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すずきともこの安心感を育て人生を楽しむブログ

自己肯定感・元気な心が育つ!
子どもが光るほめ方・しかり方、聴ける人になる方法、
母乳や育児を楽しむ智恵&体験、映画や本、アートに見る人間の心理。

大人も、かつては 子どもだった。
世界の謎は、子ども時代にある!そのヒミツを描いていきます~♡

こんにちは。

 

 

「福島は語る 完全版」を観ました。

(ロングバージョン)

 

4年かけて、14人の人の話をまとめたドキュメンタリー映画です。

 

 

 

公式サイト…

 

 

 

 

黄色い花あらすじ黄色い花

 

東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故。

 

「放射能汚染で家に住めなくなった人」「そのために一家離散した人」「子どもを連れて夫と離れて他県へ避難した人(夫は福島県で仕事している)」「農業をしている人」「学校の先生」「詩を書いている人」「仮設住宅に住む人」「震災でご家族を亡くした人」「災害関連死でご家族を亡くした人」「除染作業をした人」「事故後の原発で作業をした人」、さまざまな人の話を聴く。

 

土井敏邦監督は100名もの人に話を聴き、その中から14名の人のインタビュー映像を「福島からの声」として映画にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星完全版は5時間ちょっとの大作で、途中で2回休憩が入るほど。
 

でもぜんぜん眠くならない。

最初から最後まで集中して観ました。

 

それぞれの率直な語り。体験。気持ち。人生。

 

どんなに東日本大震災や原発事故に振り回されたか。人生が、人間関係が、仕事が、家族が影響を受けたか。伝わってきました。

 

 

「311の黙祷の時間は被災者の生徒を連れて学校を抜け出した。校長の許可をもらって」(耐えがたいから)

 

 

「仮説住宅の四畳半にベッドを置けたら腰痛が楽になるのに(スペース的に置けない)」

 

 

せめて6畳あったら!

 

 

 

「『10万円もらってるんでしょ』『私たちの税金で生きてるんでしょ』と言われてガクガクッと来てしまった」(体調や心の調子を崩した)

 

 

 

「補償金は全部返すから故郷を元通りにして返してほしい」

 

 

補償金をもらった人、もらわなかった人の間に分断が生まれてしまう。

 

 

避難した人も、強制避難の人と自主避難の人はちがうそうだ。

「強制避難の人は仕方ないけど、自主避難の人は自主的に避難したんでしょ」「自主的に避難できる人はいいよね。家のローンもあるし家も売れないし、私は避難できないのに」

 

 

 

みんな被災者なのに、分断が生まれてしまった。

 

 

 「やりきれない思いをぶつける先は、(同じ被災者同士ではなく)東電や国の政策ではないか」

「ぶつける先をまちがえないでいられたらいいのに」

 

 

 

 

「(避難先で)どこ出身、と言えない」(学生)

 

 

 

 

 

「(「学用品を補償金で買ったんだろう」などと、何か言われてても)知らないふり(聞こえないふり)をすることが得意になった」(学生)

 

 

 

 

 

「先祖が大切に耕した畑を私も大切にしたい」

 

 

 

福島県で有機農業を続けている人。

何ベクレルか作物の放射能の値を測りながら。

 

 

「それでもうちの野菜は美味しいんです」と泣きそうな笑顔で語る。

 

 

正直に「この野菜は何ベクレル」(基準値以下ではある)と書いて販売しているそうです。理解して買ってくれる人もいれば、離れていった人もいる。

 

 

 

 

 

災害関連死でお子さんを亡くした父親の語りには胸が痛んだ。

せっかく生き残ったのに、その後の生活の苦労で…。

 

 

 

子どもの健康を心配して、夫と離れて避難した人の話では、「夫は、子どもの健康を心配する気持ちを理解しない」「生活費のことしか夫は考えない」「それでケンカになる」

 

あるある…しょぼん

 

 

 

「週末に夫が来るけど、休んでばかりで育児も家事もしない。私も平日は仕事してるのに。週末は夫が持ってきた洗濯物を洗って乾かしてまた夫に持たせて帰している」

 

 

 

それは悲しくなるよね…ショック!

 

 

 

 

「お互いにいっぱいいっぱいだから余裕が持てなくて、優しくできなくて、、。」

 





子どもの健康を心配して他県で暮らす他の母親は、「思春期の子どもは、避難生活がつらくて親に当たる」

 

 

ただでさえ思春期は親に当たる子がいるのに、二重のつらさだと思いました。親も子も。

 

 

 

除染作業が形ばかりであること、汗

何もしないよりは少しいいのかもしれないけど…。

 

除染作業の日当は少し高いが、実はピンハネされていたこと。汗

 

事故後の原発での危険な作業に従事した人も、ピンハネされていたこと。汗

 

 

でも、語る人たちは優しい。

悲しみを語りながら、優しさが伝わってくる。

 

 

 

そして、語った人たちの後ろに、たくさんの「語れない」人たちがいる。

 

 

 

「私の故郷は汚染されたけど、やはり美しい」

 

 

 

「故郷にいたときは気づかなかったけど、避難して別の土地に来て、福島がどんなに美しいところか、よくわかった」

 

 

 

口々に福島をたたえる人たち。

 

 

 

「美(うつく)しま」「福島」という呼び名があるくらい。

 

 

 

 

 

 

星上映後は東日本大震災語り部の木村紀夫さん(大熊未来塾代表)のお話があり、聞き入りました。

 

 

 

 

「高いところに逃げるように子どもに教えておけばよかった」

 

 

 

「歴史を学べばよかった。

最初、3メートルの津波と聞いて、家は海抜6メートルだから安心してしまった。しかし10メートル級の津波が来た。

 

歴史を学ぶと、過去には10メートル級の津波が来ていた。

貞観地震のときなどに」

 

 

 

 

「家財が多いと震災のときは凶器になる。どうしても必要なものだけで生きていけるとよい」

 

 

 

「家財が多いと、震災があったときに、大量のガレキ、ごみとなる。震災ごみの多さに、自分も驚いた」

 

 

 

山と積まれていたそうです。

 

 

 

 

「もっと少ないものでシンプルに暮らすと安全だし震災ごみも減る」

「でもそれだと物が売れなくて経済が回らないかもしれないけど…」

 

 

 

 

「自分で考えることが大事」

「みんながやるから、他の人が言ったからではなく、自分で考えて動くことが命を助ける」

 

 

 

 

 

黄色い花語り部の、木村紀夫さん(大熊未来塾代表)の活動です。

 

 

 

 

 

 

本「地球家族 世界30か国のふつうの暮らし」

 

世界各国の家財道具を家の前に全部出して撮影した写真集。

日本は飛びぬけて、家財道具が多いそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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