霞ヶ浦汚染
最近、霞ヶ浦・牛久沼などの汚染が気になったので
少し魚を捕ってきて、柏のベクミル で計測をしてみることにした。
霞ヶ浦でも潮来市辺りは
RADEX1503を地面すれすれで歩き回っても、雨樋の下を測っても
警報音がすることのないクリーンな地域。
空間線量なら0.1前後、計測誤差ぐらいしか出ない。
だけど水についてはあちこち流入河川があるので
そこで汚染、圧縮がされている可能性は確かにある。
と、言うわけで
採取日2012/04/28
霞ヶ浦水系、潮来市で魚を少し捕ってきた。
協力してくれた方々に感謝。
今回、検体として
これらを採取して
計測器に入るようにさばいて
ぶつ切りにしておく。
なまずの様な円筒形の魚は
さばいたことがないので、まー苦労した・・・。
保存用にジップバックに入れているけど
計測時には装置に入りやすいよう
やわらかいうすでのビニール袋に入れ替える。
アメリカンキャットフィッシュもブルーギルも
ともに雑食性で、食物連鎖のピラミッドの中では
頂点に近いところにいる。
キャットフィッシュはさらに
湖底で死魚などもあさる。
今回の固体は胃の内容物に
植物も多く入っていた。
霞ヶ浦の縮図の一つといえると思う。
一部地域では食用、商業用にされてたりするし・・・。
で、明けて本日
ベクミルに行って来た。
ついでにカンバッチも一つ増やす。
ベクミルではまず、重量を測る。
検査には基本500CCの量を目安に持ち込む。
この装置に検体を入れて20分待つ。
まずはブルーギルをセットして20分・ ・ ・
出た数値がこれ。
343グラムの計測なので
単位をキログラムに計算しなおす
ブルーギルの計測結果が
62Bq/Kg
そこそこ汚染されてるな・・・。
むむ!計算前でも100Bqオーバー
アメリカンキャットフィッシュ
140Bq/Kg
「国」の基準が100Bq/Kg。
ただでさえ高い「国」の基準。
それを超えてしまっては
とても食べることはできない。
日本の基準は日本のオリジナル。
WHOでは食品10Bqとなっている。
(福一の事故の後に引き上げてしまったのだ・・・。)
ブルーギルの方も
実際には食べないほうがよさそうだ。
霞ヶ浦は関東各地からの河川の流入が多い。
地域が汚染をまのがれていても
その周辺の、河川の方が汚染を運んでくるのだろう。
そしてここで濃縮が進み
生態系の中に取り込まれて
生き物中を循環していくことになるだろう・・・。
自然の中から頂くという
命の循環が成立しなくなったぞ。
どうしてくれる?
東京電力。