こんにちは。
新学期、
学校に行きたくないこともありますよね。
もし、お子さんが行きたくなさそうでも、
または行かなくても、
できることがたくさんあります。
講座での参加者からのご質問と答です。
Q
「子どもが不登校です。
無理やり行かせるのは、よくないですよね。
とは言っても、このままでいいのか、不安です。
どうしたらいいでしょうか?」
A
不安ですよね。
不安も大事なのですが、
この場合は、まず、不安を減らしてみるのはどうでしょう?
それから、学校に行かないときにも、
家でできることがあります。
「親の不安を減らす」「遊ぶ」「休む」「家事をする」「聴く」「説明する」、
この6つができるかも。
また、お子さんが「行ってみたい」と思える場合は、「学校以外の居場所に行く」こともできます。
①親の不安を減らす
信頼できる(口の固い)友人がいたら、
あるいはプロのカウンセラーに、
親としての自分の不安を全部、聴いてもらいましょう。
「話す」は「手放す」に通じます。
1人で黙っていると、
不安はふくれ上がります。
「話す」と心が軽くなり、身動きしやすくなります。
話す相手が思い浮かばなかったら、紙に書き出します。
(そしてその紙は破って捨てます。)
不安な大人を見ると、子どもは気を使いますから。
まず、大人が自分自身、安心して、
ゆったりした気持ちで子どもを見られるように
コンディションをととのえてみるのはどうでしょうか。
②遊ぶ
せっかく学校を休んでいるなら、
思いきり遊ぶのはどうでしょう?
普段と違うことをすると、視野が広がります。
「えっ、遊ぶなんて!」と思いますか?
子どもは遊びから、多くのことを学んでいます。
また、遊ぶと心がほぐれるのです。
これはとても大きいことです。
③休む
もし子どもがくたびれていたら、休む必要があります。
ぼーっとしたり、だらだらする時間も大事です。
ゴロゴロしたり。
気を抜いて、肩の力を抜く。
「いつもテキパキ効率的に動く」
というのは、一見、頼もしい?ですが、
もしかしたら不自然なことかも。
ぴーんと張りつめた糸は、いつか切れてしまうかもしれないからです。
④家事をする
「学校に行かないと不安」なのは、
「立派な社会人になって自立できないかもしれないと不安」ということなのではないでしょうか。
家事は、自立の1つの大事なポイントです。
家にいる子どもに、家事をする機会を作りましょう。
いっしょにやったり、
頼んで任せたり。
そして、やってくれたらたとえ下手でも、
「ありがとう!」とお礼を言いましょう。
子どもが自分に自信を持てるようになります。
生きる力、働く力が育つのが家事です。
でも、「学校に行かないなら、家事くらいしてね!」と
罰当番のようにやらせるのはやめます。
もしも楽しくやれたら、最高です。
⑤聴く
できれば、子どもの話を聴きましょう。
大人は、子どもの話を「聞いているようで聞いていない」ことがあるので、「聴き方」を学ぶことは助けになります。
尋問にならないように気をつけます。
不安だと、つい、問い詰めたくなるので
大人が「自分の中の不安な気持ち」を減らしてからがいいです。
また、「聞いたあと、説教する」のはやめましょう。
子どもは、疲れて話さなくなってしまいます。
ただ聴いて、「そうなんだね」とあたたかく受けとめてもらえるだけで、
子どもは気持ちが楽になります。
⑥説明する
子どもは、社会のことが、まだよくわからないかもしれない。
情報収集して、説明してもいいかもしれません。
「いろいろな生き方があること」などを。
でも、説明が押しつけにならないように、
話し方、表情、声の調子に気をつけます。
大人自身が不安なときは、やめておいた方がいいです。
⑦学校以外の居場所へ行く
これで検索すると、日本全国の子どもの居場所が出てきます。
家でも学校でもない居場所があることは、大事です。
今日を生き延びることが、とても大切です。
お子さんや、近所の子どもたちに教えてあげてほしいです。
くわしくは、こちらです。
でも、いい居場所であっても、お子さんが気が進まないときは、むりに行かせないほうがいいです。
何事も
「決めるのは子ども自身」のほうがよいです。
その子の個性や、親の個性、学校の状況、
家庭の状況によって対応がちがってくると思います。
私も、子どもによって対応を変えました。
(4人の子のうち3人が不登校の時期がありました)
お子さんの今の状況や気持ちに合わせた対応が大事です。
そして、まずは、親自身がだれか信頼できる人に気持ちを聴いてもらう時間を作れたらいいなと思います。
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