好物は、混沌。つづまるところ僕は、「ニヒリズムの裏返しの馬鹿馬鹿しさ」みたいなものが好きなんだと思います。ストレートなニヒリズムにも、またストレートな馬鹿馬鹿しさにも、何だか物足りなさを感じてしまいます。きっと「相反するものが同居する瞬間」に、心を奪われてしまう性質なのでしょう。欲張りなことに、さらにそこにセンチメンタリズムが加われば、なお良しです。