こんにちは。
鹿児島市のピアノ教室 みゆきぴあの教室です。
お読みくださってありがとうございます
♬雑草育ちの指導者が目指す教室とは…?♬
私は、日本全国のピアノ指導者の中でも、
かなり〈雑草〉の部類に入るのではないか、と思っています。
というのも、ヤマハの普通のコース(しかもセンターではなく幼稚園会場)→ごくごく普通の街のピアノ教室で育ち、
高校も普通科、
大学はかろうじて(?)音楽科ではあったものの地方の普通大学で、
しかも音楽科受験のための先生につくこともなく入学してしまったという(たとえ地方国立大の音楽科であっても、入試に向けては、受験指導に長けた先生に指導を乞うのが一般的)、
大学入学まで悲しくなるほど、〈習いごととしてのピアノ〉の指導しか受けてこなかったもので。
ですので、
お問い合わせや体験レッスンの時点で、
「将来は音大に…」
「コンクールへ参加を…」
「レベルの高い指導を…」
と、保護者様がおっしゃられる場合は、
他のお教室をおすすめしています。
そのニーズに合ったお教室は他にいくつもありますから…
(とはいえ、そのようなお教室を紹介することはできないのですね。雑草育ちの私には、鹿児島にはツテがありませんので…)
では、雑草ピアノ講師である私が目指すべき教室とはどのような教室なのかというと、
〈習いごとのひとつ〉としてピアノに取り組むお子様がきちんと力をつけることができる教室
なのではないか、と。
あくまでも〈習いごとのひとつ〉ですから、
毎日何時間もの練習は課せませんし、課しません。
ですから、どうしても進度はゆっくりになりますが、
でも、基礎的なテクニックと、
自力で譜読みができる力を身につけることについては、妥協なく。
それは、生涯に渡って、
ピアノを趣味にして楽しむことができるようにするためでもあり、
かつての私のように、
中高生になって、自分の意志で、音楽科に進むことを決意する生徒さんが現れたときに、
本人が必死に努力しさえすれば、
有名音大は厳しいとしても、
地方大学の音楽科は目指すことができるようにしておくためでもあります。
そのような考えの元で指導させて頂いておりますので、
確かに〈ゆるい教室〉ではあるのですが、
決して〈甘い教室〉ではありません。
継続してしっかり練習すること(練習習慣を身につけるためには、時間の確保やお声かけなどの保護者様のご理解・ご協力が必須!)、
そして、たったの数年で辞めないこと、
ということが条件とはなりますが、
この2点をクリアすれば、
しっかりとした基礎力を身につけることができるレッスンを行っています。
テキストだけは進んでいるけれども、力は全くついていない…
そのようなレッスンは決して行いたくありません。
よりよいレッスンを行うため、
私も日々、努力を続けています。
なにせ、雑草ですから。
努力を止めたら、教える資格はないと思うのです。