既に、読書会に参加された方が、こんなにしっかり書かれているので、
こちらを参照でよいような気もしますが、自分が感じたことの記録に。
【勉強会】第二期 出口治明氏と古典を精読する会 の一回目に行ってきました
http://pukokko.jugem.jp/?eid=916
丁寧にしっかり書かれています。
まとめるの早い、スゴイ。
私は豆まきと食事の準備で昨日はパタパタ。
駄目ですね~。
朝に昨日食べた御弁当はアップしましたが。
貞観政要の読書会開始
http://ameblo.jp/bookworm-diary/entry-11764537282.html
食いしん坊なのがわかりますね。
貞観政要を毎回2時間、20人のメンバーで読むという読書会に昨日から参加。
「出口治明氏と古典を精読する会」
- 貞観政要 上 新釈漢文大系 (95)/明治書院
- ¥8,820
- Amazon.co.jp
どういう風にすすめるのか、まったくわからないまま、参加。
書き下し文を読み、その書き下し文の感想を言う。
私、漢文のままだとわからないので、書き下し文を家で声で出して
読んでいたのですが、家族から見るとかなり怪しげな雰囲気を醸し出していたようでした。
目で見るとわかった気になる、声に出すと、自分で考える部分が増えるような気がすると
今回気づく。
死後の諡号(しごう) 贈り名 太宗である唐王朝の第2代皇帝李世民と、その部下のやりとりを、
次の皇帝のために書いたのがこの書。ただ太宗の素晴らしさを描いた書ではなく、
次に続く皇帝のために、リーダーとはこうあるべきだということを描いたのがこの本で、
そのため、要約するとかなり少なくなることを知識を定着させるために、
似たようなケースが何度も描かれています。
李世民(りせいみん)の在位は、626年9月4日 - 649年7月10日。
日本では、平城京(710年)が出来る前の飛鳥時代にあたります。
飛鳥時代と言えば、日本で有名なのは、聖徳太子であり、聖徳太子の生年、没年は
598年1月28日 622年4月8日と言われていますが、その聖徳太子の少し後の期間に
兄である皇太子を殺し、皇帝になった人物と言われています。
中国史上最高の名君であるといわれているわけですが、
それは兄を殺したことにより、歴史に記録されていく文化を持つ中国の中では
何としてでも良い皇帝であろうと、太宗はしたのかもしれません。
名誉を重んじる文化。
太宗とその部下のやり取りが、面白いのですが、
太宗の部下もまた、スゴイメンバーなのです。
太宗の部下の欧陽詢(おうようじゅん)・虞世南(ぐせいなん)・褚遂良(ちょすいりょう)は
初唐の三大家と呼ばれ、彼らの楷書(かいしょ:崩していない文字)は本当に楷書を学ぶものは
何度も臨書(まねをして書く)をした経験があるくらいの書の達人。
今回の読書会では、虞世南(ぐせいなん)の特質として、書の上手さが書かれている記述が
出て、うんうんとうなづいていました。私も5歳~23歳くらいまで書をやっていたのでお世話になりました。
今回、貞観政要を学ぶにあたり検索してビックリしたのですが、
こちらの本、幕府の基礎を作った徳川家康、北条政子が読んだ本で有名なのですが、
それ以前の歴史書にも出てきていますし、江戸時代の藩校で取り上げられた書物なのです。
静岡県立中央図書の貴重書紹介にも登場。
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/354/1/SZK0002713_20040929060308801.pdf
そして、
三重大学附属図書館リニューアル記念
特別展示「藩校の漢籍」 平成25年4月10日(水)~5月8日(水)
http://www.lib.mie-u.ac.jp/r_and_d/research/exhibit/hk.pdf
にも
そして、現在、千葉県佐倉にある、国立歴史民俗博物館で展示中とか。
版本貞観政要 古活字版・伏見版 巻第四 本館蔵
終了予定日:2014年3月2日(日)
徳川家康の命により作成されたものとのこと。
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/regular/limited.html
見たいなあ~。
天皇家の代々の帝王学の教科書としても使用された本書。
精読出来る機会に恵まれた私は幸せです。
本日、読書会の内容までほとんど辿りつけなかったので、
今週中に読書会についてアップを。
私が今回の読書会の本以外で1月に読んだのはこちらの3冊。
貞観政要のリーダー学 守屋洋
http://ameblo.jp/bookworm-diary/entry-11762892452.html
貞観政要に学ぶ上に立つ者の心得 谷沢永一 渡辺昇一
http://ameblo.jp/bookworm-diary/entry-11755835604.html
山本七平 帝王学 貞観政要の読み方
http://ameblo.jp/bookworm-diary/entry-11758738608.html