・かかと落とし体操の真実②身体の根っこは『かかと』にある
こんにちは。
木もれび鍼灸院の弓削です。
かかと落とし体操は主に慢性腰痛の患者さんに指導してきました。
よく治療院に行くと、その場は良いけどまた悪くなったという話をよく聞きませんか?
実は根本問題を解決していないからそうなります。
根本問題とは?
頑固な慢性腰痛の原因は足にあります。
特に足の形が崩れると慢性腰痛になりますが、足の形は整体など矯正で治るほど簡単ではありません。
足の形が崩れる原因は足の『要石』舟状骨が脱臼してしまう事です。
ためしてガッテンでもやっていましたが、普通に歩いていてもかかとには体重の3~4倍の荷重がかかります。
足の骨の舟状骨の脱臼状態を元に戻すには体重の3~4倍の圧を骨にかけないといけません。
整体では絶対に無理です。
その場は良くなったけど、後で痛くなったり、元に戻るのは根本問題である足の骨が戻っていないからです。
かかとが歪むと全身が歪む
よく外反母趾やO脚で悩む女性が増えています。
すべてかかとの歪みから起こっており、それを解消するのが『かかと落とし体操』です。
つまり骨ホルモンだけでなく美脚にも効果的ってことです。
もちろん腰痛や顎関節症にも効果があります。
かかとが歪むということはどういう事なんでしょうか?
足は本来ふくらはぎ、アキレス腱、かかとと一直線の線を描かなければいけません。
この写真は10年以上腰痛で悩まれて当院に来院された女性の足です。
後から見てみるとかかとがはっきりと歪んでいます。
色々な治療院へ行ったが、その場限りの効果で長続きしなかったそうです。
腰痛以外にも、不眠や冷え症など色々な不調を抱えていました。
かかとが歪む原因は?
かかとが歪む原因は様々ですが、かかとの歪む初期と数年たってきた状態とでは身体自体が変化するために原因も変わってきます。
最初はちょっとした捻挫や、体のクセ、仕事や運動の負担などですが、
一度歪みが発生すると足のふくらはぎの骨の『骨間膜』の異常へと変わってきます。
骨間膜はふくらはぎの骨『脛骨』と『腓骨』を止めている膜のこと。
骨をつぶしても骨間膜はつぶれないほど骨より強い協力な靭帯です。
かかとが歪む原因は骨間膜にカルシウムが沈着することで硬くなり、脛骨と腓骨が動きが無くなってしまう事でおこります。
かかとが常に脛骨と腓骨にはまらなくなりグラグラになると、上の図のようにかかとが外に逃げるような状態になってしまいます。
骨間膜を動かすには足首を動かす必要がある
普段何気なくやっている足首を反らしたり伸ばす動きが実は非常に大切です。
足首を反らすとき、脛骨と腓骨の間が最大限引き延ばされます。
逆に足首を伸ばすと脛骨と腓骨の間隔は最小になります。
骨よりも強い骨間膜ですが、足首の動きと連動するような構造となっていますので、骨間膜の異常を改善するためには足首を反らすこと伸ばすことの運動を、体重をかけた状態ですればいいのです。
ためしてガッテンのかかと落とし体操は不十分
ためしてガッテンで紹介されていた『かかと落とし体操』は骨ホルモンへ対する刺激でも、かかとの異常を治すための刺激としても実は不十分と言えます。
かかとからの振動をしっかりと伝えるには、かかとを最大限反らす、伸ばす動きをしなければいけません。
3センチくらいの台の上でかかと落とし体操をやれば踵の歪みを戻すことができます。
木もれび鍼灸院@higti1かかと落とし体操でかかとの歪みをセルフケア https://t.co/kDnUEndjFg
2017年02月23日 00:36
かかとが歪んだままかかと落とし体操をしても、その骨への振動はしっかり伝わりません。
まず踵のゆがみを直してからの方がいいでしょう。
かかと落とし体操の真実
きちんとすれば、慢性腰痛も膝の痛みも、顎関節症も頭痛も耳鳴りも病院でわからない様々な不調が解決するやもしれませんよ。
最初に紹介したかかとの歪みのあった女性は、鍼灸治療を並行したかかと落とし体操で腰痛が完全になくなりました。
残念ですが木もれび鍼灸院には通う必要はなくなりました。
身近な人に足を後ろから撮ってもらえば、あなたの踵の歪みがすぐにわかります。
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