【保存版】スムージーは寿命を縮める⁉︎
ドイツの公式見解と、正しい飲み方のポイント
こんにちは。
リビングフードの専門家、安藤千英です。
最近、
「スムージーは体に悪い」
「果糖が多くて寿命が縮まる」
など、びっくりするような見出しを
目にしたことはありませんか?
SNSや一部メディアでは、
「スムージー=健康リスク」という見方が
取り上げられることも増えてきました。
でも、本当にそうなのでしょうか?
今回は、ドイツ政府の公式発表(連邦リスク評価研究所)と、日本の食品安全関係情報データベースに基づいて構成しています。
スムージーは健康的?それともリスク?
ドイツの連邦リスク評価研究所は
2023年10月、
グリーンスムージーに関する注意点とその安全性をまとめたQ&Aを公表しました。
その中で、スムージーについてはこう語られています
「適度に摂取すれば、健康的なバランスの取れた食生活に貢献する」
「ただし、使う食材や量には注意が必要」
つまり、スムージーは
“飲み方次第”で味方にもなりリスクにもなりうる”
ということ。
そのポイントを、以下に整理してみましょう。
【1】なぜ「寿命が縮まる」と言われてしまうのか?
以下のようなケースでは注意が必要です。
- 糖度の高い果物+甘味料の組み合わせ
- 冷たすぎるスムージーを一気飲み
- 加熱せずに危険な植物部位(葉・皮・種など)を使う
- 同じ食材ばかりを摂り続ける
このような飲み方は、消化器への負担や、栄養バランスの偏りを引き起こす可能性があります。
特に「アンズの種」「ビターアーモンド」「野生のホウレン草」などには、
毒性やシュウ酸の過剰摂取のリスクもあるため、注意が必要です。
【2】「危険」ではなく「正しく飲もう」
- スムージーは基本的に健康的な食習慣の一部
- 誤った材料選びや調理法に注意すれば安全
- 「変化と多様性に富んだ食生活」が鍵になる
冷静で中立的な立場が示されています。
【3】安心してスムージーを楽しむために
ローフード講座でもお伝えしている、
“整えるスムージー”のポイントはこちら
- 葉野菜中心(ケール・小松菜・セロリなど)
- 酸味のある果物を適量(りんご・洋梨・柑橘など)
- バナナは入れすぎない
- 水分は冷やしすぎず常温で
- よく噛むようにゆっくり飲む
- 食材に多様性をもたせ、同じものばかりにしない
「何を入れるか」「どう飲むか」が、体への優しさを大きく左右します。
【まとめ】
「スムージーは体に悪い」
と一言で片づけるのは簡単ですが、
本当はもっと深く、
“飲み方と知識”が鍵になる健康習慣です。
ドイツ政府の発表を読み解くと、
「正しく取り入れることでスムージーは健康に寄与する」
という立場であることがわかります。
どうか、誤解に振り回されず、
今日からも安心して、自分に合った“整える一杯”を続けていきましょう。
【参考資料】
- ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)公式資料(日本語要約)
- 食品安全委員会掲載ページ:
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06160450314