今のモノの作り方、今の働き方、
今のマーケティングの仕方では全然ダメだなと改めて思わされ続けながら読んでました。今のやり方では本当に一人よがり出し、
何よりなんだろう、生活者のためになってない気がして。
ひいては自分がしていることがきちんと社会の役に立っていない気がして、
先ほどの引き算する勇気と同時期に読んでいたから、
かなりブルーになる感じでした。
大企業って本当に簡単には変われない。
そこを変えるよりも、
自分で飛び出して動いた方がよっぽどいい気がして。
割と年明け直ぐに読んで良い1冊だったかなと思いました。
本の内容の本論とは関係ないんだけど、
IoTって本当に豊かなのかとも考えますよね。
これから全ての領域に置いて電気とインターネット環境がmustな社会になりますよね。
便利になっても結局エネルギーは消費する。
そういう過ごし方ってどうなんだろうとも一方で考えてしまいますね。
岩崎邦彦さんの本。今回も、実証や事例が多く含まれていて、
実際の企業には参考になるのではないかなと思います。
企業版のミニマリストの勧めみたいな感じですかね。
昔から言われている言葉で言えば、選択と集中を本当にすることで、
経営自体も良い方向に行くという内容。
ここの書かれていることは本当にそうだなと思いました。
品質に違いがなければ、消費者は機能の多い方を選ぶ。
本当にこれは幻想だなと真面目に思う。
実際、自分たちが消費者の立場では、
シンプルな方を選んでいるのに、
こと仕事になると、それとは逆なことをしている企業って
けっこう多いのではないでしょうか。
マーケティングでカスタマーエクスペリエンスを考えないといけない!というのは
その通りなのだけど、商品の段階で、
どう設計をしていくということの方が遥かに大事です。
フィーチャーを付ければいい、フィーチャーに差をつければいいという
時代ではないんだと。少しそういう仕事をしてしまっている自分、
そういう仕事の仕方をしてしまっている自分の会社に少し読みながら悲しくなりました。働く場所や働き方を色々考えないとですね。
佐藤雅彦とユーフラテスの絵本。
想像力を養う…というか、
そのものモノの外見だけを見るのだけではなく、
芯を見るというか、本質を見定める癖を付けるという意味で、
実はけっこう奥が深い絵本だなと思います、これ。
なかなか読んだ本をこちらにメモる時間もなく、
2月を迎えております。忙しいことは良いことなのか。
忙しさの中身によりますね。
さて、挫折を経て猫は丸くなった。
この本は、小説の書き出しだけ(1文)だけが集まった本。
その1文を読んでどんなお話が繰り広げられるかだけを想像するだけで面白い。
個人的には大喜利が好きということもあり、
こういうの本当に好きです。
この1文の続きを実際に書いてみたいなと思うものもチラホラありました。
個人的に好きだったのは、
ユニクロに行くのにユニクロではない服を一着だけ持っている。
アダルトサイトの履歴だけが、私のアリバイを証明してくれた。
筆ペン売り場の試し書きで文通は続く。
あたりでした。
基本、全部面白いので是非読んでいただきたいです。
献身とは何か、正義感とは何か、
人の記憶とは、人の優しさとは、
人との関係とはとかとか…色々考えさせられる。
純粋に悲しいんだけど、深いと思いますよ。