起業家&自営業者のための簿記・会計スクール簿記カフェ~30歳からのシンプル起業~ -4ページ目

起業家&自営業者のための簿記・会計スクール簿記カフェ~30歳からのシンプル起業~

会社員から起業。起業後4ヶ月で書籍の出版。
才能も人脈もお金もなにも無かった私の地道な起業方法と、経営者が知っておくべき数字のお話を紹介します(^^♪

数字に強い起業アドバイザー 鈴木カナコです(*'ω'*)

 

「経理=会計ソフトへの入力作業」と誤解をしている人が多いですが、その先の「数字の分析」が経理のメイン作業です。

入力した数字から、一か月でどれだけの売上があってその売上げを稼ぎ出すためにどれくらいの経費がかかり、結局いくら利益が出たのか(又は損が出たのか)をチェックします。

毎月の数字を把握することで「確定申告をしたら大きな赤字だった」とか、反対に「思ってたより儲けていて税金がかかりそう」といったこともなくなります。

 

それを期間比較することで売上の伸びに対してどの程度の経費の投入が必要かを分析していきます。経費は費目べつに分析してください。

費目は細かく分けた方が有用な分析データができあがります。

 

経営に使える会計データをつくるには、経費(費用)を発生主義(※1参照)で記帳することが必須です。お金の出入りがあったときに売上や経費を記帳するのは早めに卒業してください。


発生主義で記帳することが必要な理由は、事業の状態を把握するためには費用(仕入や水道光熱費、旅費交通費などの経費)を売上に対応させることで、当月の売上に対してどれだけの費用(経費)がかかったのかを把握することができるためです。

費用(経費)のかけ方が最適だったのかを検証することができます。

 

これを続けることで数字を読む力(=係数感覚)が身につきます。
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(※1)発生主義と現金主義
発生主義会計と現金主義会計は費用や収益をいつ認識するか、つまりどのタイミングで記帳するのかの基準で、発生主義は役務提供又は商品の授受が完了し、代金の受け払いの事実が確定したタイミングで費用や収益を認識します。他方、現金主義は現金の収入や支出があったときに費用や収益を認識します。
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発生主義の具体的な処理方法は次回お伝えしますニコニコ

 

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