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劇団SHOWブログ

尚美学園大学で活動している劇団SHOWのブログ

どうもどうも!ご無沙汰でございます…劇団SHOW9期のぐみでございます。





これは部長が作ってくれた!

ついに、ついに、ワタクシも劇団SHOW卒業らしいですよ?
しかしながら、実感は湧かないのです…。
過ぎ去る時間、過ぎ去る物事にどんどん疎くそして鈍感になっていく今日この頃です。
目のピントもスマホのいじりすぎでズレてくし、目の前の世界とのピントも合わないもんで、気がつくとぼーっとしてる。
ピントがずれてると、テレビを見ているような、スマホで好きな動画を見ているような客観的で、他人事のような感覚に陥って気がつけば、ただただ時間が過ぎていってるのです。
と、ワタクシとかふざけたことは抜きにして普通に話しますかね。



自分は舞台表現学科なんですけど、舞台表現学科って卒業公演があるんですよ。
生徒だけでスタッフから役者から何までもやりとげることが卒業公演なんですけどね?
先生の力を借りず自分達だけでやりとげることが舞台表現学科で卒業になるのなら、
わたしら劇団SHOWにいた3年間に何度卒業したと思います??
先生にアドバイスをもらうことはありましたけど、直接手を借りたことはありませんでした。
年間、約6回も公演をやって×3しておおよそ18回。一年で6回ってことは、2ヶ月に一回は卒業してるってこと。
今でこそ、木曜日はおやすみで色んな事情でバイトしなければいけない人は休んで大丈夫になったけれど、自分が入団したときはよっぽどのことがなければ休んじゃダメだったし、平日は5日間毎日決まった時間に始まったし、授業を取るのもサークルを優先させなければいけない風潮があった。今は変わったとはいえ、それでも他のサークルよりは活動してると思ってるし。みんな頑張ってる。
「頑張ってる」って思ってる内はまだ頑張ってないんだよって昔は思ってたんですけど、そんなことないなって。
頑張ってるもんは頑張ってるよ。
それ以上でもそれ以下でもない。
照明のことも制作の仕事も衣装も小道具も美術のことも、学校で教えてもらえるのは三年生になってから。
しかも、ホントにさわりだけ。
灯体の釣り方を学んだのは一年生のとき、劇団SHOWだった。
制作のことも劇団SHOWで身につけた。
劇団SHOWをやめたいなって思ったことも少なからずあるけど、それが何でだったか忘れちった。
やめたくなるようなことが当時はあったのかもしれないけど、入ったことを後悔したり入らなければよかったって思ったことは無かった。









……忘れっぽいから覚えてないだけかもしれんけど。





今回の3月公演で三年+αは短編の脚本か、演出をするはずでした。
もしも、今日公演していたら長編の千秋楽だったんだなぁ。
初めて戯曲を書いたし、ちゃんと終わりをつけられたのも初めてで。
しかもそれを人に演じてもらうなんて恥ずかしいやら不思議やら。。
拙い作品ですが、お目にかけたかったです。
今回の公演は特に色んな人が関わって作り上げられていっていたので、出来なくなってしまってなんだかよくわからんモヤモヤした気持ち。
実際、公演されていたらトンでも過密スケジュールだったのですがそんなお祭り騒ぎもきっと過ごせていたらあとで思い出して笑えたのかなって。

………実は今、自分は外部の作品に参加しています。3月公演があるのに、卒業を迎えるくせに3月公演の半分をその外部の稽古に行こうとしてました。
Konbu、もとい幹部の3人に相談しました。


反対されました。


当たり前ですね、
最後の公演なのに、
先輩なのに、
メンバーなのに。
自分勝手が過ぎる。
でも自分は
反対されるのは分かっていて、
それでも自分の正直な気持ちを三人に伝えました。正直ズルいな自分。
って思いました。
だって、「Yes」以外答えようがない。
卑怯だ。
ラインでは、そんな会話が繰り広げられているのに面と向かうと誰もその話をしませんでした。
気っまずー。
どの面下げて会話すりゃいいんだ…。
って自分のせいやんけー☆
二月の終わり、そんな気まずいことが幹部では起きてました。

でも、スタンプが返ってきた。








『しょうがないなぁ』って。
可愛いスタンプ。

Yesって言わせたのは自分なのに他にはどうしようもなかったことなのに、それでも許してくれたことが嬉しくて、いやべつに許したんじゃなくて諦められただけかもしれないんだけどさ。

返してくれたのが一番許してくれないと思ってた人で、外部の稽古でちょっと泣きそうになった。
このメンバーで良かったなって、相変わらず自分本意でずるい考えだけど。
そう思った。

SHOWに入らなかったら、オールしなかったかも。
SHOWに入らなかったら。旅行に行かなかったかも。
SHOWに入らなかったなら大学が楽しいって思わなかったかも。
SHOWに入らなかったら!誰ともご飯に行かなかったかも!!
そもそも、他学科の二人とはSHOW抜きじゃ知り合うこともなかった。
好きなこと話せるかけがえのない人たちです。

劇団SHOWで出会った人たちは友達とか友人とかそういうんじゃなくて、何かに立ち向かう仲間であり同志だと思ってます。やってることは友人とのそれでも友達とか友人って言葉が何か合わないなって、思って。
楽しくて一緒にいるけど、それだけじゃない。そこまで仲良くなくても、所属している以上は関わらないといけなくて、でもそのおかげで良いとこも悪いところも知れて、その上で一つの作品を作り上げる。だから結局深く知り合えて絆が深まったのかなって思う。
何かそういうの良いなって。
大学生活のほとんどを劇団SHOWで過ごしてるんだから。

九期八生(9期は八生を得る)
意味:9期は8人それぞれの生き方を見つけ、それぞれ進んでいく。
道は分かれて、バラバラになっていく。でもまたどこか出会えるかも。


ちょっとお遊び。




僕らの色~♪
みんなの色~♪
それぞれ違くてもー
一つになれるのさぁあ!
8色の虹~!なんっつて!



"何がしたい?"
そう考えたときに自分は「足の悪い両親の分も自分の足を使って、体を使って人生を過ごしたいな」と思ったことがありまして。
そう考える前から、おてんばでクソガキで高いとこ登ったり走ったり騒ぐの好きだったけど。
役者の道を選ぶのか、他の道なのかまだ分からないけど。
自分なりの道を進んでいきたい。
そんなこと考えながら…お世話になりました。

四代目ぐみスポーティーより