認知症を治すためのツボを東洋医学から考える
認知症のツボはネット上でさまざま出回っています。
鍼灸や漢方は中国4000年の歴史の上に成り立っているのはご存知のとおりだと思いますが、
ツボの決め方や疾病の捉え方も東洋医学の歴史上どのように表現されてきたのか、ツボの選択も学ぶ必要があります。
現代においてネット上でこのツボが効くというのはあまりにも突拍子がないというか症状の改善そのものが見込めないツボを紹介している例が多々あります。
東洋医学の認知症観
認知症について東洋医学はどのように捉えてきたのでしょうか?
もちろん4000年前にも3000年前にも、100年前にも認知症の方はおられました。
しかし認知症を脳の萎縮と捉えていたのか、アルツハイマー型やレビー小体型認知症など認知症を分類できていたのかと言うと、まったくできていなかったといのが真実です。
真実、古代の東洋医学では脳梗塞後遺症と認知症との区別もついていませんでした。
現代においても脳梗塞後遺症と認知症に対するツボは同じものとなっています。
中国では脳梗塞後遺症と認知症の区別を付けていますが、日本の鍼灸で行われる施術のツボは現在でも区別がないと言えます。
脳梗塞後遺症は認知症の違いは明らかですが、
認知症は若年性アルツハイマー以外では高齢者特有にみられる症状と言えます。
80代以上の認知症のほとんどは脳梗塞を伴っているとの報告もあります。
東洋医学の観点では脳血流の異常と認知症の施術の共通点がみられます。
それらは決して馬鹿にできるものではなく、
条件が合えば改善が見られる症例もありました。
前頭葉型やレビー小体型などの認知症と脳血管性認知症をしっかりと鑑別することで
古代に使用されていた鍼灸のツボは現代でも十分臨床でも使用できると考えています。
認知症のツボ7
百会
大椎
風池
肩井
曲池
間使
足三里
認知症と東洋医学について動画で解説しています。
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