肌の美しさを損ねる要因 ①

エステに携わる仕事をさせて頂いていると、お客様から肌や体質についての様々なトラブルやお悩みを伺うことが多いのですが、改善してゆく為には、まず、トラブルの原因を知ることが非常に大切です。案外、日常の生活パターンを少し変えてみるだけで老化スピードが抑えられるものです
女性であれば肌を美しく保ちたい、いつまでも若々しくありたい、と誰しもが思うハズ

これから、数回にわけて「肌の美しさを損ねる要因」について書かせて頂きたいと思います

要因1 紫外線

身体に吸収されると活性酸素を発生し、細胞膜や核の中のDNAを傷つけます。

「肌への影響」
・日焼け(日光皮膚炎)が起こります
・紫外線から肌を守るため、色素沈着や角質肥厚が起こります
・メラノサイトの異常により、シミなどが生じます
・コラーゲンやエラスチンの変性により、シワやタルミが生じます。

① 紫外線とは…
太陽光線は、さまざまな波長の電磁波からなります。
波長の短いほうから、ガンマ線・エックス線・紫外線・赤外線・マイクロ波・電波などに分類されます。
このうち、波長の短いガンマ線・エックス線・UVCはオゾン層などに吸収されますがUVB・UVAは地上に届き、肌にさまざまな影響を与えます。

② UVBとUVAの作用の違い

「UVBが肌に与える影響」
皮膚の表皮～真皮の上層部まで到達して、炎症(サンバーン)を起こし、数日後には黒化(サンタン)を起こします。

「UVAが肌に与える影響」
UVBのような強い作用はありませんが、真皮から皮下組織まで到達し長期間浴び続けると繊維芽細胞やコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。その結果、深いシワやシミの原因になります。
これを、「光老化」といいます。
また、即時黒化といい、陽射しを浴びてすぐに黒化を起こす原因でもあります。

③ 紫外線の強さ

紫外線の強さは、天候・時刻・季節・地域・標高・空気の濁りなどによって左右されます。
時刻でいうと10時～14時、季節でいうと一年で最も太陽が高い角度から降り注ぐ夏至(6月21日頃)が最強で5月～8月は紫外線が強い季節といえます。
高緯度の北海道よりも低緯度の沖縄のほうが紫外線は強くなります。
また、紫外線を多く反射するビルやアスファルト、海岸の乾いた白い砂、雪などは非常に紫外線反射率が高いため油断大敵です。

続きはまた近日