こんにちは。
朝ドラの「カムカムエヴリバディ」を見ています。
るい(深津絵里)編の、
ヒロインるいの夫の
ジョーこと、錠一郎(オダギリジョー)がナチュラルで印象的です。
るいは回転焼き(大判焼き)を作って売り、生計を立てます。
夫のジョーは、元トランぺッター。今はスランプで吹けない。
ジョーも回転焼きを作ろうとしますが、不器用でうまくできない。
また、お店番をして売ろうとしますが、それもうまくできない。
いっぺんにお客さんが来ると、混乱してしまうのです。
材料の小豆の買い出しくらいしかできない。
ジョーは専業主夫でもなく、
るいが家事をしています。
そこでヒマなジョーは、
地域の子どもたちが河原で野球しているところをベンチで見ていたり、ほぼ、のんびりしています。
ジョーは勤めに出ることもなく、家にいます。
健康ですが、アルバイトもしない。
一家はつつましい暮らしで、お金の余裕はあまりない。
でも夫婦仲はよい。
娘のひなた(川栄季奈)とも仲良しで、あたたかい家庭です。
いいなあ、と思いました。
妻のるいはジョーを否定しない。
ジョーも自分を否定しない。
子どものひなたも、ジョーを否定しない。
ジョーは落ち着いています。
そして家族の仲がよいのです。
昭和の時代に、すごいことじゃないかなあ。
高度経済成長のころで、
男性サラリーマン&専業主婦のカップルがたくさんいて、
長時間労働が多かった時代です。
「24時間戦えますか?!」という栄養ドリンクのCMがあったくらい。
働かない男性は、「甲斐性なし」とバカにされた時代です。
(働かない女性を「甲斐性なし」とは、言いませんよね。
男性だけが言われるのです)
その昭和の時代に、私の父は働いていませんでした。
私が生まれる前に仕事を辞めて、以来、死ぬまで働かず。
そのことで、よく母とケンカしていました。
母は父を否定し、
父自身も自分を否定してピリピリしていました。
私たち子ども3人も、父を否定する気持ちがありました。
(働かないうえに妻子に暴力をふるうので)
大人になって思ったのは、
働かなくていいから、落ち着いていてくれたらよかったのになあ
ということです。
家計は母が働いて、なんとか生活できていました。
そしたらそれでいいんじゃないかな。
「男性は稼ぐべき」
「稼がない男性は価値が低い(甲斐性なし)」
そういう価値観があったから、家庭が混乱したんじゃないかな。
父が働かない自分を否定せず、否定されず、
のんびりしていたら、家の中の雰囲気が違っていたんじゃないかなあ。
母と父も、もう少し仲良かったかもしれないし。
父の暴力も減っていたんじゃないかな。
(暴力の原因はほかにもあったからゼロにはならなかっただろうけど)
稼がないジョーが落ち着いていて、るいと、ひなたと仲良く暮らしているようすを見て、ほっこりしています。
皆さま
男性も女性も、
稼いでいないことを否定するのはやめてみませんか?
私も、つい否定してしまうことがあるけど、
なるべくしないように、と意識しています。
否定すると悲しいことが起こるのを知っているから。
病気やけがで働けない人が、
自分を責めてしまうこともあるでしょう。
「そんな自分には生きる価値がない」と思うかもしれない。
自分が稼いでいないときも、
家族の誰かが稼いでいないときも、
自分や家族を否定するのはやめたい。
「お金がないと、困る」
「仕事がないと、困る」ことはある。
でも、「困る」ことと、「否定する」ことはイコールにしなくていい。
「お金を稼がない人」
「働いていない人」を否定しなくていいと思うのです。
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