その場で医師に聞いたり、自分でネットで調べたり、ということをすると思います。
僕の場合は、医師に余命は恐ろしくて聞けず、ネットで色々と調べると、肺がんステージ4の場合は何もしなければ半年とか、1年生存率は50%とか、きつい内容を目にしたのを憶えています。
そして、自分はあと半年くらいしか生きられない、と超ネガティブになったりしました。
同じような経験をされている方もおられるのではないでしょうか?
でも、ネットの情報は、それが本当に正しい情報なのかどうか、まず精査しないといけませんし、そもそも数字そのものに踊らされてはいけません。
生存率は全がん協が統計を取っています。このサイトで、ステージ別の5年生存率を見ることができます。↓
一応これが今のところ最新で、信頼度の高いデータかなと思います。
ここでは、肺がんステージ4の5年生存率は4.9%となっており、全がんの中でも低めです。
しかし、いつのデータかよく見てみると、2001年~2003年の症例となっており、10年以上も前のデータとなっています。
統計を取って、結果が出るには時間がかかるらしく、最新とはいえ、だいぶ前のデータというのがわかります。
2012年に、同じ2001年~2003年の症例で全国のがんセンター施設別の5年生存率が発表されており、病院によっては4.9%を上回っています。↓
(ライブドアニュース)
詳細は全がん協サイトで見れます。↓
2001年~2003年といば、まだイレッサが承認される前後の話で、遺伝子検査もされてなかった頃ではないでしょうか。
なので、がんの生存率については、正確な情報を知った上で、数字を鵜呑みにはしないことが一番だと思います。
この当時でまだ承認されてなかった薬も、今は出てきていますし、イレッサの使い方も遺伝子検査で確立されているので、おそらく数年後に出てくる統計では、もっと数字が上がっていると思います。
なので、冒頭で、あと半年くらいしか生きられないかもしれないと、告知当時の僕の話を書きましたが、今では5年後生きていられるのも夢じゃないと思っています。
未来なんか誰にもわからない
たとえ夢のような話だと言われても
僕は信じる
それが僕にとっての希望
そして
どうかみなさんも信じてほしいと
そう思います
2014.1 WAKAYAMA SUSAMI