新元号「令和」
そしてセクシーな響きに、
ニヤニヤしてしまっております。
何か投稿したいと思っていたら、
この元号の素晴らしさと、
さらにはその素晴らしさが
創り出す未来を想起させる
大変に素晴らしい投稿を拝見しましたので、
転載させていただきます。
実はこちらの投稿は、
拙著
の「清」の体験談をお書きくださった
スウェルなのです。
以下、
スウェルこと
杉本由季子さんの
美しい投稿を
転載させていただきます。
是非ともご一読くださいませ。
(ご本人承諾済み)
↓以下、転載↓
《新元号『令和』について、
国語の教員として思うこと》
※諸説ございます(チコ)
かつて、
こんなにも幸せな気持ちで、
国民全体がお迎えした元号が
あったでしょうか。
二文字が
それぞれとても良い意味を持った
字であることは言うまでもありませんが、
発音したときの響きも
品があって美しいこと、
伝統的な元号らしい重みもありつつ
新鮮さも兼ね備えていること、
そして何より、
日本の古典である万葉集が
典拠として選ばれたこと。
大学で国文学を学び、
和歌を研究していた者の端くれとして、
こんなにも嬉しいことはありません。
(この箇所、さらに中国の『文選』まで
遡れるとのことらしいですが、
日本語を遡ればどうしても
最後は中国に行き着くわけなので、
まあいいんじゃないでしょうか)
万葉集が、
天皇から一般庶民まで、
都の人から地方の人まで、
ありとあらゆる
階層・地域の人の歌を
収録した歌集である
ということも嬉しいことです。
天皇陛下・皇太子殿下も、
きっとこの美しい元号を
お喜びになったのではないかと思います。
皇太子さまがお生まれになった２月が
ちょうど梅の見頃というのも素敵です。
ここからはちょっと
国語の先生っぽいことを。
『平成』は、
春秋左氏伝の中にある
「地平天成・内平外成
(地平らかに天成る・内平らかに外成る)」
という表現から
採られているとされています。
ここで
「地平」と「天成」
は対句になるので、
今回もそういう作り方を
されるのではないかと思っていました。
同じ発想を
今回の万葉集の一節にも適用した場合、
「初春令月、気淑風和
(初春の令月、気淑しく風和らぐ)」
とあり、
「気淑」と「風和」
が対句になっているので、
『淑和』とかになるイメージでした。
「令」と「和」がくっつく必然性としては
実はちょっと弱い印象があります。
でもこれ、
「令和」を訓読すると、
「令」が使役の助動詞なので
レ点で戻って
「和せしむ」
つまり
「和やかにさせる」
という意味をなしているのです。
今日、
この元号の発表を
みんなが楽しみに待ち、
素敵な元号だねと言って
みんなで心一つに喜んだこと、
それがもうまさしく
新元号「令和」の持つ力
なのではないかと。
あれだけ多くの人が
予想していながら、
その想定の範囲外の言葉に
なったというのに、
目立って叩く人もなく、
みんながこんなに嬉しく
受け止めているって、
すごいことではないですか？
そして、
平成の終わりを惜しみつつも感謝し、
喜びをもって令和を迎えられるのは、
ひとえに、
今上天皇がお健やかなまま
退位されることをご決断下さったからだと
思っています。
なんだか、
日本全体が新しい生命の誕生を心待ちにし、
その子に素敵な名前をつけて
祝福してあげたような、
そんなあたたかい気持ちです。
↑以上、転載ここまで↑
こちらの投稿の
特に印象に残った点が、
天皇から一般庶民まで、
都の人から地方の人まで、
ありとあらゆる
階層・地域の人の歌を
収録した歌集である
こちらと、
そして、
「和せしむ」
つまり
「和やかにさせる」
こちら。
この２つを
実際の人生に役立てるよう、
噛み砕くと、
身分立場関係なく、
全員で和、創ろうぜ！
草莽崛起
一座建立
賓主互換
日本に古くから伝わる生き方。
みんな！やろうぜ！
全員で！！
今、本当にいい空気！！
みんな大好き！みんな最高！！