セブ留学を考える時に一番心配なのは、セブの治安についてではないでしょうか。
セブシティの治安はマシだとよく言われますが、初めてセブシティに到着した時はあまりの途上国感に唖然としたものです。
思った以上に廃墟だし、ストリートチルドレンはいたるところにいるし、痩せこけた野良犬たちもうろうろしています。
でもまあ夜に女一人で近くのレストランまで行って夕食をとってホテルに帰ってくることも可能でした。（私は何事もなかったですが、おすすめはしません）
アヤラやSMモールには何度も一人で遊びに行きましたが、強盗にあうことも何かをすられたりすることもなく無事帰国することができました。
留学中誰かが被害にあったという話も聞きませんでした。
というわけでセブの治安に関しては、私は問題なかったです。
ただ一つだけ怖い経験をしたので、そのお話をご紹介しましょう。
午前の授業が終わり、学校の隣のレストランでランチをしていた時のこと。
突然パン！パン！パン！というタイヤがパンクした時のような破裂音が3回鳴り響きました。
私は特に気にも留めずカレーを食べていたのですが、窓際にいたフィリピン人のお客さんがドアを開けて外の様子を観察し、すぐに店内に戻ってドアに鍵をかけました。
そしてドアからできるだけ離れ、店の奥に入るようにと私たちに指示を出しました。
それでようやく、さっきの音は銃声だったのだと気付いたのです。
私たちは急いで店の奥のカウンターの後ろやキッチンに隠れ、じっと成り行きを見守りました。
もし銃を持った人間がこの店に逃げてきたらどうしたらいいのかな、映画みたいだなと思いながら、急に死ぬことがリアルに感じられました。
しばらくして何も起こらないので外の様子をうかがうと、道路にはたくさんの野次馬が集まっていました。
発砲現場は店の斜め向かいの道路だったようです。フィリピン人たちもこんなことは初めてだ！と珍しそうに話していました。
その後恐る恐る店を出て学校に戻り、普通に授業を受けました。
色々な噂があり真相は分からないのですが、フィリピン政府の偉い人が3人の殺し屋に狙われていて、ボディガードがそれを返り討ちにして1人は撃たれ、2人は逃走中という説を聞きました。
あとは麻薬の売人が警察に撃たれたとか……
とりあえずこんな事件はレアケースなので普通は大丈夫だと思います。
日常生活では警戒心を忘れなければ問題ないはず…です（笑）
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