ビューティズム
忘れもしない四年前。
震災の年。
茗荷谷の裏道に、
ビューティズムという
小さな小さな美容室を
オープンしました。
チラシを配るくらいしか
お客様に来てもらう方法を知らず、
ただがむしゃらに原さんと
朝から毎日チラシを配りました。
スタートが8月だったこともあり、
最初は悲しいくらいお客様が来なかった。
ポツポツ来てくれるご新規様にも、
素人経営だったので、、、
迷惑をたくさんかけました。
でも、不思議と自信だけはありました。
うちの店には僕がいて、
最高のスタッフがいて、
最高の店がある。
だから、
あっという間に地域一番店になる。。。
それから2年。
連日お店は常に満席。
ご新規様を受け入れることもできない状態。
ここだけの話、、、
電話に出れず、
電話線を引っこ抜いたこともありました
((((；ﾟДﾟ)))))))
ごめんなさい、、、
僕が築いた
ビューティズムは、
裏道にひっそりとある、
ちっちゃいけど毎日大忙しな、
不思議な不思議な繁盛店になりました。
自分で言うのもおかしいけれど、
愛と想いのこもった、
本当に素敵なサロン。
そしてさらにそれから2年。
僕は茗荷谷を原さんに託し、
本郷三丁目店で毎日働いてます。
僕が茗荷谷を離れて2年。
不思議なことに、、、
今の茗荷谷は、
僕の築いた茗荷谷店より、
断然、魅力的になった。
原さんのもと、
一丸となったスタッフが
本当に心強い。
僕にはできなかった、
組織としての圧倒的な強さ。
守りではなく、
僕の作った茗荷谷店を、
はるかに超えてやろうという想い。
僕のもとにはとんでもない
スタッフたちがいるらしい。
一年生とか、アシスタントとか、
そんな垣根を気にせず
バンバン意見が飛び交うミーティング。
様々仕掛けてくる面白い
新しいシステムやアクション。
なかなか言葉も見つからないし、
照れ臭いけど、
スタッフにはこう伝えたい。
いつも、ありがとう。
僕もそろそろ次のステップに進めるよ。
一緒に伝説を作ろうか。