放置していたブログ。
一昨日で術後2ヶ月経過。
人は病気を通して強くしなやかになっていく、という。
私も強くなりたい…。
短期間の間に色んな経験、体験をしたり、さまざまな人との出会いがあり、たくさんの事を得た。
ちょっと、マニアックな私にとっては貴重な経験で、無駄な事は一つもなかった。
そして、また、人の優しさにたくさん触れる事ができて、私は幸せだと心から思えた。
奇遇にも助けてもらった命。
あのまま気づかずにいたら、数年後は…と思うとゾッとする。
大切に生きよう。
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主に、乳癌の患者さんに対して行われている講演会なのですが、今回は、代替医療を学んでいる学生時代からの友人、あまこが「癒し」をテーマに講演するという事で、国際会議場へ聴きに行ってきました。
座長は懐かしいH先生。(太ってた~)
あまこは中核病院である中央市民病院と先端医療センターで25年働き、引退後は看護師としての経験を生かし「むくみ専門サロン フルージュ」を開店。
余命いくばもない患者さんからの要望があればアロママッサージを行い、癒しを与えに病院へ出向いたり、サロンではヨガも教えています。
もちろん、美顔もしてるよ
メンタルケアの資格もとり、何だかずっと勉強してる、ここ数年。
学生~就職してからも、ずっと一緒に遊んでたのにね~。
ただ、就職して「ICU」と配属先を発表された時、ガクガク震えてた…。
隣に座ってたから、私。よく覚えてるよ、あの時。
それくらい、新人ナースにとって「ICU」という配属先は恐怖の対象でした。
最初の3年間は、よく泣いて電話がかかってきて。
私には聞く事しかできなかったけどね。
石の上にも3年。
あの病院のICUで10年以上バリバリ働きつづけました。
あそこまで行けば私から見たらミニドクターだね。
話は変わるけど・・・
そういえば、そんな独身時代、一緒にハワイ旅行し、人命救助したんだー。
まだ、就職して2年目。もう、25年ほど前の話。
私とあまこともう1人も大阪のCCU勤務のきっしんの3人で。
目の前で、おじさんが倒れてて、みるみるうちに、呼吸停止、口から泡吹いてる
一見して致死的状態!
次にくる心停止を防がなければ!
ヤバイ!って事で、ショック体位を取り、その後一瞬3人で顔を見合わせた。
やらなければならない事はわかってるけど、誰がやるかって目線。
私とあまこが、キャラ上きっしんを見つめたの。
速攻きっしんは一瞬迷ったけど、マウスtoマウス!してくれた!
もちろんダイレクト、直です、ジカ。
何か挟むもの考えてる余裕なんてなかったし、そういうの教えてもらった時代ではなかったので。
今の日本みたいにAEDなんて、
その辺にあるわけでもなし、
とにかく、心肺蘇生だーー‼ってことで。
あまこに心臓マッサージ頼んでる間に
私は店に走って救急車頼んだ。
身振り手振り気配で分かってくれた。
戻って心臓マッサージ交代ばんこ。
じゃ、次、頼むわ、って。
私とあまこはそうやって代わるがわるおじさんの胸を押し続けました。
書くと簡単だけど、本当に必死でした。
…きっしんは…
今でさえ笑いのネタになってるけど…
ひとりでおっちゃんのマウスtoマウス頑張ってくれました
長い時間に感じたけど、そうこうしている間に、救急隊到着。
「Are you nurse?」と聞かれて(それだけ聞き取れたの^^;)
そのまま続けて!とのジェスチャー。
その間に、救急隊が血管確保して点滴。
で、きっしんは…(笑)
やっと、救急隊がアンビューバック持って、シュポシュポしてくれたよ。
サッと心電図を取り、その場でカウンターショック。
「みんな、離れて!」って。
英語で何て言ったかわからないけど、お決まりのこと。
救急現場で働いてなかった私は、始めてDCかけて、飛び上がる人体を見て、驚いたのを覚えています。
当時、日本では救急救命士という資格がなかったから、救急隊がそこまでやるの⁉って目からウロコでした。
いや、もしかして、あの中にドクターがいたのかな?
今でも謎です。。
その後、病院に運ばれたおじさんは
見事、一命をとりとめました
正直、もうダメかと思っていたので感動!!でした。
かなーり話がそれましたが、
その時の話、この本に少し 載ってます。
- 看護婦の現場から (講談社現代新書)/講談社
- ¥693
- Amazon.co.jp
あまこの勤務するICUに取材が来た時に、思い出話しとして、あまこが向井さんにお話したのを載せてくれたの。
話は元へ~~
主に、アロマセラピーとヨガに絞って話をまとめていました。
ゆっくりと話し、とてもわかりやすかったです。
あまこいわく、全く緊張もせず、話してて楽しかったって
患者さん達の体験談にも、元気をもらいました。
みなさん、抗がん剤治療や、放射線治療受けながらも、生き生きと輝いていました。
ココロが元気なのです。
もちろん、そこまで行き着くには、死と向き合うどん底の状態も経験して、そこから這い上がった人達。
すごく頼もしかった~。
パワーがもらえました
医療も日進月歩です。
私が20年近く臨床を離れている間の進歩はめざましい!
新薬の抗がん剤、画期的な放射線治療の話、それぞれ専門医の公演をお聞きし、「スゴイ!なるほど!」とお勉強して帰って来ました。
癌治療については、上記のもは賛否両論です。
ま、それは抜きにして、特に私、術後は普段ボケーっと暮らしているので、いい刺激とリハビリになりました。
- 何をメインに書いてるかわからない文章。
最後までお読みいただいた方、お疲れさまでした
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