連ドラについてじっくり語るブログ -2ページ目

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

せっかく本田翼をキャスティングしたからか、原作でもそうだからかは分かりませんが、このドラマはやたらと毎回、灯(本田翼)が死んだ時のことをからめようとしてきますね。




昨今の連ドラがとかく大事にする「縦筋」ってヤツなんでしょうが、引っ張る割にはさほどそこに興味はないんですけどね…(苦笑)




フジテレビ  水曜22時

「ブルーモーメント」第5、6話


主演…山下智久

脚本…浜田秀哉

演出…下畠優太(5)、森脇智延(6)




このドラマは主人公は気象の専門家で、その予測というタイトな特性を活かすしかないというネックがあるので、




他のキャラでとかく補わないといけなくなるわけです。




そこで第5話からは立花大臣(真矢ミキ)の元夫の沢渡(橋本じゅん)という新キャラが登場。SDMの警察班の責任者として加わることに。




あの日の灯の最後の姿を見た人物ってことでしたが、だからと言ってなぜ灯は?って核心を知るわけではなく、虚しい引っ張りでした。



警察で災害対策のエキスパートだった沢渡は巨大な雹が降り、霧が発生する事態が発生すると、防災や救助のための指示を各所に迅速に出し始めます。




それは豊富な経験と知識、事前の綿密なリサーチがなせるわざでした。




こうなるとますます晴原(山下智久)の活躍分野の狭さが逆に際だってしまい、作品としては良かれあしかれでした。




橋本じゅんがこんなに頼もしくカッコよく見えたのは珍しいことです。




続く第6話はこれまであまり活躍の場がなかった上野(平岩紙)がフィーチャーされました。



この回は既に大地震が起きたあとで、道路が寸断され、ヘリも着陸できない孤立した集落に、災害用ドローンで救援物資を送るということに。




上野は災害ドローン運用の提唱者で、運用には上野は不可欠のようで、上野の息子の大切な紙飛行機大会にも仕事で行けなくなってしまいます。




そんなジレンマの中、上野は任務を全うし、晴原が上野の息子にフォローの電話をして、親子の関係は保てた…って話でした。




ドローンをちゃんと到着させるために気象状況の把握が大切ってことで、晴原は例によって特別車から上野と指示してましたが、




上野が一旦離れ、ドローンのバッテリーが少なくなったら、ドローンの操縦までやってましたね。

晴原、そんなこともできるんかい?ってツッコミを入れたくなりました。




何だか、上野親子のエピソードだけでは尺が足りないからか、今回は灯をよく知る上野もからめて、灯についての回想シーンもやけにありましたね。




今さらまだそんなこと説明するのか?と疑問でしたし、昨今の連ドラでよくありがちな「私が●●を殺した(命を奪った)」と言わせて引っ張り、次の回では間接的な意味と肩透かしされるというのがまたありそうでゲンナリしました。




第5話は評価…7  第6話は…6



こちらも先週放送の第4話と今週放送の第5話をまとめての記事とさせていただきます。

長文になるかと思われますが、ご容赦のほどを。




NHK  火曜22時

「燕は戻ってこない」第4、5話


主演…石橋静河

脚本…長田育恵

演出…田中健二




まず第4話ですが、代理出産に向けて実際に動き始め、あとに引けなくなっていくリキ(石橋静河)が描かれました。




リキにトニか良い子どもを産んでほしい基(稲垣吾郎)と、その母、千味子(黒木瞳)は、とかくリキを管理下に置こうとし、




千味子のダンススタジオにリキを住まわせて、食事や生活も管理しようとします。




しかし、リキは強硬に拒否し、悠子(内田有紀)も味方してくれて、契約の条項からは削除されます。




日本では代理出産は認められていないので、基と悠子は一旦は離婚し、リキが戸籍の上では基の妻に。




その状態でエージェントの息のかかった病院で、基は精子を出し、リキは人工受精されるという日々が始まります。




リキが痛がるのに粛々と人工受精されるシーンにはちょっとゾっとしましたね。

このドラマにはこういう怖いもの見たさの覗き見感覚が伴います。




この回ではリキがテル(伊藤万理華)にすすめられた女性用の風俗で指名したダイキ(森崎ウィン)とSEXをするまでもやけに丁寧に描かれました。




代理出産でささくれだったリキの心を癒してくれるダイキにのめりこむ感じにもハラハラしましたね。




第5話は基の妻になったリキが叔母の佳子(富田靖子)の墓参りに北海道に帰郷します。





空港に着くなり、今は土産物屋で働いている介護施設で元同僚だったミサキ(梅舟惟永)に早速つかまり、




東京帰りのリキに興味津々で探りを入れてきて、リキは結婚指輪を見せて有名な人の妻になったとつい話してしまいます。




リキは佳子が幸せになるには結婚しなきゃダメと言っていたのを思い返します。




リキはダイキの件にしろ、元同僚や家族への話にしろ、契約に逆らう危うさがあって、





その最たるものが、ミサキが集めた元同僚たちとの飲み会で、以前不倫関係にあった日高(戸次重幸)と再会。





ラブホに誘われ、一旦は断りますが、基からなんで無断で北海道に行ったのかとムカつく長文メールが来て、腹が立ったリキはラブホに行ってしまうのです。




あ~あ、とタメ息の出るリキの暴走ぶりに今後への不安しか感じません。




リキの意志の強さと弱さ、その揺れ動く不安定な感じを石橋静河は巧みに演じてますね。




しかし、このドラマでの黒木瞳の毒々しさはスゴいですね。

とかくリキの肩をもつ悠子に産ませるあなたもあなたねと毒づくセリフにはホントにムカつきました。




こういうイヤ~な女性を演じてる時の方が私めは黒木瞳を評価したくなります。





第4話も第5話も評価は…8






記事のアッブが遅れていますので立て直しを図るべく、この記事は先週放送の第7話と昨夜放送の第8話をまとめての記事にします。




テレビ朝日  火曜21時

「Destiny」第7、8話


主演…石原さとみ

脚本…吉田紀子

演出…中村圭良




まず第7話ですが、病状が悪化して病院に移された真樹(亀梨和也)は逃亡を図り、奏(石原さとみ)も行動を共にします。




深夜バスに乗って向かったのは、大学時代を過ごした信州松本。

かつて2人で見た星空をまた見たい…




そんなロマンチックで感傷的なシチュエーションのために、奏は検事の職を棒にふるのか?とドキドキする展開に。




病院から真樹が消えただけでも大騒ぎなのに、奏とも連絡がつかなくなり、大崎支部長(高畑淳子)も奏の婚約者ね貴志(安藤政信)もオロオロします。




貴志は真樹と逃げたと分かりながらも、大崎からの電話にはウソをつきます。




さて、2人はどうなってしまうのか!ってところで、肩透かしをくわされて、奏は真樹を確保し連れ戻すと連絡してきます。



真樹が隠している真実を聞き出そうとついてきたようですが、結局は聞き出してはいないんです。

なんじゃ、それ?ですよね。人騒がせなな…




支部長は流石、辻英介(佐々木蔵之介)の娘!とか褒めてましたけど…




…で、野木邸周辺に駐車されてた車のドライプレコーダーを調べ直して、怪しい人物を見つけます。




どうせ祐希(矢本悠馬)だろ?と思ったら案の定で、逃げてきた祐希をかばって、真樹は罪をかぶったようです。




しかし、その祐希も放火犯ではないようで…ってことで第8話へ。



貴志は置き手紙をして出て行ってしまいます。

そりゃそうですよね。どれだけバカにすんのか!って感じで、別れて賢明ですよ。



第8話で、真樹の父親、浩一郎(仲村トオル)が真樹にお前といい、仲間たちといい35歳なのになぜそんなに幼稚なんだと咎めるシーンがありましたが、まさにそうなんですよね。




奏は検事なのに私情をはさみまくりだし、貴志への不誠実さはあまりに酷く、貴志が大崎にウソをついてくれたと聞き、いい人を逃したと悔やむさまには、なんだ、こいつ!と腹が立ちました。




真樹は真樹は、祐希を早とちりで犯人と思い込み、簡単に罪をかぶるし、祐希に至っては無実な自分をかばって親友が逮捕されたのに、知らんぷりでした。




どいつもこいつもで、見ていて萎えるばかり。

…で、新たな手がかりからまた都合よく、放火犯の顔がわかり…




これまで随所に顔を出していた東議員の秘書らしき男が犯人でした。




やはり、奏の父親が担当した事件で無罪になった東議員(馬場徹)は、罪を隠蔽したようで元総理の東の父親(伊武雅刀)が手をまわしたことで、あの男は父親の方の秘書でした。




真樹や奏がほじくり始めたのを加地(曽田陵介)からの密告で知り、浩一郎を口封じのために殺そうとしたようです。




ま~わかりやすいですね。

そのまんまというか…

次回が、最終回。これ以上驚く真実は無さそうです。



浩一郎が事実を明かしてくれるんでしょうね。

第7話、第8話ともに評価は…6