進みたい道、それはきっとこれからは別々で、違う道を歩むことがオレらにとっての1番の答えやと決意し、決断しました。
その時に作って綴った曲が
‘my dream,your dream’

もちろん気持ちはそれからも揺らぐことは無く昨日の発表を迎えました。
オレら3人でレコーディングした最後のCD、そのツアーを3人で悔いの無いように回ろうと決めて回ったツアー。全箇所、本当に最高の景色ばっかりで、ゲストの仲間のバンドマンたちのライブも言葉も物凄く胸に突き刺さって、人生ってこんなにも素敵なもんなのかと思った。
その人の優しさとか温もり、力強さ、時の儚さとか、どうしようもない寂しさ、それが募って、広島のライブでは泣いた。
心に穴があいた様な感覚には幾度となく襲われた、けど未来を想像して前を向けた。今が全てじゃないって心に何度も話しかけた。

何で事後報告なの?って思ってる人はいっぱいいると思います。
周りの人たちにも、レーベルからもそう聞かれました。
何個も理由はあるんですけど、それはお世話になった大好きなバンドとツアーをしたかったから。発表してしまったらきっと、寂しい想いになるし、純粋な気持ちでステージに立てない様な気がして。どんな曲も悲しくなるような気がして。ゲストバンドのライブも悲しい気持ちになってしまう気がして。そしたらワンマンで回るしかないってなったんですけど、オレはそうはしたくなかったんです。皆とツアーをしたかった。
それと、BACK LIFTっていうバンドを燃え尽きさせずにもちろんこれからも何年も何十年も走り続けさせたかったからです。これからの未来が明るくなるように、オレは今がゴールだと思ってもいないしまだまだ先を想像しています。やから発表っていう形を取ってファイナルを迎えた時、なんかピリオドが打たれてしまう気がして、発表をしませんでした。

その時に何度も遊びに来てくれている人たち、これから出会う人たちのことが頭によぎりました。
事後だと絶対に後悔させてしまう。
でもそれに関してはオレは頭を下げるしかないと思っています。
終わらせたくなかった、まだまだこれからも新しいBACK LIFTになってライブをして音楽を楽しんで、皆で一緒に幸せとか温かい空間を作っていきたかった。
やから終わってしまうような雰囲気になる、そんな発表はしたくなかったんです。

事後にしてしまって本当に本当にごめんなさい。

きっとあいつの人柄が、ギターがプレイが大好きで遊びに来てくれている人も、今までの3人が大好きで遊びに来てくれている人も絶対いると思います。
このことで離れていってしまう人もいるかもしれない、それは本当に寂しいけど、ただ一つだけお願いがあります。
新しいBACK LIFTを1回でも見て欲しいです。

これからサポートでギターを弾いてくれるYU-PON。
こいつとは去年の春ぐらいにバンドの遊び仲間として出会いました。
それから頻発に遊ぶようになって、話すようになって、秋口に今回のことの悩みを皆に相談してました。
その時にこいつが、オレに立候補して来ました。
もちろん生半可な気持ちじゃオレもOKは絶対に出すつもりは無い、やからそれからスタジオも一緒に入ったり、もっとお互いのことを知るために飯もなんべんも行っては時間をいっぱい共にしてきました。
こいつは短い時間でオレらの音楽にひた向きに向き合ってくれました。
色んなことも飲み込んで、時間を注ぎこんでくれました。
やからこいつを迎えいれようと、オレらのライブとか空間や雰囲気、周りのバンドマンや来てくれてる人たちの表情や気持ち、そういうのを全部知ってもらいたくて‘スタッフという名目’で何十本も一緒に回ってきました。
やからサポートといっても、簡単に選んだ訳では無いし、時間をかけて心を開いて向き合って決めた上でのYU-PONという選択をしました。

なのでYAKITORIを好きでいてくれた人たちにも、次の最低1本でもライブを見てもらいたい。もちろんあいつとやってきた7年をすぐに越えれるなんて思ってもいないです。
でも少しでも未来を見せれるように、安心してもらえるように、オレらのこれから生まれてくる曲たちや言葉たちが皆の力になるように、オレらはこれからもステージに立ちます。
これは完全にオレのエゴですけど、ここで終わらずにまた一度でも遊びに来てもらえたら物凄く幸せです。


ツアーを終えて、発表も終えて、寂しさとか悲しさとかに襲われたけど、オレらは物凄く前向きです。
これからのBACK LIFTとして進んで行けることにワクワクしています。

オレはいつも予期せぬところで大きく躓かされてきた。今回もそう。何でオレが、オレらがって思うこともいっぱいある。
でもいつも大きい転機はその後にやってくる。
やから今回もこのことが良い方に転がるようにオレらは尽力します。
何度転んでも何度でも挑戦してやります。
諦めることはしません。
夢を追うこともやめません。
夢半ばに諦めた仲間の、大きな大きな気持ちも同時に背負って、全てを越えていきます。
もしオレらのことを想ってくれているのなら、オレらはその想い無駄にしないので、信じて付いて来て下さい。
オレらは負けません。
あいつもきっと。

この最後のライブも
最後のライブでの皆の表情も
そして、あいつが最後の最後、
NEVER SAY DIEを弾き終えたあとに深々とフロアに一礼したことを
オレは忘れません。

あいつなりの新しい人生が、これからも成功して幸せになりますように。
オレらはまたここから日々精進して、いつか近いうちに必ず半端ないアルバムを作ってみせます。
まだ発表出来やんけど、楽しそうなライブもたくさん決まってます。

長くなってしまったけど、このつたない文で皆さんの不満や不安や心配を解消出来たかもわかりませんけど、これがオレなりの想いに言葉です。

突然の発表ほんまにごめんなさい。
今までも温かく応援してくれてありがとうございました。
そしてこれからも、あいつの人生の幸せを願ってやって下さい。
オレらも日々精進します。
これからも今までのBACK LIFT、これからのBACK LIFTもよろしくお願いします!!


長かったかな。笑
でも色んな人がかけてくれた言葉は、ほんまにオレの進む力です。
こんなオレの言葉が少しでも届けばと思っています。

長い文を読んでくれてありがとうございました!

またライブハウスで楽しみにしてて下さい。
オレも楽しみにしてます。


あゆれでぃー!
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