入浴中の自己検診でしこりを発見してから
翌日に、病院に電話をかけましたが
診療は午前中で終了との事

時間は水曜日の午前11時45分

ダメだ、今日は間に合わないや


不安と恐怖が拭いきれないまま
翌日木曜日の午前中に診察に行く事にしました


ちょうど木曜日に乳腺の女性の医師がいらっしゃったので気持ちも落ち着くだろうと思いました


しこりがあると言えど
それが果たして本当に乳ガンに関係するしこりなのか?

検査した時に既に転移していたらどうしたらいいのか?

告知されたらどんな顔をして帰宅すればいいのか?

いやいや、

いやいやいや、

そもそも乳ガンなのか?
恐怖でここで検診を受けるのをやめてしまったら、もしガンがあった場合、大変じゃないか?

早期発見に繋がるかもしれないし、やっぱり行くべきなんじゃないか?


いろんな事が頭の中をぐーるぐる…


検査結果が出るまでは分からないものです
でも、検査した結果ガンが見つかったとしても早期発見なら完治する可能性はかなり高くなる…

きっと大丈夫、絶対に大丈夫。

そう自分に言い聞かせるしかありませんでした





翌日、木曜日はいよいよ検査の日


待ち合いで待機中
看護師さんが症状を聞きに来られました

「はい。えーと、左脇にしこりがあるって事ですね。」と、確認

いや、しこりかどうかも自分で判断できないので来ました…

と言いたかったのですが淡々と進めていく為、突っ込む隙が全くゼロ

0歳児を抱っこしている私
乳腺外来に来ていて、しこりがある…


「しこり」というワードに周囲の人達が一瞬にして凍りついたのが分かりました

子供がいるのに…
まだ若いのに…

そんな感じの目でじろじろ見られたり

「子供がいるのにしこり?えらい事やないか」と直接話しかけてくるおじさんもいました

「いや、乳腺が腫れているのかもしれないし、
分からないから来てるんですよ」

「いやいや、しこりとか自分で分かるでしょ?」

「しこり=ガンじゃないですよ」

こんなやり取りもありました


看護師さんの声が思った以上に大きかったのと
大きい病院なので待ち合いが乳腺外来だけでなく、外科外来の患者さんがわんさかいらっしゃったので余計に居づらくなりました




初めての乳ガン検診です

暗い顔をしてもしょうがないし
よろしくお願いしまーすっ!と、
元気よくにこにこして検査室に入って行きました




まずは触診

医師はハッキリしてそうな年配の女性

どの辺が気になるの?
どんな感じ?

淡々と進めていく女性医師に頼もしさを感じましたが、その逆に淡々とスピーディーに進めていかれる事に対して怖さもありました


脇から胸など押さえるようにさーっと触られました

左脇を触りながら
「この辺にありました。乳腺かな~?って思ったんですけど。」と話すと医師のお顔が少し強張りました

「そこは乳腺ではないですね。」
そう言って改めてさっきよりも丁寧に触診

そして、

「しこり、ないね。はい、じゃぁ次はマンモ行って下さい。」 と言われました


え?


しこりない?

しこりないの??

あら??

でも、お風呂では結構しっかりあったのに…



疑問に思いながら、お次は初めてのマンモグラフィー


痛くないかな?
大丈夫かな?
歯食い縛って我慢するか


ここでもまた、いちいち考えて
マンモ室へと向かいましたー。





つづく