午前中にジュネーブを出て、レマン湖畔の中世の街・イヴォワールを観光し、
午後3時半頃にエビアン・レ・バンに着きました。
今思えばこの日が一番忙しかったアセアセ
1日で3つの街を見たのですから。

エビアン・レ・バンは言わずと知れた、あのミネラルウォーターの採水地。
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街の通りの名前はこの街オリジナルの水色の看板、そしてEvianと書かれた道標がとてもかわいいと思いました。

まずホテルにチェックインし、受付の親切なマダムとムッシューが色々この周りを説明してくれました。
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部屋はエビアンカラー(ボトルのデザインの)みたい!と感じられる水色と赤の、家具やリネン。
しかもちょっとくすませたニュアンスのある色になっていました。
フランスのホテルではこういう部屋の色遣いに、それぞれ独特のセンスを感じられることが多く、それが旅行中の楽しみなところでもあります。

少し休憩し、街へ出ました。
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ホテルから歩いてすぐのところに、エビアンのアンテナショップがあります。
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エビアン採水のしくみを説明するパネルやエビアングッズ、そして、エビアンの歴史について見ることができました。
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アンテナショップの角の坂を上っていくとエビアンのおいしいお水がジャンジャン出ている泉があります。
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たくさんの人が水を飲みに来ていました。
ペットボトルに汲む人、手に直接受けて飲む人、そしてああ美味しいとばかりにそのまま手の甲で口を拭う人。
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わたしも、こどもの水筒と自分のペットボトル(申し訳ないことにボルビックのボトル笑い泣き。ジュネーヴで買ったもの)に汲みました。

水の勢いは思ったより強く、すぐ容器がいっぱいになりました。
飲んでみるとたしかに美味しい。
硬水と聞きますがなぜか軟らかく感じました。
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子どもも楽しいところ!


泉のそばにベンチがあるので家族はそこで休憩。
わたしは、さっきアンテナショップの通りにセントジェームスのブティックを見つけたことを思い出し、一人で行ってみました。

ボーダーカットソーのちゃんとしたのが欲しいな、とかねてより思っていたのです。

店に入るとマダムが1人いました。
女性のSサイズの、白地に紺の縞を試着。
しかし大きい。特に袖が長いえーん

そこで子供用の、10歳か12歳用のものはありませんか?なぜかというとわたしは小柄なので、、というと出してきてくれました。
同じ色はないの、とマダムはいいます。
紺地に白の縞でした。

それでもいいので、まず12歳用を体にあてるとまだ大きいガーン
10歳用を当てると良さそうなので着てみることに。
着たらぴったりでした。
これ、たぶん大人用よりわたしに合いますというと、
さっきよりとても良いですね、とマダム。
こんなふうに腕の先が少し出るのがいいんです、と袖丈を確かめてくれました。

これに決めますとお会計。
その間にフランス語が話せるのね、と言ってもらえたので学校で勉強していることなどを話しました。

そして、フランスによく来るの?と聞かれたとき、
3年前にフランスに「行った」と表現してしまった私のたどたどしいフランス語を、親切に「来た」と修正してくれながらマダムはニコニコ話を聞いてくれました。
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そんなこんなで、
初めて自分たった一人でフランス語でやりとりして買った服!
とても記念になります、買ってよかったです。
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早速着た図。


夕食は近くのクスクスの店へ行くことにしました。
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観光客やわたしたち以外の子連れ客もいました。

席に座ろうというときのこと。
ワインを飲んでいた隣の客がもう帰る、と言っているのが聞こえました。
それを引き止める店主。
その意味を、わたしたちはすぐ知ることになりました。


この店は料理が運ばれてくるのがおそろしく遅いらしいのです。
それだけでなく注文もなかなか聞きに来てくれません。
店主に悪気はないのはすぐわかりました。
一人でフロアを切り盛りしていて、一生懸命さは見て取れました。そして愛想がよく、笑顔が素敵。
だからなのかはわからないけれど、客は誰ひとりとして文句を言わない雰囲気でした。


注文はしたものの、一時間くらいは平気で待たされそうなので、息子はおもちゃで遊んだり・・
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それから外でお散歩したり。
この季節、ヨーロッパは夜も明るいのがとても羨ましい!1日をトクした気分です。

そして、待つこと本当に一時間。
やっと、運ばれてきたクスクスとタジンがこちらです。
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うん、待った甲斐あり、格別の美味しさでした。
そんなにスパイシーではないので、香辛料を足しました。


勘定の順番もなかなか来ないので
店主の働きぶりをよく観察しましたが、動作がかなり遅めです。
ゆっくりと丁寧にやっていました。
呑気だな~~、と思いましたが笑顔がいいので憎めません。

やっと勘定になり、わたしは店主に聞きました。
「ひとりで全部やっているんですか?」と。
もちろん半分皮肉も込めましたが、単純に疑問として!
(これを聞きとなりの女性がクスっと笑ったらしい。)
店主は上の階に料理人がいるが下で接客するのは自分一人だと言いました。
そしてわたしたちが日本人なので、
僕は柔道が好きなんだ、と爽やかな笑顔で言っていました。


さてエビアンレバンの朝。

お風呂にお湯をためてゆっくり入ろうとバスルームへ。
この水は、エビアンのあの水なのかしら。少なくともそれと同じようなところから出ている水のはず。だとしたらお風呂にするなんてなんて贅沢、と思いながら入りました。

朝食のレストランはかなり賑わっていました。
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わたしたちは空いているテラスの席へ。
昨日の親切なムッシューに紅茶かコーヒーかと聞かれたので、
ショコラはあるか聞いたら持ってきてくれると!
あついショコラが飲みたかったので嬉しい!
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このショコラが今回泊まったすべてのホテルの中でいちばん美味しかった。


窓越しに、中にいるお客さんが息子をニコニコしながら見ていました。

わたしはいつものようにハムとチーズとバゲットでサンドイッチに。
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無塩のバターも塗ると本当にほっぺたが落ちそうなくらい好きです。
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リンゴとあんずのコンポートも食べました。
まるでヨーグルトのように果物100パーセントのコンポートが
スーパーでお安く買えるのが羨ましい、日本でも手軽に買えたらいいのにな。

ショコラのおかわりも持ってきてくれたので、
ゆっくり時間をかけて食べました。
ここは居心地がよいホテル、一泊はもったいなかったです。家族経営で温かみがありました。

食事を終えて、またエビアンの水を汲むためにお散歩へ。

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また息子の水筒と自分のペットボトル(あいにくボルビックのボトルですが今度はラベルをはがしました!)


お土産屋さんをのぞいたり、少しお散歩をしました。
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この坂道の向こうに港が見える感じ、
なんだか函館に似ています!

チェックアウトし、
親切なホテルのムッシューと写真を撮り、
11時すぎ、エビアンレバンをあとにしました。
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このあとは、ヨーロッパ最高峰・モンブランの麓の街、シャモニー・モンブランへ向かいました。