今年本格的に好きになったアイドルについて書くシリーズ。
今回は2組目、フィロソフィーのダンスです。
フィロソフィーのダンス、通称「フィロのス」。
2015年結成で、メンバーは奥津マリリさん、日向ハルさん、佐藤まりあさん、十束おとはさんの4人組。
いつ頃からかは覚えていませんが、私は以前からフィロソフィーのダンスの評判はたびたび目にしていました。
以来、頭の片隅に気になる存在として眠っていましたが、昨年夏、Negicco(ネギッコ)のKaedeさんがフィロソフィーのダンスのワンマンライブを観に行ったツイートを目にします。
お誘いいただき、フィロソフィーのダンスさんのワンマンに行ってきました!歌もダンスも素晴らしくて震えました。。かっこいい。。
— Kaede (Negicco) (@Kaede_NGC) 2017年7月15日
さらに月日が経ち、フィロソフィーのダンスの定期公演のゲストにバニラビーンズとWHY@DOLL(ホワイドール)という私の好きなアイドル2組が出演するというツイートを目にします。
【次回定期公演ゲスト発表👯】
— フィロソフィーのダンス 12/16ステラボールワンマン (@DFP_2015) 2017年10月24日
11/26(日)@代官山LOOP
『FUNKY BUT CHIC vol.18』
〈1部〉開演 13:30
ゲスト:バニラビーンズ
〈2部〉開演 18:30
ゲスト:WHY@ DOLL
🎫10/28(土)10:00より各種プレイガイドにて販売開始! pic.twitter.com/7I71VfRLiJ
アイドル同士の共演といえば、ガンガン系・オイオイ系とでも言いますか、勢いで攻めるタイプの若いアイドルが求められがちなイメージがあって。
勢いでなく純粋に音楽で勝負しているバニラビーンズとWHY@DOLLを、それもこの組み合わせでゲストに選ぶ人達を初めて見たので、フィロソフィーのダンスチームへの好感度が一気に上昇しました。
このあたりからフィロソフィーのダンスへの興味が増していき、ホームページを観たり、インタビュー記事を読んだり、YouTubeでミュージックビデオを観るようになり。
今年ついに好きになる、という流れです。
「ライブ・ライフ」
フィロソフィーのダンスの魅力は、何と言っても音楽。
ファンクやディスコ、R&Bあたりを中心に広義のダンスミュージックとでもいうか、そのあたりの色々を解釈した音楽をやっていると思うのですが、その音楽の質の高さが素晴らしいです。
また4人の個性が非常に立っていることも大きな魅力。
それぞれの歌声の色が全く違います。
日向ハルさんはパワーがありソウルな歌声。
ドライで気持ち良く突き抜ける感じで、ステージ映えする歌声だなと思います。
奥津マリリさんは歌声が非常に独特で、鼻がかった艶っぽさのある感じ。
十束おとはさんは“電波ボイス”と形容される、アニメの声優さんっぽい甲高い声。
彼女の声が入ると一気に雰囲気が変わります。
佐藤まりあさんは癖の少ないナチュラルな歌声で、ニュートラルなポジションにいる感じ。
それが他の3人と良い対比になり、個性になっています。
キャラクターもそれぞれ立っている印象で、そこはまだ詳しくないのですが…
マリリさんはグラビアをやっていたり、まりあさんは腹筋女子としてメディアに出ていて、おとはさんはゲーム関係の仕事も。
まりあさんとおとはさんはバニラビーンズの後を継いで、篠原ともえさんと『シノのス』という番組をやっています。
あと最近はおとはさんが出演しているゲーマーズエンジェルの番組も観はじめたり…
フィロソフィーのダンスはユニゾンが極端に少ないなという印象がありまして。
ユニゾンはアイドルユニットの魅力の一つで、どのユニットでも割合の差はあれど使われています。
一方でフィロソフィーのダンスはそれぞれが非常に個性的な歌声のため、ユニゾンで混ざってしまうとそこまで魅力を感じなくなってしまうんですよね。
どちらかというと声のリレーで気持ち良さを与えるというスタイルで魅力が最大限に発揮されるのかなと思います。
そのため、特別なことが無い限り基本的に1つのパートを歌うのは1人で、コーラスを入れる場合のみ複数という形を取っている。
バンドのようなアプローチで、それが特異なアイドルだなと。
これは数多くのバンドを発掘してきた加茂啓太郎さんがプロデューサーだからでしょうかね。
個性的な声が4つもあるので、どのパートに誰を割り当てるかによって雰囲気が大きく変わると思うし、歌割りをするのが楽しいだろうなと。その分難しさもあるでしょうけど。
さらにフィロソフィーのダンスはライブパフォーマンスの質もかなり高いのが魅力。
ハルさんとマリリさんの2人は元々シンガーとして活動していたそうで歌唱力が高いし、おとはさんとまりあさんも遜色なく魅せることができる。
フィロソフィーのダンスは今年札幌に一度来てくれまして、そのときに初めて生でライブを観ることができました。
ワンマンでなく複数のアイドルが集まるイベントでしたが、素晴らしいパフォーマンスで現場を制していました。
ステージから感じるパワーが凄まじかったです。
ちょくちょく地上波のテレビでも取り上げられるようになっていますし、また機会があったらぜひ観に行きたいアイドルさんです。
最後に、私の好きなフィロソフィーのダンスの楽曲を。
「アイム・アフター・タイム」
私が初めて聴いたフィロのスの曲。
イントロの音色に「おおっ」と声が出て、ここからフィロのスにのめり込んでいったような気がします。
「ダンス・ファウンダー」
フィロのスの代表曲。
イントロのベースの刻みからテンションが上がります。
この曲はサビが目立ちがちですが、Bメロが肝だなと思います。
オマージュしまくり、遊びまくりのMVも面白いです。
「ジャスト・メモリーズ」
ゴスペルもやっちゃうのかという驚きと、こういう曲をアルバムのエンディングに持ってこれる強さは流石。
ドラムが素晴らしいし、音像がめっちゃ好み。
ハルさんの歌声がハマっていて、独擅場といった感じです。
「オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー」
フィロのスの中でもとりわけキャッチーで好きです。
アイドルソングとしても優秀で、初期の曲で一番ボーカルがハマっているかも。
「夏のクオリア」
フィロのスは夏曲も強いんだなぁ。
ドライブミュージックにぴったり。
「告白はサマー」
[Apple Music]
[Spotify]
https://open.spotify.com/track/63l3xDWhrtyBNYiGD7XI38?si=LMu5jLcYTLGSUv_7w3nCAQ
永井真理子さんとか谷村有美さん的な懐かしの音像で好きです。
マリリさんの声がめっちゃハマってます。
「シャル・ウィ・スタート」
[Apple Music]
[Spotify]
https://open.spotify.com/track/1kDbagVKQ33icVN6Bt3Ygm?si=cV19OUiUQmC3_venO112lg
こういうソウルナンバー、すごく好みです。
アルバム『ザ・ファウンダー』は素晴らしいですが、フィロのスは『ザ・ファウンダー』以降の進化が凄いなと思います。
「ロジック・ジャンプ」
ツボすぎる。
一聴で「好き!」ってなりました。
「ヒューリスティック・シティ」
最新曲ですが、これがめっちゃ良いです。
前述のように今まではユニゾンだけがパッとしない印象でしたが、新たにバランスを見つけたのかな。
一人一人の表現も進化していますし、コーラスワークが素晴らしい。
サビを2-2で分けてユニゾンとコーラスを交差させているのとか見事です。
メロディーや展開の良さもさすが宮野弦士さんという感じですね。
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①RYUTist編
https://ameblo.jp/buruwo/entry-12426594410.html
③つりビット編