ランニングが効果的な時間帯は、一日のうちのいつでしょうか。
ランニングをより効果的にするには、一日のうち、どの時間帯に走ればいいのかについて考えてみましょう。
そこで明確にしておきたいのが、ランニングすることで何を求めるかです。
まず、大きく、
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■「走り」そのものの質を高めるため。
■身体を改造するため。
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に分けられます。
さらに、「身体を改造する」には、
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・筋肉を作る
・体脂肪を減らす
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というのが大きなところでしょうか。
「走りそのものの質を高める」
という技術的なトレーニングをするのであれば、
そのためにランニングが効果的な時間帯というのは
身体の状態が一番いいとき、
つまり、体温が上昇し、交感神経の働きが活発になる、
午前１１時ごろから午後５時ごろに実施するのがよいと思われます。
「筋肉を作る」
という筋力トレーニングするような目的での
ランニングが効果的な時間帯というのは、
上記と同様に身体的にコンディションのよい時間で、
さらに、食事から２時間程度たった後、というのが良いようです。
具体的に言うと、
午後１時に昼食を取りおえたとすれば、午後３時から午後５時ぐらい。
この時間帯が、ゴールデンタイムということになります。
食後すぐは、栄養吸収のために血液が胃や腸など内臓に集中し、
筋肉は働きにくくなりますし、食事の前の空腹のときは、
筋肉に蓄えられたエネルギー（糖質）が消費されてしまい、
大きな負荷のかかるトレーニングを続けられなくなってしまうからです。
「体脂肪を減らす」
という場合でランニングが効果的な時間帯というのはいつか。
強強度のトレーニングでももちろん体脂肪を減らすことは可能です。
というかそのほうが大きく減ります。しかしそれを全ての方ができるか、
というとそれは無理でしょう。
では、比較的軽い強度でということになると、空腹の時がよいです。
空腹で血中の糖質の量が少ないと、脂肪を燃焼させざるを得ませんから。
なので、朝早めに起きて、朝食前に、
あまり激しくないジョギングやウォーキングをするのが、効果が上がるようです。
以上のように、
「ランニングが効果的な時間帯」をランニングの目的別に見てきました。
いろいろ感じ方があるかも知れません。
あなた自身はどうなのか、身体と対話しながら探ってみてください。
一つ注意点を挙げるとすれば、この、それぞれの時間は、
もし自由にいつでも身体を動かせる時間が持てるとして、
という前提で話しています。
なので、これはこれで理屈としては成り立ちそうですが、
かといって、絶対にこうでなければ効果がない、というものではありません。
一番大事なことは、こういうことも知識として知った上で、
あなた自身のライフサイクルに合う形を築き、「継続する」ことです。
あなたにとっての「ランニングが効果的な時間帯」を
考えてみて継続していただけたら嬉しく思います。
では。
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プロフェッショナル・ランニング・コーチ
小田英男
でした！！
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