美姿勢美脚スペシャリスト
インナービューティートレーナー松葉子です。
96歳の祖母。
30年前に祖父が他界してから、
ずっと一人暮らし。
昨年末あたりから、
自炊をしなくなり、
今年に入って
ケアセンターにお世話になることに。
団体生活をしたことのない祖母にとって、
この生活スタイルは、
かなりのストレスなのかもしれない。
日に日に
記憶する部分が弱くなっている。
ここに来て、孫である私の名前ばかり言うようになったらしく、母からも助っ人要請が。
私の名前を呼ぶのは、
きっと、祖父が亡くなった時、祖母が不憫で、学生だった私が1年ほど祖母の家で二人で暮らしたからだと思う…。
毎回会いに行くと、現実と過去、そして妄想の世界が入り組んだ会話になる。
そして、
この頃はどんどんピュアな気持ちをストレートに言うようになって来た。
「歳を取ると赤ちゃんのようになる」
というのは、
祖母のように、純粋で愛らしくなってくることなんだと思うな。
1時間手足をマッサージしながら、5分置きに同じ話を繰り返し、
私の言葉に笑顔を見せる。
「今日は、面会が5時までなんだって。だから、また来るね」
そう言った私に、
「遠いところありがとよ」
といつもの祖母になりながらも涙ぐむ姿に、こちらもつい涙腺が緩みそうになってしまった。
いけないいけない。
最後まで笑顔で。
「生きる」
ってなんだろう。
祖母は、今なにを思い
生きているのだろうか。
私は、なんのために生きているのだろうか。
深い意味のある言葉だと思う。
「生きる」