アシスタントに伝えたい事 | 茗荷谷美容室、オーナーのブログ

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茗荷谷でナンバーワンから始まり、文京区でナンバーワン、東京でナンバーワン、日本でナンバーワンの美容室を目指して!!

僕たちはていねいであること、安心であることに徹底的にこだわります。

#文京区 #茗荷谷 #本郷3丁目 #美容室
#ビューティズム


昨日の夜は全体ミーティングをしていました。
なかなか準備にかける時間が短く、
長い話をしてしまいましたが。


普段、ミーティングにおいて、
何を伝えているのか。


今日はそんなお話。



開業5年。
スタッフ13名。
2店舗。


まだまだうちは
トップダウンという形をとります。


とは言っても、
具体的な指示は
滅多に出しません。


明日から、何が出来るか?
そうスタッフが考えてくれたら
いいなと思いつつ発信しています。



昨日した話の一つ。


今、一年生を抱えている指導者様、

そして、

あまり読んでいる子はいないと思いますが
若いアシスタントの皆さん。


何か参考になれば幸いです。



「3つのアドバイス」



・人を見よ。

こう言ってしまうと
簡単に聞こえるかもしれません。

しかし、人を見るというのは、
大変に奥が深い。

ただ眺めるだけなら
誰でも出来ます。

常に問いかける事です。

「顧客は今、何を感じ、何を求めるだろうか?」


「消費者自身も意識していないニーズ、
消費者インタビューをしても
出てこないような要望を捉える。」

ということ。

そして、

「自らが消費者となり、
消費体験を重ね、提供される製品、
価値、提供者を客観的に観察せよ。」

ということ。


消費者を徹底的に観察する事。
消費体験を徹底的に観察する事。


すべては
「顧客が感じている事の先を読む」
その一点のために。


韓国企業のサムソンが
世界各国でトップシェアを誇るのは、
各国に「地域専門家」がいるから。


地域専門家の仕事は、
ただ6ヶ月、その国で生活すること。
その国の人を見る事。



・仕事を見よ


僕はこの仕事で過去に2人だけ、
天才に出会いました。

何百人という美容師を見て来た中で、
わずかに2人だけ。

何をもって天才か?

「一度見た動きと、
まったく同じ動きが出来る。」

何かを作り出すとき、
ほとんどの人は
同じ仕上がりを意識する。

しかし、天才は、
同じ動きをしようとする。
結果、同じものが出来上がる。


「まったく同じ動きをするには?」


そう問いかけながら、
仕事を見てください。


見飽きてからが勝負です。
目を閉じてもはっきり見えるほど、
目に焼き付けてください。



あなたが働く美容室には、
まだあなたが気付いていないだけで、
たくさんの金銀財宝が転がっています。



わずか数年であなたはデビューします。



デビューまでに必要な情報は
すべてお店に存在しています。
あなたが必要と認識していないだけです。


あなたの武器は、
目を閉じた時にはっきり見える、
先輩達の動きです。


そのわずか数年で、
あなたはどれほどの宝物を
得る事が出来るでしょうか?



・夢を見よ


ワンレングスカットの練習をするとき、
僕は鏡ばっかり見ていました。


「先輩みたいにかっこいいかどうか」


お店いっぱいに自分のお客様がいて、
真っ黒な自分の予約帳があって、
たくさんのアシスタントに慕われて。


練習していれば、いつか必ず
ワンレングスは切れるようになれます。


大切なのは、
10年先の自分を
思い描いて練習する事。


ゆっくりとかして
怖い顔をして
ゆっくり切って。


そんな技術に興味はない。

「10年先にいる、
最高にかっこいい自分みたいに切る」


夜、布団に入って10分でいい。
未来の自分を思い描いてください。



穏やかで、心豊かで、
人のために命を燃やす
人になってください。


未来の自分が、
今の自分にどうして欲しいのか、
聞いてみてください。


成功を望むなら、
未来の自分と
一番の親友になる事です。


最後に、
大袈裟かもしれないけれど、
僕はこう思います。


大丈夫。
この仕事は、
人生をかけて打ち込む、価値がある。


不安なく過ごせる収入も、
不安なく過ごせる時間も、
僕は手に出来た。


「From dust to dust」


私たち人間は、
塵から生まれて塵になる。


この人生で
私利私欲に走り、
蓄えたものに価値はない。


愛というものを多くの人に届け、
貢献したという事実こそが
この人生の宝物。
(しかしそのためにお金が必要なのも事実)


塵になるその日まで、
仕事を通じて、
人生とは何かを考えていきたい。


「お客様をきれいに」という、
小さな一歩から、
まだ見ぬ大きな一歩を夢見て着実に。