神村奨。 | 伊藤健史 go one's own way.

伊藤健史 go one's own way.

オーストリアでサッカー選手をしています、伊藤健史です。
僕が経験したことや、感じたことを書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

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先日、アルビSで共に戦った神村と電話をしました。
ご存知の方もいるかと思いますが、彼は今シーズン限りで引退しました。
年明けからサラリーマンとして働くそうです。

このことを初めて知ったのは、SV Mattersburgの練習参加中でした。
非常にショックを受けました。

アルビSの時に1番一緒にいた選手でした。
観光したり、飯食ったり、英語の勉強したり、馬鹿なことをやったり、一緒にいろいろやりました。笑

サッカーのことでもお互いに目標を語り合って、いかにステップアップするかを考えていました。

僕の中で、彼は仲間であり、刺激し合えるライバルでもありました。
でも、ガチガチした感じではなく、相棒って感じです。

当時のアルビSは神村が攻撃のキーマンでした。
彼の後ろにいる僕は、彼が常に高いポジションをとって、相手に脅威を与えれるようにいかに守備の負担を減らせるかを考えていました。
それと同じように、僕の攻撃参加を引き出せるように、神村も考えてポジションをとってくれていたと感じています。

その後、お互いにアルビSを退団し僕はモンテネグロへ、神村はインドへと活躍の場を移します。

僕と神村はお互いの目標を知っていました。
僕はいつかヨーロッパの舞台で共に戦える日が来るんじゃないかと思っていました。
それが同じチームなら最高だなぁとも思っていました。

しかし彼はインドの後、なかなかチームが見つからず、活躍の場を日本に移します。

そして今シーズン限りで引退。

正直、凄く寂しいですし、同時にもったいないとも思いました。
年齢的にも能力的にもまだまだ勝負できると思います。

そのことを彼に話すと「夢を託した。」と言われました。

また一つ、負けられない理由ができました。

今までたくさんの方に支えられ、サッカーをしてきました。
その想いに応えれるように、最後までやり切りたいと思います。

自分はこんなところで終われないし、全然納得していません。
自分の夢、目標を一つ一つ叶えていきたいと思います。

最後になりましたが…

神、お疲れ様。
お前の分もがんばるからな。

かなりクサイ終わり方になってしまいましたが、今回はお許し下さい。笑