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全ての女性が生きづらさから解放され、時間的経済的自由を手に入れる方法

4年前に書いたコーチング原点。
やっぱりここから始まったんだよなぁ。

さらに今の想いを加筆し、修正したのでよかったら読んでみて〜〜ラブラブ




マイコーチとして長い期間お世話になった大好きで超リスペクトしている松尾英和さんと雑談コーチング中にでてきた話をアップします。



コーチングで臨場体験ができたので、なるべく当時の事を今、ここで起きてるかのように。
臨場感を加えて小説風に書いてみますよ。


それは今から7年くらい前…私はナースとして病棟で働いてたの。

病棟の中には受け持ちナース制度というのがあり、三人くらい受け持つんだよね。

受け持ちナースは、患者さんの看護計画をたてたり、メンタルサポートをしたりするの。

受け持ちになったのは、
肝硬変でお腹に腹水が溜まって、
タヌキのようなお腹になっていて、
糖尿病もあり、血糖値が高く、
コントロール不良のために入院となった
Hさんという方。


何回も入退院を繰り返し同僚達も何度も受け持ってたんだけど私が彼を受け持ったのは今回がはじめて。


同僚からは、
「あそこまで悪くなると、何も出来ないよね…。」
という声が多かった。
私はその諦めみたいなのが、どうしても受け入れられず、
自分は真っ正面からHさんと関わるんだって決めてたの

受け持ちになり、Hさんのベッドに行って話をしに行ったんだ。


ここから小説風に書いてみたよ。
シチュエーションをイメージしながら読んでみてね❤️

以下私=私患者=H私「今回受け持ちになったMです。よろしくお願いします。」私は真っ直ぐに立ち、頭を下げた。
H「Mちゃん、ついてないなぁ。よろしく頼むわぁ。」ベッドの上であぐらをかいた状態で少し茶化した感じでHさんはそう言った。
私は、ベッドの横にある丸椅子に座り、真剣な顔で

「Hさん…。私、今まで周りのウワサでHさんを判断してたかもしれない。でも、受け持ちになったからには、ちゃんとHさんの事知りたい。だから、現在の状態にいたるまでを知りたい…。だから、教えてくれないかな?今までの人生を…」
ホントに知りたい、知る事でこの人をサポートする糸口を見つけたい。そんな思いで伝えた。

Hさんはビックリした顔をし、そして天井を見ながら語り始めた。Hさんの今までの人生を。何が起こり、どう感じ、そして今に至るのかを…

H「あんな~、俺、昔。板前やってん。
私「え?板前さんやったんやぁ。」
H「うん…それでな、自分で言うのもなんやけど、結構人気のある板前やったんやで。」と、天井を見つめるのを止め、私の顔を見て、少し照れてはにかみながら、こたえた。
私「はぁ~。そうやったんかぁ。」
H「そうそう。それで、結婚してから、独立して、自分の店をもったんや。」
私「わぁ~。スゴイなぁ‼それから、どうなったの?」
Hさんは、あぐらをかいたまま、少し肩を落とし、ベッドを見つめながら、こう続けた。
「俺…寿司握るのは得意やったけど、アホやし、経営の事はさっぱり分からなくてさ…どんどん赤字になっていって、そのくらいからお客さんともどんどん上手くいかなくなってきて…どんどん落ち込んでいってん。そしたら…。」
私、「そしたら?」Hさんは、顔をあげて、私の方を見ながらまた茶化した感じで少し笑いながら話を続けた。
H「悪友が、そんな時は酒飲んでパーとはしゃいだらええねん‼って酒をすすめてきたんや。」
私「うん、うん。それで?」
H「俺、一緒になって酒飲んでさ。俺…酒全然飲まれへんかって、はじめは毎日吐いてたんや。」
私「それで、どうなったの?」
H「ある日から、急に酒が飲めるようになったんや。なんぼ飲んでも酔わない。なんかわからんけど、楽しい事なんて何もなかったし、だから、毎日浴びる程酒飲んでたんや。そしたら、またある日、体がだるくてだるくて仕方なくて、酒を飲まなくてもだるいのが取れなかったんや…。それで、大阪の病院に行ってん。そしたらな…。」
私「そしたら?」
Hさんは、また少し笑いながら話した。
H「医者に、Hさん、肝硬変です。っていわれたわ。しかも重症やって。
だから、命短いって。10年生きれないでしょうってさ。
ベッドを見つめながら…そっから、入院して、退院したら、嫁がいなくなってた。
店も続けられないし、店もたたんだ。
そっからは、ホンマに何もしなかった。
また酒飲んで、入院して、退院したら、また酒飲んで。

だってなんの為に生きてるんかなんかなかったし、生きててもやる事ないし。そんな感じやった。
大阪は色々と高かったから、奈良にきたのが今から三年くらい前かな。
そのくらいから糖尿にもなってたみたいや。
顔をあげて、茶化した感じで、「そしたらさぁ、この病院の前の病院で、医者が、「あんたみたいなコントロールの悪い患者は診ても同じ。うちでは見れんわ。あんたみたいな、ゴロツキでも見てくれる病院あるから、そこを紹介したるから、そっちで見てもらって。」って…

で、俺はここに来たんや。
でも、だーれも俺の話なんか今まで聞いてくれなかったで。
どうせ死ぬやんか。遅かれ早かれ。だから、なんとなく楽しく出来たらそんで俺はええねん。」と、諦めた表情で、
「もう、俺の人生は終わったから。今はただ命があるだけや。」

私は、そう聞いて胸のあたりに悲しみと怒りが混ざった複雑な感情が湧いてくるのを感じていた。

私「Hさんは、ホントに今のままでいいの?
何も変わらず、このまま人生が終わってしまって、ホントにいいの?
Hさんは、そういうけど…私にはそんな風に見えないよ。どうも納得がいかへん。なんか…違うように思えて仕方ない。
このまま…何も変わらず亡くなるのか、自分らしく生きるのと、どっちがいい?
私はこのままHさんが亡くなるのはすごく悲しいし、辛いよ。
ホントは、どんな人生を送りたいのか一緒につくっていきたいねん。
私は、本気でその事に向き合う覚悟で受け持つから。

Hさんのペースでいいから、一緒にもう一度人生見つめ直してみようよ。」
本気でこの人の残りの人生だけは、自分らしく、死ぬ時には、自分が大好きだって思ってもらいたい。

Hさんの眼を真っ直ぐみて、そんな気持ちで伝えた。
Hさんは、言葉をしばらく失い、ぼーっとしていた。

「・・・・・。」そのあと、あぐらをかいたまま、両手を膝に置き、両手にグッと力をこめ、肩を落としベッドをじっと見つめながら
「ありがとう。考えてみるわ…」と、涙声で、伝えた。



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数日後、再びHさんの部屋に行ったら、Hさんは、ニコニコしながら話始めた。
「Mちゃん!俺、こないだ外来にきた人と話してたらなぁ。なんか励ましたくなって、「大丈夫や。みんな一緒やでぇ」って励ましてみたら、その人、エライ喜んでくれてなぁ。俺もめちゃくちゃ嬉しかってん。
だから、これから、外来にくる人の話聞いたり、励ましたりしようって思ってるねん。」
そう話すHさんの表情に諦めはなく、瞳の中に強い希望私は感じた。

私「自分らしい生き方。見つかったんやね。おめでとう。私もすごく嬉しい。
これからが、ホントに人生のスタートやね!これから、一緒に人生つくっていこう。
受け持ちとして、出来る事をさせてもらうから。よろしくね!」
私も、なんともいえない幸せな感じを感じながら微笑んでそう伝えた。


それから…Hさんの行動にも変化が現れた。
今は肝硬変より、血糖値のコントロールが大切なHさん。
そんなHさんは、血糖値にも今まで関心がなかったが、そんなHさんが、血糖値の値の意味に興味をもち、自ら学ぶ姿勢を示してきた。
私は受け持ちとして糖尿病とはどんな病気か、血糖値の値の意味、具体的な行動はどうするかを伝えたり、一緒に考えたりして、受け持ち期間を過ごした。
Hさんは、退院時
「新しい人生をプレゼントしてくれてホントにありがとう。
俺、自分の力で頑張るから。
だから、Mちゃんも、入院してきた人の新しい人生、また一緒につくったってや。
頑張ってな。ありがとう。」
そういって、退院していった。


+ ++++++++++++++++


その後、Hさんを受け持つ事はなかった。
Hさんが、入院する回数もグッと減り、在宅フォローが主になっていった。
時々、私が元気なくなってないかと私を励ます為に病棟に来てくれた。
その時の表情には、昔の諦めた表情はなく、
清々しいキリッとした何か使命をもったような素敵な表情だった。
H「なんや、元気なくしてるんかぁ。
俺が励ましたろうかあ?Mちゃんならできる!
Mちゃんは周りを幸せにできるんやで。
生き証人の俺がいうんやから、間違いないで‼
Mちゃんには感謝してる。いつでも応援してるからな!
離れてても俺の気持ちはいつも一緒にいるんやで。」
と…
その言葉に何度も私は救われた。


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その後、Hさんがなくなったと病院をやめてからHさんの友達のOさんから電話で聞いた。
Oさんは涙ぐんだ声で電話で話した。
O「Mちゃん、こないだな、Hちゃん、亡くなってんで。
でもな…あいつは最後ホンマに幸せやったと思う。
亡くなる前にたくさんの人がお見舞いに来てくれてな、
みんなHちゃんに、励ましてもらったり、あたたかい言葉かけてもらって、ホンマに世話になった。
ってたくさんの人が来てくれてな。
あいつは最後ホンマに幸せな最後を迎えたんよ。
あいつな、Mちゃんに、御礼…俺、できんから、俺が死んだら代わりに伝えてなって伝言して亡くなってんや。
だから、代わりに伝えよう思って。

Mちゃん、俺、Mちゃんと約束したように、自分らしく生きれたで。めちゃくちゃ…最後、幸せで…こんなに幸せに死ねるなんて想像もしてなかった。
ホンマにありがとう。
俺の人生の最後…輝かやかせてくれてありがとう。って。Hちゃん、言うてた。
親友の俺からも礼をいうわ。俺ら、みたいな誰も相手にしてくれない奴に、真剣に向き合って、一緒に人生つくってくれて、ホントにありがとう。」

Hさんが亡くなったのは、受け持ってから、二年後くらいの事だった。

終わり

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人は変われるんだよ。
なくなる瞬間まで変われるんだよ!
この経験を通して私は学んだの。
そして、確信に変わった。

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変わるというより

本来の姿に戻るだけ。
誰でも最初は自信がないもん。だから、一緒に自信から育てていこうね
ラブ

人は誰かに貢献している時に幸せを感じるんじゃないかな?



最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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